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2019年03月25日

『日々のおしえ』【福沢諭吉】の其之一

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言わずと知れた一万円札の顔『福沢諭吉』

有名な著書に『学問のすゝめ』があるが、今日紹介するのは福沢諭吉が自分の子ども達に書き与えた『日々のおしえ』というもの

その中で『おさだめ』として書かれたものが、日本人としての基本的な精神や道徳をわかりやすく説いています

【おさだめ】

一、うそをつくべからず

一、ものをひろうべからず

一、父母に聞かずものをもらうべからず

一、兄弟げんかかたく無用

一、人のうわさかたく無用

一、人のものをうらやむべからず

一、虫をころし、けものをくるしめるなど、すべてむごいことをしてはならない

一、人の心は、人の顔がみなちがうようにいろいろである。まるい顔、長い顔もあるように、その心もことなる。短気な人、気の長い人、しずかな人、さわがしい人と、みなちがう。それだから、自分の心に合わないからといって、腹を立ててはいけない

とてもシンプル

シンプルでわかりやすい

言われればまったくその通りだと頷いてしまうし、日本人ならよくよくわかっている事なのだけれど、わかっているようで大人になるにつれつい疎かになってしまう事も無きにしも非ず( 実際福沢諭吉の時代にも人のものをうらやむなどする大人を見て諭吉は嘆いている)

大人ができていないのに子どもにそれをやれと言うのは道理がおかしい

今の時代だからこそ、こういうシンプルな教えを親子で守りながら生活し改めて道徳観というものを養っていきたい

参考文献(図書館利用)
福沢諭吉(おもしろくて役にたつ子どもの伝記)
【著者】浜野卓也(文)
【出版年月】1998.12月
【出版社】ポプラ社











posted by これいいよー at 09:03| 福沢諭吉

2019年04月18日

『ようかんのようで、食べられないけど良い香りのするもの』【福沢諭吉】の其之二

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アメリカへ航海する咸臨丸


江戸時代の末アメリカに渡り、その時のお土産にシャボン(石けん)を買ってきた人がいます(江戸時代1603年〜1868年)

その人の名は『福沢諭吉』

後に『学問のすゝめ』出版の他、日本の発展に数多く関わった立派な人物です

今回は、福沢諭吉が咸臨丸でアメリカへ渡った時の様子とシャボン(石けん)を買うまでのお話しです

万延(まんえん)元年(1860年)1月、咸臨丸(かんりんまる)でアメリカへと船出した日本人96名の中に、なんとしてもアメリカへ行って英語を学びたいと思っていた福沢諭吉がいた。同じ船には指揮官として勝海舟、通訳には中浜万次郎(ジョン万次郎)も乗っていた(土佐の漁師だった万次郎は無人島に漂着していたところをアメリカの捕鯨船に救われアメリカで教育を受け帰国。ペリーの黒船騒ぎ以来幕府の通訳として働いていた)。

軍艦咸臨丸は港を出る時と入る時は石炭をたいて動かし、沖に出ると帆を上げて風の力で走る。諭吉達は海が大荒れする季節に航海した為、サンフランシスコに着くまでほとんど毎日暴風雨で、船は木の葉のように揺れ、波は甲板に打ち上げ、船は大きく傾きながら走った

このような状態のため、ほとんどの乗組員が船酔いになり、特に勝海舟の船酔いは酷く船室を一歩も出る事ができなかったという

そんな中、諭吉はというと「牢屋に入って毎日地震にあっていると思えばいいのだ」と言って、奉行の木村摂津守を介抱したり食べ物や衣服の世話までもしていたので皆んなにとても感謝されていたそう

そうして37日間をかけ、ようやくアメリカに着いた諭吉達。そこには歓迎をする人や初めて日本人を見る市民が黒山の人だかりとなって待っていました。刀をさし草履を履いた日本人を見て人々はとても驚いていました

