食事療法−胃・十二指腸潰瘍

胃・十二指腸は、生命を維持していくのに不可欠な栄養素を体内に取り込むという、とても大切な働きをしている。
丈夫にできていて、なかなか故障しないはずですが・・・・・

胃・十二指腸潰瘍で悩む人は消化器の病気を持つ人の中でもかなり多い。
丈夫な働き者−胃・十二指腸には、ついつい無理をかけてしまいがち。


1、 胃・十二指腸潰瘍になるのはどうして?
胃から強い消化力を持つ胃酸が出て、食べ物を消化しています。この胃酸の働きで、胃壁自体が消化されては困りもの。普通は、粘液が胃壁全体を覆って、胃酸から胃を守っています。
ところが、いったんバランスが崩れると、粘膜が薄くなり、胃壁にびらんや潰瘍、ひどい時には穴が開くことがあります。
この攻めと守りの絶妙なバランスを崩すのが、ストレスや不規則な食事、胃への刺激物です。胃にやさしい生活とは、おだやかな規則正しい生活です。

※ やっとかめニュ−スで、ストレスの詳細を次回に配信する予定です。

2、 薬と食事でバランスを回復!
胃・十二指腸潰瘍になると、かつては極端な食事制限をしたこともありますが、現在では、胃酸の分泌を抑え、胃壁を守れる優れた薬が登場している。薬物療法を行いながら、食事の注意を守ることが大切。
極端な制限を行うより、食事で体力を回復することが必要となる。

● 胃にやさしい食事と生活
�@ 規則正しい食事と休息
１日３回規則正しい食事をとり、生活リズムを守って、十分な睡眠をとる。
不規則な食事や睡眠不足が、潰瘍発生の原因となる。食後の休養・安静も大切。

�A 服薬は、きちんと規則正しく
医師に処方された薬は、決められた量を規則正しく飲む。風邪薬など、処方以外の薬を飲むときは、必ず医師に相談。

�B たばこは、胃の大敵!
喫煙は、胃・十二指腸の大敵。煙が溶けて、直接粘膜を荒らすほか、血流を減らして潰瘍を治りにくくする。また、再発の可能性も高くなる。

�C アルコ−ルは禁物
濃いアルコ−ルは、胃壁の粘膜を洗い流してしまい、粘膜を直接傷つけます。
潰瘍に悪い影響を与えるだけでなく、空腹時に飲むとアルコ−ル性急性胃炎などを引き起こす。

�D ストレスが胃を直撃
胃は心の鏡。精神的な影響が、しばしば胃に現れる。ストレスがかかると胃の血流も悪くなり、粘液が減少。胃酸の分泌も増加して潰瘍の元になる。

�E よくかんで、楽しい雰囲気で
楽しい雰囲気の中で、よくかんでゆったり食事をすることは以外に大切。スム−ズに消化・吸収することにつながる。

�F 熱いもの・冷たいもの・刺激物に気をつけて
熱いもの・冷たいものは、胃に刺激するので気をつけます。また、味の濃いものや刺激の強いものも、胃酸の分泌を促進するので、食べ過ぎないようにする。(少量の香辛料は可)

�G 固いもの・線維の多いものは少量にする
固いものや線維の多いものは、消化しにくく、胃に負担をかけるので食べ過ぎないようにする。

● 胃にやさしい料理

豆腐と白身魚の蒸し物
�@ 豆腐1/4丁をさっと湯通しする。白身魚50gを大きめのそぎ切りにして、塩・酒少々をふる。
�A さやいんげんは筋をとり、半分に切って柔らかく塩ゆでにする。
�B 深めの皿に�@�Aを盛り合わせ、だし汁150cc、しょうゆ小さじ2/3、塩少々、みりん小さじ2/3を合わせて注ぐ。
�C �Bにラップをゆるくかけて、電子レンジで５分加熱(時間は、ようすみながら)

さわらの揚げおろし煮
�@ さわら１切れは、小麦粉をまぶして180度の油で揚げる。
�A �@をざるにのせて熱湯を回しかけ、油抜きをする。
�B なべにしょうゆ大さじ1/2、砂糖小さじ1/2、酒大さじ1、水大さじ2を煮立て、�Aを入れて煮る。
�C 火が通ったら、大根おろしカップ1/3を加えて、さっと煮て出来上がり。

