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特殊細菌(マイコプラズマ、リケッチア、クラミジア)の特徴と覚えるべきポイント

今回は、一般的な細菌とは性質が異なる
特殊細菌(マイコプラズマ、リケッチア、クラミジアなど)の特徴と覚えるべきポイントを確認しましょう。覚えやす覚え方も紹介します!
(それぞれの特徴の違いを覚えるのが重要です)


@ マイコプラズマ

マイコプラズマは、人工培地で培養できる最小の細菌である。細胞壁をもたないため、細胞壁合成阻害薬は無効であり、多形性を示す。また、細菌としては珍しく細胞膜にステロール(コレステロール)を有する。肺炎マイコプラズマは、肺炎の原因となる。
※マイコプラズマの大きさは200nm〜300nmであり、大腸菌の大きさの1/5以下である
※マイコプラズマの培養はPPLO培地が用いられる
※培養には長期間を有し、結果が得られるまで3〜5週間かかる


A リケッチア

リケッチアは、人工培地で増殖できない偏性細胞寄生性細菌である。エネルギー産生系は存在する。感染の伝搬に節足動物(ダニ、ノミ、シラミ)の媒介が必要である。発疹チフス、日本紅斑熱、ツツガムシ病、Q熱などの原因となる。
※リ「ケッチ」アATP産生系を有するが、「ケチ」だから、自らのATPは利用せず、宿主のエネルギー産生系を利用する
(自分で稼いだお金は使わずに、宿主に依存して生活する)と覚える



B クラミジア

クラミジアは、人工培地で増殖できない偏性細胞寄生性細菌である。エネルギー産生系が存在せず、ATP産生を宿主細胞に依存している。また、細胞壁にはN-アセチルムラミン酸をもたない。感染後、宿主細胞のオートファゴソーム内で増殖し、封入体を形成する。トラコーマクラミジア、オウム病クラミドフィラ、肺炎クラミジアなどの原因となる。
※「クラ」ミジアは、宿主にベタぼれで「クラクラ〜」っとなっており、「もう私は貴方なしでは何もできない(ATP産生はできない)わ」と覚える


C 梅毒トレポネーマ

グラム陰性の微好気性菌、スピロヘータの一種で、細長いらせん状の構造をもつ。性感染症である梅毒の原因となる。血液平板培地で培養できず、通常、培養はウサギの精巣内接種により行われる。
※性行為感染症としてだけでなく、母子感染(経胎盤感染)による先天梅毒もある
※治療にはペニシリン系抗菌薬(ペニシリンGカリウム®や、バイシリンG®)が第一選択薬となる
※ペニシリンアレルギーの場合は、マクロライド系やテトラサイクリン系抗生物質を検討する
※梅毒トレポネーマ(Treponema pallidum)は、生体外では容易に死滅するため、性交などの直接接触でしか感染しない




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