2018年08月13日
フィデル・カストロ 伝説のスピーチ14編
フィデル・カストロ、コロンビアのカルタヘナ・デ・インディアスで開催されたイベロアメリカ会議に出席した国家指導者たちによって署名された壁にサイン、1994年6月16日
Cubadebate、2018年8月13日、「フィデル 思想の戦士」編集チーム
キューバ革命指導者フィデル・アレハンドロ・カストロ・ルスは1926年8月13日、キューバ旧オリエンテ県のビランで生まれた。
彼の生誕92周年を機に、クーバデバテとウェブサイト「フィデル 思想の戦士」は、彼の思想の粋を集めたもっとも重要なフレーズをいくつかご覧に入れる。それらは将来の世代への遺産として時間を超越するものである。
1953年10月16日にモンカダ兵営襲撃による裁判での自己弁論
「わたしを断罪せよ、私は気にしない、歴史は私を無罪とするだろう」
1959年1月1日、サンティアゴ・デ・クーバのセスペデス公園での演説
「革命はいま始まる。革命は楽な仕事ではないだろう。革命はきびしい事業であり、危険に満ちたものになろう」
1959年1月8日、シウダ・リベルタにおけるハバナ入城時の演説
「これはわれわれの歴史にとって決定的な瞬間だと思う。独裁政権は打倒された。喜びは甚大だ。だがしかし、やるべきことはまだたくさん残っている。これからはすべてが楽になるなどと考えて自らを欺くことはしない。おそらくこれからはすべてがひじょうに困難になるだろう」
1960年3月5日、ベルギー船クーブル号爆破事件の犠牲者の葬儀での演説
「いまだけは自由とは何かほかのことも意味する。自由とは祖国のことだ。そしてわれわれの選択肢は祖国または死だろう。祖国か死か!」
1960年9月、国際連合総会での演説
「略奪の哲学をやめよ、戦争の哲学をやめよ」
1961年4月16日、ラルガ浜とヒロン浜侵攻前の爆撃による犠牲者の葬儀における演説と、革命の社会主義的性格の宣言
「これは貧しき者たちの、貧しき者たちによる、貧しき者たちのための、社会主義革命であり、民主主義革命である。そして、この貧しき者たちの、貧しき者たちによる、貧しき者たちのための革命のために、私たちは人生をかけているのだ。」
1967年10月18日、エルネスト・チェ・ゲバラ司令官追悼式典での演説
「われわれの革命戦士たち、われわれの軍人たち、われわれの男たちがどのようにあってほしいと願っているか表現したいのなら、いかなるためらいもなく、言うべきである。チェのようにあれ!と。新しい世代の人間たちがどのようにあってほしいか表現したいのなら、言うべきである。チェのようにあれ!と。われわれの子どもたちがどのように教育を受けてほしいか言いたいのであれば、ためらいなく言うべきである。チェの魂のなかで教育を受けて欲しい!と。人間のモデルがほしいなら、現代に属さない人間のモデル、未来に属する人間のモデルがほしいのなら、私は心から言う。そのふるまいに一点の曇りもないモデルは、その行動に一点の曇りもない、その活動に一点の曇りもない、そのモデルはチェである!と。われわれの子どもたちがいかにあってほしいか表現したいのなら、熱烈な革命的精神を持って言うべきである。チェのようにあってほしい!と。」
1976年10月15日、バルバードスでのキューバ航空爆破テロの犠牲者の葬儀における演説
「痛みは分かち合えるとわれわれは言えない。痛みは倍増する。何百万人ものキューバ人がきょう、忌まわしい犯罪の犠牲者が愛した人びととともに泣いている。エネルギッシュで断固たる国民が泣くとき、不正義は震え上がるのだ!」
1979年9月3日、第6回非同盟諸国首脳会議開会式での演説
「国際関係では、美しい言葉とではなく、事実との連帯を実践しましょう。」
1992年6月12日、リオデジャネイロでの「環境開発に関する国連会議」での演説
「ある重要な生物種が、その自然の生活条件の急速で開発的な破壊のために、絶滅する危険にさらされている。人類のことである。(…) 対外債務ではなく、エコロジーに対する負債を払いなさい。人類ではなく飢餓を消滅させなさい。(…) 利己主義をやめよ。覇権主義をやめよ。冷淡、無責任、欺瞞をやめよ。われわれがずっと前になすべきであったことを行うには、明日では遅すぎるのだ。」
1999年2月3日、カラカスのベネズエラ中央大学のアウラ・マグナ講堂における、ウゴ・チャベス・フリアス大統領就任式での演説
「革命とはただ文化と思想の申し子でありうる」
2008年2月18日、キューバ国民へのメッセージ
「思想の戦士としてただ戦うことを願う。「フィデル同志の思索」という題名のもと書き続けよう。武器庫に持ちうるもうひとつの武器となろう。私の声は届くかもしれない。思慮深くあろう。」
2016年4月19日、ハバナでのキューバ共産党第七回党大会開会式での演説
「もうすぐ90歳になる。そんなことは思ってもみなかったし、努力のたまものでもない。運命のきまぐれだった。すぐにほかの人たちと同じようになる。われわれには皆その順番がやってくる。だがキューバ共産主義者の思想は残る。」
2000年5月1日、ホセ・マルティ革命広場にて、フィデル・カストロ・ルス最高司令官は革命の概念について語った。その定義は、以後、すべての国民の愛国的事業の指針となり、キューバ国民の過去の歴史、現在、そしてとりわけ未来を本質的に要約するものであった。
「革命とは歴史的瞬間の意である。それは変革されるべきことすべてを変革することである。革命とは平等であり、完全なる自由である。ほかの人たちを人類として扱い、また扱われることである。私たち自身および私たち自身の努力によって私たちを解放することである。社会的および国家的領域の内外で支配する強大な勢力に立ち向かうことである。いかなる犠牲の代償として信じられている価値を擁護することである。謙虚さ、無私、利他主義、連帯、英雄主義のことである。勇気と知性と現実主義を持って戦うことである。決してウソをつかないことであり、原則的倫理に反しないことである。真実と思想の力を粉砕できる力は世界に存在しないという深い確信である。革命とは団結であり、独立であり、キューバのため、世界のために、私たちの正義の夢を実現するために戦うことであり、それが私たちの愛国主義、私たちの社会主義、私たちの国際主義の基となっているのである。」
革命の概念についてのスピーチ動画
Frases legendarias de Fidel Castro
http://www.cubadebate.cu/especiales/2018/08/13/frases-legendarias-de-fidel-castro-fotos-y-video/#.W3IM9iQzbIV
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