2018年07月14日
女子ハンマー投げのヤリツァ・マルティネス 銅メダル獲得 U20世界陸上 キューバ4個目のメダル
ヤリツァ・マルティネス、銅メダル獲得
JIT、2018年7月14日、Eyleen Ríos記者
ヤリツァはさらに上を目指していた。金メダルを望むのは当然だろう。たぶんそのために、年齢別の世界選手権での表彰台に引き続きあがることを確保した銅メダルに、あまり喜んでいないように見うけられた。
その銅メダルは今週土曜日(7月14日)にラティナ競技場で獲得した。そこで彼女は63メートル82の地点までハンマーを放り、カナダのカムリン・ロジャース(64メートル90)と米国のアリッサ・ウィルソン(64メートル45)に続いた。この両者はヤリツァよりもすぐれた自己最高記録を持って大会に臨んでいた。
「勝ちたかった。そのはやる気持ちで少し集中できなかったと思う。でもとにかくメダルをもたらせて満足している。」、とヤリツァは語った。1年前のナイロビでのU18世界大会で獲得した銀メダルに加わる新たなメダルをこの数分後に彼女は受け取った。
ヤリツァは、観客の中に、豪華な応援者を持った。五輪王者で、世界選手権を3度制覇しているジプシ・モレノである。「彼女に元気付けられた。観客席から指示をあたえてくれて、それにとても助けられた。」
決勝にはもう一人のキューバ選手、アマンダ・アルメンダリスも出場した。2017年のU18王者は、61メートル82という記録で、今回は5位に終わった。
エラディオ・エルナンデスに訊く
「アマンダはわれわれが期待していような動きは見せなかったが、でも世界大会の5位もすぐれている。」、と彼女の隣で、コーチのエラディオ・エルナンデスは満足して語った。彼とともに取り組んで、より良い結果を出す新しい世代が生まれていることを確認したからだ。
ジプシとユナイカ・クロフォードの指導者であるエラディオは、今回の選手たちや、キューバに残っている他の3選手(彼らはさらに若い)は、五輪や世界選手権で当たり前のように結果を出したあのころの時代を思い起こさせる、と語った。
「われわれは正しい道を進んでいるとわかっている。トレーニングを続け、とくに技術的詳細を磨き続けなければならないことは、これぐらいの年代にとっては一番難しいことだ。」、とエラディオは言い添えた。エラディオは、一年前と同じく2個のメダルを夢見ていた、と告白したが、現実は、同カテゴリー2年目のライバルたちと対戦した女子選手たちにとっては、別のものだった。
「われわれには将来に向けて取り組む新しい世代がいる。彼女たち2人のほかに、さらに」キューバには大変才能のある3人の女子選手がいる。その1人は16歳で、4kgの道具で63メートルを投げる。われわれはしっかり進んでいると思う。ハンマー投げには後継者が保障されている。」、とエラディオは述べた。
「私が人生に願うのは、彼女たちがジプシに並ぶことだけだ。ジプシを超えろとは言わない。それは難しい。でも並んでくれるように。いまのメンバーたちは、あのころの世代と同じ系譜にある、と私は思う。」、とエラディオは語った。
ヤリツァ・マルティネス、競技後のインタビュー
Bronce del martillo amplió medallero
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=55597
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