諭吉もまた町を歩き日本とアメリカとの違いに驚いてばかり

『あちらこちらに鉄くずが落ちているが誰も拾わないのか?』

江戸では火事があると、焼け跡から釘を拾おうといつも大勢の人が集まってきていたからだ

『ここではそれだけ多くの鉄が生産されるということか...』

驚くことはまだあった

『ダンス?男女が抱き合って踊るなんて日本では考えられない...』

風俗でも日本との違いを目の当たりにした諭吉は万次郎とこんな会話をしていた

諭吉
『外国語を学ぶという事は、外国人と話すという事だけでなく日本とは異なる文化を知るという事ですな』

万次郎
『おっしゃる通りです。国が違うと言葉だけでなく、考え方も生活の仕方も全く違います。それに気づかないで古いしきたりに囚われてばかりいては国の進歩はありません』

この言葉に諭吉は深くうなずきました。万次郎は元は漁師で特に学問を受けていなかったがアメリカの文化に接し、物の見方が広くなっていたのだ

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咸臨丸へ乗った人達と福沢諭吉(一番右)


そんな事もありながらアメリカでの見聞を広めた諭吉ですが、日本へ帰る前に珍しいものも色々買いました。その中のひとつにあったのがシャボン(石けん)だったのです

日本に帰ってきてシャボンをお土産にもらった人は『ようかんのようで、食べられないけど、いい香りのするものだ』と言っていたそうです


〜ここから掘り下げ〜
福沢諭吉がアメリカへ渡りシャボン(石けん)を買うまでの話しはここで終わりです。が、ここから石けんについて少し掘り掘りします

諭吉がシャボンをお土産に買ってきたのが1860年。そこから今のように石けんが皆んなに使われるようになったのはいつ頃からで、それまでは何を使っていたのか

石けんが庶民の間でも使われるようになり始めたのは昭和の初め(1910年代)頃で歴史としてはまだ100年そこそこ。石けんがまだまだ高価だった時代はほとんどの人は使い古して柔らかくなった布で袋を作り、その中に米ぬかや洗い粉(あずきや大豆を粉にしたもの)を入れた『ぬか袋』というものを作り、それを濡らして体を洗っていた

米ぬかといえば今は「ぬか漬け」に使うぬか床とか、老舗旅館でぬかを煎ったもので床を磨くとかいう話しを聞いた事はあるけど、なかなか日常生活で目にする機会は少ないように思える。それが100年ちょっと前にはお風呂で身体を洗うものに使われていたなんて想像もしていなかった

更に昔、初めて石けんが日本に渡ってきたのはいつなのか?

初めて石けんが日本に伝わったのは1500年代。ボルトガルから伝わり「しゃぼん」と呼ばれ、汚れを落とすためではなく『薬』として使われていた

日本で初めて石けんを作ったのは横浜の「堤磯右衛門(つつみいそえもん)」という人で、フランス人から作り方を教わり横浜に石けん工場を作り、苦労のすえ1837年(明治6年)に初めての国産洗濯用石けんを売り出した

今では当たり前に使っている『石けん』
その歴史に福沢諭吉が関わっていたり石けんの前は『ぬか袋』だったり

当たり前に使える事に慣れてしまっているけど、当たり前の中にある歴史とか苦労とかもよくよく分かった上で毎日いい香りの石っけんを使える事に改めて感謝したい


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浴用せっけん(生活クラブ生協)

参考文献(図書館利用)
「福沢諭吉(こどもの伝記)」浜野卓也文
「もののはじまり(辞書びきえほん)」陰山英男監修
「昔のくらし」田中力監修









posted by これいいよー at 00:00| 福沢諭吉

令和元年
十二月【師走(しわす)】


【満月(望月)】十二日
【晦(つごもり)】二十五日
【新月(朔(さく)】二十六日

旧暦で十二月は『冬』
晦は月が隠れて見えなくなる月の最後の日(月籠り)


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