2017年10月11日

【DVD映画ソフトレビュー】ダイ・ハード4.0 / Die Hard 4.0

■ソフトタイトル:ダイ・ハード4.0 / Die Hard 4.0


ダイ・ハード4.0DVD.JPG






オフィシャルサイト:
公式サイト.JPG






Blu-Rayソフトレビューはこちら




ソフト情報



■リリース:
 発売:20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
 時間:129 min
 レーティング:G(日本) / PG-13(米国)
 制作年:2007年
 発売日:2007年11月7日

■映像:
 コーデック: MPEG-2
 解像度: 480p
 アスペクト: 2.35:1(シネマスコープ)

■オーディオ:
 English:DTS 5.1ch 48khz
 Japanese:Dolby Digital 5.1ch 48khz <劇場公開(野沢那智)バージョン>
 Japanese:Dolby Digital 5.1ch 48khz <DVDオリジナル(樋浦 勉)バージョン>

■字幕:
 日本語、英語

■ディスク:
 DVD Disc
 片面2層 (2 DVD-8.5GB)

■リージョン:
 Region 2

■最大ビットレート(おおよそ)(MPEG-2上限:10.08Mbps):
 -Mbps(未計測)

■平均ビットレート(おおよそ):
 -Mbps(未計測)

■映画映像マスタ:
 素材:Super 35(フィルム)
 プリント:35 mm
 マスタ:Digital Intermediate (2K)
 
■映画映像マスタリング(DI(Digital Intermediate)、マスタリング):
 Deluxe(マスタプリント)
 IVC (デジタルマスタリング)
 Company 3(DI)

■映画音響:
 Dolby Digital EX、DTS、SDDS

■映画音響スタジオ(Sound Mix / Re-recording)(サウンドトラック除く):
 Los Angeles Center Studios (サウンド・ステージ)
 L.A. Mad Dogs (ADRレコーディング)

■制作背景
・制作予算:約110億円/100円換算
・世界興行収入:383億円/100円換算
・撮影:アメリカ(メリーランド、ニュージャージー、カリフォルニア、ワシントンD.C.、ペンシルベニア)

■賞:
3つの賞を受賞し、アカデミー賞を含むの16の賞にノミネート。





キャスト情報



■監督:レン・ワイズマン(アンダーワールド、トータル・リコール(2012年)など)



■出演者:

ブルース・ウィリス / Bruce Willis
ブルース.JPG


ティモシー・オリファント / Timothy Olyphant
ティモシー.JPG


ジャスティン・ロング / Justin Long
ジャスティン.JPG







映像クオリティ・レビュー総評




【画質】 ちょっと濁っている


■DVD映像マスタ:(DVDとBDのレビュー共通)
Super 35で撮影されたネガティブフィルムを、DeLuxe社がポジティブ・プリントし、それをIVC社がダイレクトスキャンしデジタル素材化。
この素材で、監督であるレン・ワイズマンなどがカラーグレーディングなどの処理をしたりCG処理をしたり編集して映画の形になったデジタル素材を、Company 3社がDigital Intermediate (2K)化したものが、映画用マスタです。
この映画のDigital Intermediate (2K)を、DVDソフト用にダウンコンバートしていると思われます。

撮影フィルムのポジティブをダイレクトにマスタ化しているため、フィルムグレインは、ほとんど感じられないフィルム映像という不思議な画になっています。
通常は、撮影ネガティブから起こしたポジティブフィルムからは、破損などのリスクを避けるため、マスタ化しません。
この作品では、映画マスタを制作する前に、撮影フィルムのポジをスキャンしていき、デジタル化したもので映画用マスタを作るプロセスとしたため、このような上流素材でのマスタリングが行われ、結果的に高画質なマスタが出来たわけです。
※間違えているかもしれません

ただし、この作り方の場合、マスタを2K以上の4Kとか8Kにしていくには、全部作り直しが必要です。
再度撮影カットで途切れた断片の塊のポジティブフィルムを、4Kとか8Kでスキャンし直し、そのデジタルデータを再構成(並べ替えやカット)して、カラーグレーディング処理やCG処理を加えていく必要があります。
ということで、制作された2007年から2017年現在、高画質2Kのマスタですが、4K以降の世代になっていくと、作り直しをしない限り、素材は2Kのままです。


