2024年08月01日
ベネズエラでのクーデター企てを非難 キューバ
Cubadebate、2024年8月1日、キューバ外務省
ベネズエラでクーデターを起こす目的で暴力と不安定化に訴えようとする無責任な試みをキューバは非難する
2024年7月28日(日)、ベネズエラ国民は、ニコラス・マドゥーロ・モロス同志が大統領を継続するよう、その意思を表明し、祖国の平和、独立、自決の擁護を支持することを決定した。
帝国主義のハラスメント、外国からの干渉、政治的メディア操作、寡頭勢力とその代理人の日和見主義的な攻撃に対して、ベズエラ国民は、ウゴ・チャベス・フリアス司令官によって創設された選択肢に対する大多数の支持を維持することを決定した。その選択は、ニコラス・マドゥーロ・モロス大統領、ベネズエラ社会主義統一党(PSUV)とその同盟政党の指導の下で、脅迫と外部からの攻撃に対峙して維持されてきたものである。
最近、ボリーバル主義とチャベス主義の国民は、多くのベネズエラの家族を悲しませた、海外から支援された準軍事組織の暴力、暗殺未遂、傭兵による武力侵攻、何の権限も正統性もない大統領とされる人物の押し付けを打ち破った。ベネズエラは、一方的な強制措置、経済破壊行為、既存の国内秩序を破壊することを目的としたその他の行為に抵抗した。
われわれは、選挙プロセスの公式結果を認めないという口実でもって、国際的なアクターと国内の反対勢力の間で合意され、ベネズエラ国家の権力を無視して、ベネズエラ・ボリーバル共和国の合法的な政府を転覆させる目的で、国家権力に対するクーデターを推進するために、暴力と不安定化の段階に戻るよう、無責任に奨励されていることを糾弾する。
米州機構(OAS)の常任理事会がベネズエラの大統領選挙を分析するために開かれたのは、このような目的のためであった。この機構には、ベネズエラ国民にのみ関係する問題を解決する道徳的・法的権限はない。
OASが、アメリカ帝国主義に奉仕し、この地域の主権国家の内政に干渉し、アメリカ政府の完全な支援のもとに、クーデター、軍事独裁、弾圧、拷問を支持し、推進してきた長い歴史を考えれば、ベネズエラで行われた選挙のような内部の過程がOASで検討される根拠はない。
2019年にベネズエラで起きた暴力事件に積極的に関与し、国民に選ばれることがなかった自称大統領を支持し、同年にボリビアで起きたクーデターを推進したという最近の事件を指摘するだけでも、信用を失墜した事務総長の明白な思想的傾向をもった二重基準によって、現在ワシントンで行われている作戦は評価できない。
米国と一部のOAS加盟国は、ベネズエラ・ボリーバル共和国や他のいかなる国の内政秩序も尊重しない異例のやり方で、7月28日(日)に投票された票の再集計を国際機関の監視の下で行うようベネズエラの選挙当局に求める決議を常任理事会に押し付けようとした。こうした要求は、いかなる国にも行われないものである。
しかしながら、一部の国の威厳ある態度が、この干渉的な文書の採択を妨げた。
ラテンアメリカ・カリブ海地域を平和地帯とする宣言に反対する一部の人々が奨励しているような、ベネズエラでの大規模な紛争は、地域全体にとって予測不可能で非常に否定的な結果をもたらすだろう。2017年7月14日、ラウル・カストロ・ルス革命軍将軍は、「違憲的、暴力的、クーデターのような手段でボリーバル革命とチャベス主義革命を転覆させようとする者は、歴史の前に重大な責任を負うことになる」と警告した。
われわれは、ニコラス・マドゥーロ・モロス同志が率いるボリーバル政府と、英雄的なベネズエラ人民の市民=軍部連合に対するキューバの確固たる支持と連帯を改めて表明するものである。
ハバナ、2024年7月31日
キューバTV(2024年7月31日)
Cuba denuncia intentos irresponsables de producir un golpe en Venezuela
http://www.cubadebate.cu/especiales/2024/08/01/cuba-denuncia-intentos-irresponsables-de-producir-un-golpe-en-venezuela/