2017年03月20日
WBCキューバ代表を総括する ハバナの野球ファンの声 JRポッドキャスト
この3選手(左から、ユリスベル・グラシアル、アルフレド・デスパイネ、ロエル・サントス)が今大会でのキューバ打撃陣を牽引した。
Juventud Rebelde、2017年3月20日、Ana Isa Vidal記者、Lianet Escobar Hernández記者
あなたはキューバチームがWBCでもっといい活躍ができたはずだと考えますか。大会王者にはどこがなると予想しますか。本紙ポッドキャスト「マス・ケ・パペル」はハバナの街頭で、ここ数日間キューバ人を熱中させているこの大会についての意見を訊いた。
今回2勝1敗(この敗戦も日本戦)で二次ラウンド進出を達成したあとのキューバチームにとって日本チームは、2006年の第一回WBC大会や、その後の数回の大会と同じように、東京ドームのグラウンド上でつまずきの原因となった。
同じくこの球場は、キューバのもうひとつの天敵オランダが、われわれ全員を苦しめた打棒を発揮した舞台ともなった。多くがキューバの二次ラウンドでの敗退を適切に予想したときでさえ、懐疑深い人たちは、むしろその経験から、オランダチームを推すことを良しとしなかった。
「まずはじめに、私が思うのは、首脳陣が決断すべきときに決断すべきことを決断しなかったこと。第二番目には、期待通りに選手たちがプレーしなかったこと。精神的なエラーのほうがプレー自体のエラーよりもひどかったように私は思う。」、と若いファンは話した。
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また別のファンは、「ラインナップがベストじゃなかった。三番打者はもっと早くフレデリク・セペダに代えて、他の選手を起用できたし、同じく5番打者もデスパイネを支えるほかの選手をはじめから起用できたと私は思う。ウイリアム・サアベードラはこの役割をうまく果たさなかった。」、と語った。
たびたびの守備エラー、実現が非常に遅かったベストのラインナップ、なされなかった決断、働かなかったリリーフ、機能を果たさなかった打撃陣、うまく機能した打者(より正確に言えば)つねに機能している打者の数の少なさ、いまだにわれわれが期待した三番打者の男、相手チームが上回ったと思えるレベル、、、カルロス・マルティ率いる選手たちに責を帰して番組は終了した。
本紙ポッドキャスト「マス・ケ・パペル」の取材チームは、本紙スポーツ欄担当の記者ホセ・ルイス・ロペス・サドにも訊いてみた。彼は「キューバの活躍はほとんど一人の選手に集中していた。それはデスパイネで、他の大半の選手はバットが合ってなかった」、と指摘した。
「また私は初戦のあたまからヨスバニ・アラルコンを使うべきだったと思っている。いつも私が考えているのは、まずは打撃、そのあとに守りだ。この男をスタメンで使うべきで、フランク・カミーロ・モレホンは勝っている試合の6回以降に守備補強で起用すべきだった。」、と記者は主張した。
現実は私たちを打ちのめし、悲しませ、ある時代の郷愁を呼び起こす。それは大会が終わるたびに遠ざかっていくように感じる。最悪なのは、あのころに戻る期待を抱く人たちがそのつど減っていることだ。
ドミニカ共和国代表は、二大会連続で優勝候補の本命と目されている。
現在まだWBC大会を楽しむ機会は残っており、多くの人たちがドミニカ共和国と米国との間での決勝戦を予想しているし、日本チームを本命とする人たちも少なくない。あなたはどこが王者になると考えるだろうか。本紙のフェイスブック公式ページ「マス・ケ・パペル」や、コメント欄、またはメール juventudrebelde.cu@gmail.com であなたの意見をお待ちする。
JR Podcast: ¿Quién le pone el cascabel al Clásico?
http://www.juventudrebelde.cu/deportes/2017-03-20/jr-podcast-quien-le-pone-el-cascabel-al-clasico/
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