■映像総評:(DVDとBDのレビュー共通)
映像のレビューをしていると、大体の法則が見えてくるのですが、マスタが高品位(DIの出来)ですと、ソフトも大体高画質です。
ということで、マスタ素材とDIがどのレベルなのかわかれば、そのソフトの出来がわかるという話です。
で、このDVDソフトですが、フィルム撮影ですが、ダイレクトスキャンなどの制作方法により、高画質です。
撮影がフィルムで高画質なソフトは今では貴重です。
フィルム撮影がメインの頃の作品は、DI化がちゃんとしていないため、1K以下(DVDレベル)のDIが多く、BDになっても2Kにアップコンバートしているケースが多いためです。
暗いシーンが比較的多く、また監督の特徴であるカラーグレーディング(色調補正)が強めの影響で、再生環境を選びます。
特に、特定の色がちゃんと出ないモニタやプロジェクタの場合、色が濁ったり、暗部擬似色が出たりします。
青緑の色調がかなり強いので、この色が透明感をもって表現できるシステムでないと厳しいです。
また暗いシーンや夜のシーンが多く、再生機器の能力が問われます。
管理人は、本ソフトの購入当時、古いSONYのプロジェクタ(720pまで対応)でしたので、暗部は黒浮きして色はにじみ、ちゃんと再生出来ていませんでした。



・解像感:
フィルムとは思えない解像感がある高画質映像です。
顔の傷やしわやひげなど、詳細に分析しています。
撮影アングルやアップ撮影などの影響もあり、かなりのディテイルまで写し込んでいます。
DVDの解像度の限界で、120インチスクリーンでは、少々ピンボケ風ですが、マスタの高解像度によりBDと比較しない限り気になるレベルではありません。


・ノイズ感:
フィルムグレインがありますが、撮影ネガティブのポジからダイレクトスキャンした映像は、克明でアナログによる悪いノイズはありません。
顔や髪の毛の影部分に、擬似色が乗っているシーンが散見されます。
カラーグレーディングによる色補正がデジタルノイズになってると思われます。
撮像素子が未熟なデジカメで撮影した時も、このような擬似色が暗部に出ますね。
煤けた粒子感が暗部に散見されます。


・鮮度感:
空気感や透明感は、2017年現在、素材がフィルムとは思えないどこまでもクッキリした現代的な表現です。
輪郭表現の線はフィルムの関係でちょっと太めですが、実在感はあります。


・階調性:
コントラストがかなり効いているので、誰もが目に鮮やかに映ると思います。
ちょっとベタ塗り風のシーンもあり、平たい印象もあります。


・カラー:
監督の趣向で、青緑の深い色調です。
監督の代表作である「アンダーワールド」と同じです。
この青緑の色がカリフォルニアの陽光と混ざっている屋外シーンでは赤茶けた色になって暗部が少し濁ります。
これは元からそうで、ソフトのせいではないと思われます。
透明感はありますが、厳しいシーンもいくつかあります。




予告編



ダイ・ハード4.0 - 予告編(FOX)






音声クオリティ・レビュー総評



【音質】 最強



■音響マスタ:(DVDとBDのレビュー共通)
DTS 5.1chは、BD用のDTS-HDMA音声のDTSコア部分を抜き出してDVD用にマスタリングされたものだと思われます。
BD版のDTS-HDMAと音質傾向がほぼ同じだからです。

2017年時点で、DVDとしては、ほぼ最高の音声でサラウンドもSE音も銃声も爆発音も戦闘機音もぴか一です。
サウンドトラックと芝居部分とのバランスも良好です。
監督や音響関係者のこだわりとしか言いようがないですね。



■音響総評:(DVDとBDのレビュー共通)
DVD最高音声の1つです。
BDとほぼ同じ音質です。
DBとの違いは、サラウンドの情報量が減り、音場が狭くなります。
狭いと言っても比較上の問題で、通常のDVDの中では広いほうです。
またコントラストが若干甘くなったり、シーンによって起伏が出ます。

