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2024年11月27日

【芸能活動】『ボーカルオーディション最終選考への道』

音楽活動をしていた頃、
東京のとある芸能事務所(以降:A事務所)の
ボーカルオーディションで最終選考まで進んだ時の話。
※A事務所は怪しいアレではなく、今もちゃんとある。

オーディション内容はこんな感じ↓
 1.音源審査
 2.一次歌唱審査
 3.二次歌唱審査
 4.プロデューサーとの最終面接


<1.音源審査>
A事務所へデモ音源を送り、
合格したら東京での一次歌唱審査へ進める。
当時、昭和歌謡曲にハマっていた僕は
中森明菜さんの『DESIRE -情熱-』で挑む。

<2.一次歌唱審査>
都内のスタジオで自分で選んだ曲を歌う。
山口百恵さんの『秋桜』で挑む。

<3.二次歌唱審査>
A事務所が持つスタジオで、
一次審査とは別の曲を歌う。
中森明菜さんの『TANGO NOIR』で挑む。

他の受験者のたたずまいが
一次審査とは明らかに違い、
”歌い手のオーラ”を感じる人ばかりだった。

<4.プロデューサーとの最終面接>
歌唱審査の総評や、所属の意思確認など。
正直、圧迫面接に近いと感じた。

実力ある受験者なら違ったかもしれないが、
僕はまあまあ酷評だった。

『選曲が君に合っていない』
という指摘が1番刺さった。

女性が歌う曲を選んだので
もちろんキー(音程)は下げたが、
そういう意味ではないらしかった。

僕は確実に落ちたと思ったが、
プロデューサーの言葉は

『東京まで通い、デビューまで頑張る意志があるなら合格』

「???」

結局、僕は辞退してしまった。
自分の何が評価されたのかわからなかったし、
攻撃的な上司のもとで芸能活動する自信がなかった。

もしかしたら彼は”芸能活動の厳しさに耐える資質”を
見たかったのかもしれない。

振り返れば、あれはチャンスだったのか、
破滅への一歩だったのか。

わからないが、この経験は僕に
「本当に芸能人になりたいか?」を考えさせてくれた。

プライベートや自由な表現が制限され、
毎日演技する生活をしたいか?
僕の心は「ノー」と言った。

「人生で本当に欲しいもの」が、
おぼろげに見えた瞬間だった。




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自閉傾向の強い広汎性発達障害。鬱病から再起後、低収入セミリタイア生活をしながら好きなスポーツと創作活動に没頭中。バスケ・草野球・ブログ/小説執筆・MMD動画制作・Vroidstudioオリキャラデザインに熱中。左利き。 →YouTubeチャンネル
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