今宵も元気なウサギです。
現在は「L.A.」に訪問しています。さて、そんなウサギですが、「日本のパスポートの歴史」に「ひとつの幕が下りた」ような出来事がありましたので、シェアしていきたいと思います。
★(パスポート)増補廃止
おなじみの日本のパスポート。5年有効の紺色と10年有効の朱色は、空港でよく見かけますよね。今回、「一つの幕が下りる」と言われているのは「増補廃止」になった事を言っています。「増補って何」って方も見えると思いますが、過去、海外出張が多かった方や海外駐在されていた方には非常になじみがあって、この制度に助けられた人も多かったのではないでしょうか?
★増補とは
パスポート内のスタンプを売ってもらう場所がなくなってしまいそうな時に、1回だけスタンプを押すページを追加してもらえるという制度です。2,500円を支払って40ページの追加を頂けるというもの。
10年程前は、日本の出入国で「スタンプ2個」訪問先の国の入出国で「スタンプ2個」と言った具合に、どんどんスタンプが押されていきますので、パスポートの有効期限がたくさんも残っていても、スタンプが押せないので更新する人もいました。そんな当時に対応した制度でしたから、まさに救世主的な制度でした。
★なぜ廃止になったのか
*増補廃止:2023年3月27日
実は、2019年くらいから「増補」の必要性について、様々な協議がされていたのです。そもそもDX等を促進している中で、いつまでも紙面にスタンプを押す制度で良いのかという観点で考えていただけると、わかりやすいかもしれません。結果として、下記の3点を主体に廃止となったようです。
・顔認証等の電子化が進み、入出国スタンプを押さない国が増えた。
・「G7」の中で「増補」を体制として残していたのは日本だけであった。
・「増補」するとぱすぽーとの「偽造」を疑われる場合があった。
★ウサギの独り言
いろんな事が加速する時代になったね…。
2025年問題。2030年問題。2050年問題…。「年号数字」と「問題って言葉」をくっつけるのが「流行り病」のようにSNS等媒体として拡散される時代。確かに技術の発展は目覚ましく、「移り行く」というよりは「追い越していく/飛び越えていく」って、イメージが強いですよね。
一方で「共有するノスタルジー」も「狭い世界での共感」に変化しているように思うウサギ。今回の「増補廃止」も「そのひとつ」かもしれない。このまま同じ思いにふけることができる人が少なくなるのだろうかという寂しさを覚えつつ、「人は捨てたもんじゃない」と根拠のない期待を未来に思い描いてしまうウサギでした。
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