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2014年02月27日
水雲問答-(祝融の災)
(雲)ー問
凡(およ)そ祝融(しゅくゆう)の災(わざわい)、大にして
火勢猛烈たるとき人敢(あえ)えて近づかず。
もし近づくときは、必ず焼爛(しょうらん)す。
一時の火すら斯(かく)の如し。
況(いわん)や季運(きうん)に赴くとき、人是を清めんとする。
愚の甚だしきなり。
花の春過ぎて枯れ行くとき、郭橐駝(かくたくだ)あるとも是を
養うこと候わず。
枯れ行くときは抑えずして、種を来春に残すを識者の業とす。
治国の策また然り。
(水)ー答
太田道灌(どうかん)の詠に、「いそがずばぬれざらましを旅人の
あとより晴るる野路(のじ)の夕立」
如何(いか)にも時を知らで勇往直前する者を戒め候には能(よ)く
申(もうし)とりたる歌に候。
凡(およ)そ祝融(しゅくゆう)の災(わざわい)、大にして
火勢猛烈たるとき人敢(あえ)えて近づかず。
もし近づくときは、必ず焼爛(しょうらん)す。
一時の火すら斯(かく)の如し。
況(いわん)や季運(きうん)に赴くとき、人是を清めんとする。
愚の甚だしきなり。
花の春過ぎて枯れ行くとき、郭橐駝(かくたくだ)あるとも是を
養うこと候わず。
枯れ行くときは抑えずして、種を来春に残すを識者の業とす。
治国の策また然り。
(水)ー答
太田道灌(どうかん)の詠に、「いそがずばぬれざらましを旅人の
あとより晴るる野路(のじ)の夕立」
如何(いか)にも時を知らで勇往直前する者を戒め候には能(よ)く
申(もうし)とりたる歌に候。