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2014年02月03日

焔の簧

「火炎」の意味を持つ剣。波状の刃は相手の傷口を広げ致命傷を負わせる。元々、この剣はどこにでもある普通の剣だったという。

太古の時代、竜との果たし合いに挑んだ者がいた。灼熱の炎に溶かされ続ける刀身。戦士は最後の力を振り絞り竜の舌を引き抜き刀身に巻きつける。

刀身は瞬く間に炎に包まれ、竜の炎と互角の力を持つようになる。しかし、その灼熱ゆえ最後には竜も兵士も灰となり、この剣だけが残った。

以来、この剣には竜の炎の力と強力な魔力が宿り、力のないものが振るおうとするとたちまち紅蓮の炎にその身が包まれてしまうという。
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