2018年07月14日
男子三段跳びの17歳ジョルダン・ディアス 大会新記録で金メダル U20世界陸上 キューバ3個目のメダル
ジョルダン・ディアス、金メダル獲得
JIT、2018年7月14日、Eyleen Ríos記者
U20世界陸上の男子三段跳びできょう(7月14日)、ジョルダン・ディアスが同競技におけるキューバの金メダル獲得の伝統を守り、同国6人目の金メダリストになった。
2017年のU18王者でもあるジョルダンから金メダルを奪う可能性があったのは、ある奇妙な事実だけだった。それは他の競技者たちに対する彼のあまりに高い優位性であり、彼のライバルは彼自身であるとわかっていたのだ。
しかし、いずれにしてもメダルは争いのなかで獲得されるものであり、それをきょうラティナ競技場で17歳のハバナっ子が担ったのだ。さらに17メートル15という大会新記録というオマケつきだった。
「自分が望んでいたものではなかった。ユースの世界記録(17メートル50)を目指していたんだが、まだ自分には時間がある。」、とジョルダンは応じた。メダルを受け取った彼はミックスゾーンで多くのメディアにもみくちゃになっていた。
「私には改善すべきことがたくさんあり、助走と最後のステップを改善しなければならない。何よりも諦めてはならない。」、と現在リカルド・ポンセの教え子であり、キューバの跳躍競技界の新星であるジョルダンは応じた。
ジョルダンは同大会同競技におけるキューバの連続金メダル獲得を4大会に伸ばした。2012年バルセロナ大会のペドロ・パブロ・ピチャルドに始まり、2014年ユージーン大会と2016年ビドゴシュチ大会のラサロ・マルティネスと続いていた。
このラサロ・マルティネスが4年前に記録した17メートル13がこれまでの大会記録だったが、今回ジョルダンはこれを更新し、今後2個目の金メダルを獲得して彼に並ぶ可能性もある。
「私にとってキューバのすぐれた三段跳び選手たちの伝統の一部になることは誇りだ。最大の結果を出すために取り組み続けるよ。」、と若き選手は堂々と語った。
今日午後のディアスの跳躍結果は順に、16メートル84、16メートル91、17メートル15、ファウル、17メートル15だった。これらのどの記録であっても大会は制していたことになる。というのは、彼に次いだのは、フランス勢の銀メダルのマルティン・ラモウが16メートル66、銅メダルのジョナサン・セレメスが16メートル18だった。
キューバはこの日、女子ハンマー投げでヤリツァ・マルティネスが銅メダルを獲得し、獲得メダルは金1個、銀1個、銅2個となり、国別11位に上昇した。
女子走り高跳びのイシス・カイラ・ゲラと、女子三段跳びのダビスレイディス・ベラスコの競技がまだ残ってはいるが、3人の王者を出した2年前の成績に並ぶことはほぼ不可能のようである。
この2選手は決勝進出は可能かもしれないが、ライバル選手たちとその自己最高記録を分析すると、優勝候補ではない。
ジョルダン・ディアス、U20大会新記録達成
競技後インタビュー(2018年7月14日)
Oro prometido y cumplido...
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=55598
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