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2017年02月24日

心臓が止まった日のこと3

再び病室へ。

花たんは変わりありません。
いつものようにベッドに横たわっています。

血中酸素を見る機械等は外されていました。

病室はバタバタする様子はありません。
看護師さんがいつものように薬の配分を確認されたり、花たんの頭をなでたり、してくれました。

本当にいつもと同じ景色。
いつもと同じ花たん。
まだ温かい。

だけど、こんな夜中に、この病室で花たんの手を握っていること自体、いつもとは違っています。

あと何時間?何分?
わからないけれど、花たんの終わりを告げられる瞬間はくるのだ・・と思っていました。

それでも最後まで花たんと手をつなぎ、頭や頬をなでました。

花たんがさみしくないように、いっぱいママがそばにいてあげるからね。

もう、この時には、
花たんに「がんばれ」という言葉は出ませんでした。

花たんのペースで生きてくれたらいい
まだ、生きたいなら、ママはずっと一緒にいる、応援する、
でも、花たんがゆっくり寝んねしたいのなら、それでいいよ・・

随分と長く、花たんと一緒に過ごさせていただきました。

花たんの心臓は止まり、先生に時間を告げて頂きました。

無脾の子なので、自分の菌を入れちゃいけない、と
我が子なのに、花たんのお顔に自分の顔を近づけることができませんでした。
亡くなったことを告げられた後、
花たんの顔に自分の頬をあてました。

ママ、花たんの顔を頬ずりしたかったの、
花たんのおでこにキスしたかったの、
ゴメンね、
何もできなくて。
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