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2016年08月03日

模擬問題より過去問題を優先しよう【全商検定攻略法】

ここでは全商検定にサクッと合格するための勉強法の1つをお伝えしたいと思います。

タイトルにあるとおり、模擬試験問題(予想問題)より過去問題を優先的に解きましょう。模擬試験問題は必ずしも解く必要はありません。

ただ、最近新たに現れた「会計実務検定」の管理会計や「ビジネスコミュニケーション検定」は過去問が少ないので、模擬試験問題集のウェイトが高くなりますが、他の検定では過去問題を先に解いてください!

特に、「全商簿記」「全商情報処理検定」は模擬問題を解く必要はあまりないとおもいます。

なぜ模擬問題ではなく過去問題をやるべきなのか?

最大の理由は、「模擬試験問題集」の問題クオリティーがいまいちということです。

全商検定関係のテキストの出版社といえば、ほとんどが「実教出版」「とうほう」だと思います。

私は両方の「模擬試験問題集」を解いたことがありますが、模擬問題はかなり簡単な問題で仕上げている回もあれば、全体的に難しい回もありました。なので、模擬問題を解くたびに点数が大幅に乱高下しました。

これでは自分の実力がよくわかりません。さらに、本試験では出題されないようなマニアックな問題が出ることもあります。実際の全商検定では出ないような問題も多々出題されるので、全商検定対策にはちょっと不満です。

他検定の模擬問題集についても同じ

問題クオリティーが低いのは、出版社の競争がなく商業高校が毎年一括で買ってくれるからかもしれないですね。

ちなみに、全商検定だけでなく、「日商簿記検定」についても同じことが言えます。
「実教出版」は日商簿記検定の模擬試験問題集も出版しています。しかし、やっぱり問題クオリティーがかなり低いです。

ですので、日商簿記については「TAC」などの大手出版社が出版している模擬問題や過去問題を解くのをおすすめします。全商検定と違って日商簿記には出版ライバルが多数存在するので、大手のTACさんの問題クオリティーは模擬問題でもかなり高いです。解説も親切丁寧です。

まとめ

まずは過去問題を十分に学習して、それで時間が余ったら模擬問題をやるようにしましょう。
「模擬問題集ばかりやって、過去問題を解く時間がなかった」ということが絶対にないようにしてください。 ただし、全商検定は改訂が多いので、過去問題が十分にない場合は予想問題集も解かないといけないでしょう。

模擬問題を解くときは1回1回に一喜一憂せず、「模擬問題は問題がいまいちだから、本試験ではどうなるか分からない。」といった気持ちで学習していきましょう。




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公立商業高校(情報処理科)を卒業しています。 商業高校生の先輩として全商検定や学校生活についてアドバイスします!
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