かぼちゃのポタ−ジュ
�@ かぼちゃ50g、じゃがいも25gをさいの目に切る。玉ねぎのみじん切り大さじ1を用意。
�A 鍋にバタ−小さじ1を溶かし、玉ねぎを炒める。しんなりしたら、かぼちゃ・じゃがいもを入れて炒める。
�B �Aにひたひたの水を入れ、柔らかくなるまで中火で煮る。
�C �Bをミキサ−にかけ、牛乳1/2カップを加え、鍋に戻して温める。塩少々で味を整え、仕上げに生クリ−ム大さじ1を加えて出来上がり。

アスパラガスのグラタン
�@ グラタン皿にバタ−を塗り、缶詰のアスパラガスの穂先2〜3本を並べて、塩少々をふる。
�A ホワイトソ−スを作ってたっぷりかける。オ−ブント−スタ−で表面が色がつくまで焼く。
(ホワイトソ−スの作り方)
�@ 鍋にバタ−大さじ1を溶かし、小麦粉大さじ1と1/2を入れて焦がさないようにいためる。
�A �@を火にかけたまま、牛乳1カップを一気に加え、泡立て器でかき混ぜる。塩少々で味を整える。

胃・十二指腸潰瘍の手術をした方の食事方法

胃・十二指腸の手術をして退院した後でも、食べられないものはほとんどありません。ただ、線維の多いもの、刺激の強いもの、脂っこいものは控えめにする。
また、一度にたくさんの量を食べられないので、1日の食事を5回〜6回に分けます。間食もお菓子ではなく、通常の食事に近いものが理想です。
主食はおかゆより、できれば柔らかく炊いたご飯にする。
消化のよいバタ−やマヨネ−ズなどの油もとって、なるべく栄養とカロリ−がとれるようにします。

1、 手術後、食事は5〜6回に分けて
�@ 朝食−プレ−ンオムレツサラダ菜添え、かぶの味噌汁(1/2)、柔らかく炊いたご飯小さい茶碗に1杯。
�A 間食−かぼちゃのバタ−煮、湯豆腐(木綿豆腐1/3)、柔らかく炊いたご飯小さい茶碗に1杯。
�B 昼食−フレンチト−スト耳なし2枚、みかんの缶詰
�C 間食−白身魚50g、皮むきナスの味噌汁(1/2)、柔らかく炊いたご飯小さい茶碗に1杯。
�D 夕食−ささみのクリ−ム煮(にんじん、ブロッコリ−)、煮りんご、野菜ス−プ(ほうれん草、玉ねぎ)、柔らかく炊いたご飯小さい茶碗に1杯。
�E 間食−チ−ズサンドビスケット1個、ヨ−グルト。


胃切除術後のダンピング症候群に気をつける。

前期ダンピング症候群
食後30分ぐらいすると、冷や汗が出たり、気分が悪くなったりします。これは、食物が急に大量に腸に入るため、空腹が引き延ばされて起こります。よくかんでゆっくり食べること、食後に横になることが大切です。

後期ダンピング症候群
食後1時間半ぐらいたってから、冷や汗が出ます。胃がないため、糖分が急激に吸収され、血糖が急上昇。これを下げるため、インスリンがたくさん出て、今度は逆に下がりすぎるために起こります。予防策としては、ゆっくり食べること、甘い菓子など砂糖を多く含む食品を避けることです。


デザイナ−フ−ズ計画とは・・・・・

アメリカの国立がん研究所が世界中の食品を集め調査した結果、がん細胞の抑制効果の高い食べ物の頂点は、「にんにくとキャベツ」であることを発表しました。

にんにくの核心がにおいのあるイオウ化合物(気体)である「アリシン」です。

アリシンは、侵入物・体内菌に攻撃撃退する習性を持つ。その「アリシン」を１カプセルに90mg含有した製品が「アリシル」日本初!


「にんにく」から抽出された匂いの成分ががん抑制に効果が高いと研究発表された内容を何回も局は違えどテレビ放映されている。匂いの成分は、にんにくを傷つけると発生するイオウ化合物のガス体、ｱﾘﾅ-ｾﾞ酵素とｱﾘｲﾝとが反応したのがガス体の「アリシン」(別名ｼﾞｱﾘﾙﾁｵｽﾙﾌｨﾈ-ﾄ)
ガス体「アリシン」(別名　ｼﾞｱﾘﾙﾁｵｽﾙﾌｨﾈ-ﾄ)の封じ込めに成功し製品化されたのが当ｼｮｯﾌﾟ販売商品「アリシル」

※匂いの成分は、ガス体のため発生しすぐ消え去る性質を持つので封じ込めは難しいとされていた。

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