2017年03月20日
WBC四大会連続出場の選手たち
Granma、2017年3月20日、Aliet Arzola Lima記者
WBC四大会全部に出場した選手の一覧はそれほど長くならない。実際、2006年に出場して、その後の大会も欠かさず出場しているのは21選手(野手12人、投手9人)のみである。
つねに国の代表メンバーに名を連ねているということはその長続きの証明であり、さらに各大会ごとにすぐれた成績を達成することには飛び抜けた価値がある。これらの熟練した野球選手たちにとってさえも、四大会連続でそのレベルの高さに適応することは途方もなく大きな挑戦を意味しているのだ。
たとえば、米大リーグのミネソタ・ツインズ時代にオールスターに4回出場し、2006年にはアメリカン・リーグMVPに輝いているカナダのジャスティン・モルノーは、WBC過去三大会にも出場しているが、今大会は衰えを見せ、安打も打点もないまま終わった。
フレデリク・セペダは過去三大会におけるキューバの最も決定的な打者であり、ESPNに大会史上最優秀選手のひとりにも選ばれたが、今回は輝かしい成績をあげられず、打点と塁打数の大会通算記録も破られた。しかし、四大会連続で得点を記録した6人のうちのひとりになった。
さらにセペダは32安打目を達成しトップを維持し、その時点で、四大会連続で安打を記録した5人のひとりとなった。この全大会安打はまずオーストラリアの遊撃手ブラッド・ハーマンが達成し、そのあとドミニカ共和国のホセ・レジェス、プエルト・リコのカルロス・ベルトランとヤディエル・モリーナ、メキシコのアドリアン・ゴンサーレス、ベネズエラのミゲル・カブレラが記録している。
デトロイト・タイガースの強打者で、シルバー・スラッガー賞を7度受賞しているミギー(ミゲル・カブレラ)は、四大会連続で本塁打を放った唯一の選手になった。すぐれた打率は残さなかったものの、パワーを発揮し、直近のイタリア戦では9回に同点本塁打を放ち、チームの二次ラウンド進出に貢献した。
投手陣では、プエルト・リコの左腕J.C.ロメロ(40歳)は過去三大会で本塁打を許しておらず、今大会もそれを維持しており、あと今週月曜日夜におこなわれる準決勝でのオランダ戦が残っている。被本塁打ゼロで四大会をすでに終えた選手にはもう一人、韓国の呉昇桓(オ・スンファン)がいる。
サン・ルイス・カージナルスの現役であり、自国と日本のプロ野球リーグで通算300セーブ以上を達成しているこの右腕は、WBC全大会での奪三振を記録した。これは今後オランダの左腕ロブ・コルデマンスしか達成可能性のない記録である。
呉昇桓の場合、過去三大会では与四球ゼロを続け、2017年の今大会ではそれが途絶えた。また2009年大会では得点を与えただけだった。数字はこれらグラウンドの永遠のスターたちの粘り強さを示している。
ベネズエラのミゲル・カブレラはWBC四大会連続で本塁打を記録した唯一の選手である。
Clásicos de cuatro-cuatro
http://www.granma.cu/clasico-mundial-de-beisbol-2017/2017-03-20/clasicos-de-cuatro-cuatro-20-03-2017-22-03-07
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