DVD映画レビュー:ゲド戦記
ゲド戦記
おすすめ度(★★★☆☆)
かつて宮崎駿監督が映画化を断られた「ゲド戦記」
「スターウォーズ」「風の谷のナウシカ」に多大な影響を与えてきた原作が20年のときを経て映画化
原作6巻は「指輪物語」に負けず劣らず語り継がれるファンタジー超大作
宮崎駿の息子である宮崎吾郎初監督作品
第30回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞受賞
「世界の均衡」をとるために「光と闇」を受け入れる
「この時代をまっとうに生きる」ための映画
こんな人にオススメ
- 過去の自分と向き合う勇気が欲しいあなた
- 不振な事件が相次ぐ現代に何か感じるものがあるあなた
- 環境・薬物依存・人身売買・親殺し・差別など人間が起こしてきた問題に不満を感じているあなた
あらすじ
太古の昔、人間と竜は別々の世界で生きる道を歩んだ。
人間は大地と海を、竜は空と火を選んだ。
世界は均衡を保つためこのほかにもあらゆる事象を起こしてきた。
しかし、突如人間界に共食いをする竜が姿を現した。
時同じくして世界中で作物が枯れ、家畜が倒れるという謎の疫病が蔓延することになる。
この世界の均衡を破ろうとする災いの根源を探るために大賢人ハイタカは旅に出る。
旅先で狼に追われる少年アレンを助け共に旅をすることになるのだが…
逸話
原作「ゲド戦記」はアメリカの作家アーシュラ・K.=グウィンが書いた大ベストセラー小説です。これまで映画化の話は幾度も上がっていたにもかかわらず原作者がかたくなに拒否し続けてきた作品でもあります。かつては宮崎駿監督も一度映画化を断られています。
この作品はスタジオジブリの功績が世界的に高い評価を受け原作者がスタジオジブリを認め映画化のオファーを出したために実現しました。
この原作はあらゆる映画監督に影響を与えた作品です。原作は、「スターウォーズ」「風の谷のナウシカ」も多大な影響を与えた作品といわれています。
何度見ても面白い注目ポイント
- はじめのテロップ(引用)をよく読んでから作品を理解したほうが内容をつかめます。
- あらゆる問題に焦点が当てられているので少々頭が混乱するかもしれませんが、すべて最初の引用文を元に考えることができます。
- さすがはスタジオジブリという感じの絵。登場キャラもこれまでの作品に出てきたキャラを連想させる濃い面々なので「このキャラは誰々」と思い描きながら見ても楽しめます。
- 情景や心情を表現するためかBGMはわりと静かです。(私は寝れない夜にこの映画を観ると100%途中で安眠に入ることができます(笑))
- クモは男です。
- 全6巻からなる長編小説なので今作2時間にまとめるのには内容が凝縮されすぎている感があります。
アレンの声は「コクリコ坂」でも主演声優を演じるV6の岡田准一。
ゲド戦記(6点6冊セット) (岩波少年文庫)
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