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2016年09月21日

ディアボーイズの続きが見てみたい102話  〜開始35秒〜

高階「まだまだ、当たれぇぇぇ〜〜」


西村(スローインすらできね〜)


青南監督(くっ、今のフリースローはタイムだった・・・しまった)


ビーーー!
「5秒オーバータイム」



湯川「高階わかってんだろうな」


高階「開始35秒だったっけ?」


南山(また5秒減ってる・・・)


近藤(いける。いける。いけるぞ)


榎本(悔しいけど、このおっさん二人やっぱすげ〜)


南山のスローイン。


青南もこれ以上やられてたまるかと、湯川を必死にマーク



藤原「決まったな」
哀川「だね」
三浦「こういう時のシュート確率は、実は僕よりも高いんだよね」
土橋「ああ、いつも追いかける時はあいつの長距離があったよな」
石井「あの誰からも気付かれずにフリーになる才能。観客としてみたらわかるんだけど」


哀川「そう、コートの中にいたらわかんないんだよ」



シュッ  パシ


にやぁぁぁ〜〜 不気味な笑みの高階トーヤ


すぐさまシュートモーションへ


トーヤ「後半ドフリーになったよ、一発目スリーポイントシュ〜」


杏崎・水前寺・榎本(また、わけわかんない事言ってる・・・)


ザシュ。


「うわ〜〜〜逆転だぁぁぁぁ」


トーヤ「35秒ぴったりだ。ふふふ、これぞ有言実行」


榎本(この二人本当にやりやがった)


ベンチで当然よ。という表情の氷室




50対50





高階「あれ、逆転じゃないの??」


湯川「おめえ、バカか。少しラインの中に入ってたぞ。2点だ。35秒で逆転、無理じゃね〜かよ」



石井「あはは、さすがトーヤだ。なんかここぞ、という時に何かやらかすのはいつもあいつだ」


哀川「そうだね。あれで逆転したつもりになってたね」


藤原「更に上に行く為には、ああいう1点もバカにできない。だろ」


哀川「うん。そうだね」



コートでは

青南監督「こらぁぁぁぁ。高階をフリーにするな」


西村(っていってもこのでかいのを止めないと・・・)



氷室「ふふふ、具体的な指示が出来なくなっているわね」


杏崎「はい、それはそうですよ。あの二人を止めるのは苦労しますから。それに・・・」


氷室「青南のメンバーは前半のハイペースで、既にスタミナを殆どなくしている」


杏崎「先生、やっぱりそこまで計算に・・・」


ウインクする氷室
「当然よ。うちのメンバーの実力と練習量をなめてもらっては困るわよ。うち相手に前半だけで50点も取れるチームなんて、そうそうない。そんなハイペースの試合をすれば・・」


杏崎「後半は動けなくなる・・・」


氷室「そうね。でもまぁ、それでも青南が前半50点もとるなんて、予想は出来なかった。かなり強いチームよ。最近一気に伸びてきたって噂は本当だったようね。ただ、相手がうちのチームってのが、運が悪かったわね」


杏崎(そこまで考えていたんだ)


大声をはりあげる氷室
「こらぁぁぁぁ、トーヤ。油断するなぁぁぁ。この試合100点取らなきゃ、あなた次の試合使わないわよぉぉぉぉ〜〜」


高階(ひぃぃぃぃ〜〜相変わらずドSな氷室センセ)


それが聞こえてくる観客席では、秋吉と森高が自分に重ねて「うんうん」とうなづいていた・・・


DEARBOYS NEXT



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