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ニュージャージー・ジャッカルズはカンナム・リーグのキューバにとって難敵であった
Radio Rebelde、2017年6月24日、Yirsandy Rodríguez Hernández 記者
米大リーグで1978年にニューヨーク・ヤンキースを優勝に導いたボブ・レモン監督は、「人生でもっとも重要なふたつのことは、良き友人たちと、良きブルペンである、という結論に達した」、と述べた。 このフレーズはよく知られており、今週金曜日にロヘル・マチャドの耳にも鳴り響いたに違いない。
キューバは7回表まで6対3とリードしていた。その裏にアライン・サンチェスはブライアン・バーガミーを右翼フライに打ち取ったものの、そのあと四球、三連打、そしてリアン・レッツの本塁打と続き、ビジャ・クララのヤスマニ・エルナンデスが後続を断つまでにジャッカルズは7対6と逆転した。
キューバは4連敗で、直近10試合中9敗、全16試合では4勝12敗となった。昨年は16試合終了時で、6連勝を含む9勝7敗だった。
前日の同じくニュージャージー・ジャッカルズとの初戦で3対4と敗れたことで、今季のロヘル・マチャド監督率いるキューバチームの勝ち越しはありえなくなった。しかし最悪なのは今季全21試合での勝率が.380にも満たない可能性が大いにあることだ。
何が原因だろうか? ここにいくつかの隠れたポイントを提示しよう。
現在4勝12敗のキューバは、被本塁打が最悪の10.67%、与四球率も4.89と高く、これはドミニカ共和国の8.69に次ぐものである。
日々の戦績の流れは次の通りだ。3連勝したあと8連敗、1勝し、そのあと4連敗。
・ヨスバニ・アラルコンは打率.422(45打数19安打)でリーグ全体を通じてトップに立っている。しかし45打数で打点はたったの5打点で、そのうちのどれも得点圏には走者がおらず、かつ二死でもなかった。
・フランク・ルイス・メディーナは6試合に登板し、防御率2.08でリーグトップに立っている。しかしチームがリードしているときにピンチを救うという状況で一度も登板できていない。
・今回のキューバ投手陣はこれほどの連戦で投げ続けるということに慣れていない、ということを改めて思い起こす必要があるのは間違いない。そのために10ボーク、19暴投、13死球、12敬遠、といった悪い数字が残されている。特に敬遠数は他のチーム全体の合計よりひとつ少ないだけである。現在、敬遠の濫用は、キューバ野球に新たな馬鹿げた傾向を持ち込んでいる。われわれの監督たちはもっと進化すべきである。
・ヨエルキス・セスペデスは42打数15安打で打率.357 (5二塁打、3四球、4三振)を記録したあと、リードオフマンとしてホームに返る率が下がり、直近の試合では23打数3安打の打率.130と低迷している。
・キューバはチーム打率ではケベック・キャピタルズ(.306)に次ぐ二番目の.301を記録しているが、塁上の走者を活用する観点からみると、もっとも不効率なチームである。キューバの試合ごとの得点割合は4.44であり、これは現在1勝11敗のドミニカ共和国の4.50より劣る数字である。
・ラインナップの選手たちのホームへの帰還をすべてチェックしていったとき、これまで見えてなかったある結果が判明する。ヨエルキス・セスペデス、ジェフェルソン・デルガード、ヤニエ・ペレス、ギジェルモ・アビレース、ユリアン・ミリアン、ノレル・ゴンサーレス、アリエル・マルティネスは、塁上に走者を置いた場合37打数0安打であり、得点圏に走者がいる場合は18打数0安打である。
これ以上のデータが必要だろうか?
いくつか良いニュースも。
アルフレド・デスパイネはソフトバンクの代打として再び打席に立ち、安打を放ち、西武ライオンズ戦で10対0の勝利に貢献した。これまで6試合を欠場していたデスパイネは、それまでの好調さを取り戻さなければならない。255打席で18本塁打を放ち、14.11打席に1本塁打というすぐれた本塁打率を残していたグランマおよびキューバ代表の強打者は、本塁打数で同僚の柳田悠岐に並んでいる。打点ではデスパイネの53点に対し柳田が61点と上回っている。
ロエル・サントスは戦い続けている。ロエルは先週、打率.375を記録していたが、この打率を日本リーグの一軍で維持するのは、それがまだ数少ない打席数であったとしても、きわめて難しいものである。とりわけ、サントスは67打席中、四球での出塁がまだ3回しかない。0.04%というわずかな率である。確かに、打率.324、出塁率.354、長打率.371という数字でのデビューは快挙であるが、振りすぎる心配を改善すれば、その数字はまださらに上がることだろう。
ランダムにいくつかの話題を。これについてはほとんど語られていない。ヨルビス・ボロートはIBLのキッチナーズ・パンサーズに所属し、打率.452(62打数28安打)を記録。いつもの彼らしいアプローチで13四球に対し3三振のみ。さらには13打点を叩き出しており、これは打率.397を記録している同僚ユレクシス・ラ・ローサの2倍である。同じくパンサーズではノエルビス・エンテンサが2勝0敗、防御率3.22と好投する一方、左腕イアン・レンドンは10回2/3で9四球、防御率は5.90と乱調が始まっている。また直近10試合で3連勝を含み5勝しているトロワリヴィエールではフリオ・パブロ・マルティネスが直近の8試合で打率.303、1本塁打、4打点を記録している。アレクサンデル・アヤラは30打数で打率.267だが、5打点を記録している。
Algo en el tintero: Sin bullpen, no hay felicidad
http://www.radiorebelde.cu/noticia/algo-tintero-viernes-sin-bullpen-no-hay-felicidad-20170624/
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