2018年08月14日
アメダスの感想A
前回に引き続き、アメダス考察。
猛暑で有名な多治見。夏の最高気温ばかり話題になりますが、大都市と違い、盆地地形もあって、日が落ちてからの気温の下がりは大きく、熱帯夜は少ないです。湿度の高い時は、日中雲も出やすく、著しい高温にはならない一方で、朝も気温は下がりにくい。このような時は、多治見でも熱帯夜になります。
40℃を超すような日でも、チベット高気圧下、比較的空気が乾燥しているときの朝は、大都市部が熱帯夜でも、多治見は熱帯夜でなかったようです。とはいっても、日中38℃を超えるような日は、夜9時を過ぎないと30℃を下回らず、25℃を下回るのが朝方近くのことも。
ところで、今年熊谷が41.1℃を記録しましたが、2位の41.0℃を記録を出した、東海地方の美濃と金山アメダス。とても意外でした。アメダス設置地区に関しては、美濃は市街地とは長良川を挟んで反対の地区、北西側はすぐ小高い山。金山は市街地の中ですが、すぐ西は飛騨川、川を挟んで北西に小高い山があります。
設置場所は、どちらも駐車場が隣接。ただ、川が近くですから、多治見などの都市部ほど環境は悪くないように思います。
一番の原因は、フェーン気味の北西風。どちらも北西に山がありますから、吹き降ろした熱風によって一瞬高温になったのでしょうか。その時、隣接の駐車場にエンジンを付けた車でも止まっていたらさらに高温、なんてことも想像できます。ここは、熊谷のような周りが広々とした芝生の観測地点とは違います。そういった意味において、熊谷の41.1℃はガチの記録。
美濃は濃尾平野の北端、金山は標高の低い山に囲まれた盆地と、どちらも元々高温になりやすいですが、そんなに都市部でもないので、ここまで上がるとは‥今年は異常ですね。
タグ:アメダス
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