儲かる！通販広告の必勝法則

美しいモノは見飽きている

小さい通販会社の広告を見たことのある方はわかると思いますが、
はっきり言って、奇麗ではありませんし、ごちゃごちゃしています。

何故あんなに汚くても売れるのでしょう。

実は、私の作った中で一番売れた原稿を、読売新聞に掲載したところ
ある、大手代理店（Y社）から電話がかかってきました。

普通の営業だと思っていたのですが、開口一番こういわれました。
「イヤ〜。私が今まで見た、読売新聞の原稿の中で、一番汚い原稿ですよ」

とっても失礼です（笑）

でも、そう感じてもらえたのなら、私の狙いは大成功です。

この原稿で何を狙ったか。
見た人に、何だこれ？と興味を持ってもらうことです。

はっきり言いましょう。最初に、何故汚くても売れるのか？と書きましたが、
汚いから売れるのです。

大手企業の広告を見てください。どこもかしこも、奇麗な広告で溢れています。
その中に、奇麗な広告を出してみてください。埋もれてしまいます。

あなたの企業が大企業なら、それでも構いません。
目立たなくても自分が、普段から気にかけている企業なら、その広告を読むでしょう。

しかし、私たちはそうではありません。
どんな手を使っても、読んでもらわなくては始まらないのです。

実は、これは絵画でも一緒です。
あなたがモナリザのような奇麗な絵を描いたとします。
これを美術館に飾ったとき、みんなは足を止めてくれるでしょうか？
奇麗な絵だな〜。と感じただけで、ほとんどの人が通りすぎるでしょう。

ところが、ピカソや岡本太郎の様な絵だったらどうでしょう？
この絵は、何を表現しているんだ？とか、何だこの異常なオーラは？と
多くの人が足を止めてしまうに違いありません。

別に、ピカソや岡本太郎の絵が汚いと言う訳ではありません。
大事なのは、異物感があること。
奇麗とか汚いとかは別にして、他と比べたときに明らかに浮いているのが
大事なのです。

人は、異物や心のバランスを崩すものを見ると、好奇心がくすぐられます。
広告の場合、この広告は何の広告なんだ？と興味を持ってしまうのです。

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