キネマ旬報賞５部門受賞

第２５回日本アカデミー賞１４部門受賞

第４４回ブルーリボン賞３部門受賞

直木賞を受賞した小説の映画化。

窪塚洋介、柴崎コウをはじめとする出演人が見事に小説の世界観を再現している。

こんな人にオススメ

• 窪塚洋介が好きなあなた
  



• 宮藤官九郎が好きなあなた
  



• 国籍を気にして生きているあなた
  



• ドラマ『ＳＰ』にはまったあなた
  

あらすじ

…「これは僕の恋愛に関する物語だ」。

在日朝鮮人の杉原の父親は朝鮮から日本に移り住んだボクサー。少年時代から杉原（窪塚洋介）はボクシングで自分を守ることを教えられ育った。

そんな杉原は、スーパー・グレート・チキンレースの生存者伝説の男タワケ先輩（山本太郎）とつるむようになり数々の悪事を働く。

物語は杉原が伝説の男になるシーンからはじまる…

それぞれの思いが国という縛りの中で揺れ動き交差する恋愛物語。

逸話

1. 柴崎コウはこの映画で高く評価され、一躍トップスターの仲間入りを果たしました。
   



2. 『フライ・ダディ・フライ』『レボリューションＮＯ．３』など数々の傑作小説を書いてきた金城一紀の代表作です。
   



3. 「名前ってなに？バラと読んでいる花を別の名前にしてみても美しい香りはそのまま。」〜シェークスピア作：ロミオとジュリエットからの引用が冒頭で表記されます。この映画はこの言葉を見事に表現した映画といえるでしょう。
   



4. ラストシーンのセリフ類は小説と映画で少し異なります。
   

何度見ても面白い注目ポイント

1. いろいろな条件が重なり合うストーリー展開
   



2. 日本映画独特の静かな雰囲気のなかに個性豊かな登場人物が映える最高の間。
   



3. 杉原（通称：クルパー）を始め、タワケ先輩、ヤクザの息子加藤（村田充）などのいかれっぷり
   



4. ジョンイルの粋な文学少年ぶり
   



5. 日本アカデミー賞主演男優賞を受賞した窪塚洋介の演技
   



6. 日本アカデミー賞最優秀女優賞を受賞した柴崎コウの演技
   



7. 日本アカデミー賞脚本賞を受賞した宮藤官九郎の脚本構成などなどあげればきりがありません。
   



8. 落語をききながらジョンイルから借りたシェークスピア全集を読むシーン、真夜中の学校に侵入し名前を教えあうシーン、駅で助けを呼ぶシーン…あらゆるシーンで泣けます。
   

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