マルチチャンネルに配置された音が独立して分離感よく鳴ります。
冒頭の爆発音から音の見せ場満点で、アパート襲撃の銃声は鋭く重たい解像感の良い音です。
この乾いている締りの良い音は、カリフォルニアのスタジオ収録の音だとすぐに分かります。
中盤の発電所爆破の音は、地響きを伴い、且つ細かい破砕音などの膨大な情報量を伴って鳴るところがこだわりを感じます。
終盤の戦闘機の音など、大音量でジェット音が移動感を伴いサラウンドします。
アパート爆破、ヘリとの攻防、銃撃戦、カーチェイス、発電所爆破、巨大ファンのある空間での攻防、大型トラックの暴走、戦闘機のジェット音・ミサイル・機銃・爆破など音響マニアにはこれ以上ないほどの音と見せ場が容易されています。
これらがサラウンドジャンキー狂喜乱舞するほどのてんこ盛りサウンドで迫ってきます。


・ダイナミックレンジ(音域バランス):
ダイナミックレンジは広く、台詞にボリュームを合わせていると、ものすごい轟音が鳴ります。
中盤の発電所爆破の音は、視聴している部屋の地響きを伴いますので、ボリュームを下げずに観ると、マンションの別の部屋にも響いている気がします。
Blu-Rayに比べると、若干せまくなりますが、それでも広大です。


・瞬発力・量感(キレと強さ):
強烈な瞬発力と筋肉質の量感です。
高域は切れ込みが鋭く、低域は大重量物が落ちてきたような音です。
スピード感と芯があるお手本のサウンドです。


・情報量(台詞、SE音、音楽):
台詞:
クリアでワイドレンジな声は、口や舌の表現まで克明です。
アクションシーンなどのセリフは同録のためか、平板だったりします。


SE音:
丁寧に情報量も多く作られたSE音です。
屋外の暗騒音や反響音まで細かく作られています。
Blu-Rayに比べると、少し情報量が減ります。

音楽:
音楽が芝居を邪魔することなく、音像感豊かに鳴ります。
立体感を伴い、フロント左右の分離も良く、サラウンド配置も優秀です。


・サウンドデザイン(音像感と音場感含む):
音場はシーンごとの空間を的確に表現して、ワシントンD.C.の屋外になったり、巨大な空調ファンの通路の狭さや包囲感を表現したり、空間表現が良いです。
またサラウンドへの音響配置も手抜きがなく、高速道路の破砕音や戦闘機の機銃掃射音、どれを取っても優秀です。
また、銃声も鋭く重たくタイトで、移動感を伴い、細かい着弾音までサラウンドで的確に表現しますので、銃声マニアにも大満足の音です。
1音1音が克明、タイトで、音像感に振り切っているサウンドデザインです。


・サラウンド(移動感含む):
サラウンドの情報量は膨大でマルチチャンネル天国のような音響です。
SE音や環境音、台詞、音楽全ての要素がマルチチャンネルに配置してあります。
サラウンドのサウンドチェックやデモにもぴったりです。
BDに比べると、少し情報量が減った分、大味に感じる部分もあります。






クオリティ・レビュー詳細




★総合クオリティ(1〜75点)(DVDお勧めレベルは65点以上):77点 / 75点満点


全てをクッキリさせる解像感と劇画調のコントラストで、体育会系の映像です。
かなり強いカラーグレーディングによる色調補正の再現性で評価が変わると思います。
音声は圧倒的に最強です。


★映像クオリティ(1〜70点)(DVDお勧めレベルは60点以上):73点 / 70点満点

 解像感(1〜73点)              :77点
 ノイズ感(1〜65点)             :68点
 鮮度感(1〜75点)              :75点
 階調性(1〜73点)              :73点
 カラー(1〜68点)              :74点

★音声クオリティ(1〜80点)(DVDお勧めレベルは70点以上):80点 / 80点満点
DVD音声の満点はロッシー(DTS、DolbyDigital)とリニアPCM(DVDビットレート)の80点を超えない基準にしています。

 ダイナミックレンジ(音域バランス)(1〜80点):80点
 瞬発力・量感(キレと強さ)(1〜80点)    :80点
 情報量(台詞、SE音、音楽)(1〜80点)     :75点
 サウンドデザイン(1〜80点)         :83点
 サラウンド(移動感含む)(1〜80点)     :83点



※レビュー基準についてはこちら
http://fanblogs.jp/audiotheater/archive/3/0



商品ソフト紹介



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オーディオとホームシアターが三度の飯より好きなアラフィフ管理人です。どちらかと言えばホームシアターのほうがオーディオより好きです。映画ソフトはかなりたくさん観てきましたので、機器だけではなくソフトのクオリティ・レビューも気ままにしていきたいと考えてます。機材検討やソフト購入検討のお役に立てれば幸いです。
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