2009年11月25日
石垣マニアに捧ぐ
先日、和歌山城の見所の記事でoryuさんが見事なキラーパスを出して下さいました。
今回はちょっとマニアックな和歌山城をご紹介します。
和歌山城には3種類の石垣があります。
これは、城主豊臣秀長→浅野幸長→徳川頼宣という3代で補修が行なわれていること
そしてその工法による違いなのです。
一番古い石垣はこんな感じ。
↑
野積みと言って、自然の石を加工せずそのまま積んでいます。
つまり、作業は早いけれど、敵が登りやすい石垣なのです。
それに対して、
↑
箱積みと言って、石を箱のような形に加工して積んでいます。
敵が登り難そうですね。でも加工に時間がかかります。
この石垣は、和歌山城の中で一番高い石垣で高さは23.4mあります。
もっと凝った石垣がこちら
↑
亀甲積みと言って、亀の甲羅のような形に積んでいます。
どこのお城でも、石垣には刻印が見られますが、
和歌山城の石垣も例に漏れず、いろんな刻印が見られます。
それはまた、後日改めてご紹介します。
この紅葉はどこから生えているのでしょう?
なんと、石垣から生えています。まさに、ど根性紅葉ですね。
おまけ。紅葉渓庭園で一番赤い紅葉です。
【和歌山城の最新記事】
この記事へのコメント