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2018年05月03日

ヨスバニ・アラルコン パナマからの帰国後インタビュー

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ヨスバニ・アラルコン

Tiempo21、2018年5月3日、Adialim López Morales記者

今年の2月頭、パナマのエレーラとの契約の可能性を知らされたとき、ラス・トゥナスの捕手ヨスバニ・アラルコンは、精神的に落ち込み、かつ、手を負傷していた。

盗塁は失敗し、衝動的なラス・トゥナスの主将は指を骨折。チームのリーグ制覇の希望も潰え、涙にくれたのだった。

海外チームとの契約は光線のように彼の人生にやってきた。2月16日、自身の価値と能力を発揮するため海外チームとの自身初の契約に調印した。

「カナダのカンナムリーグでは代表チームとプレーする機会を持ったことがあったが、海外チームとの契約は今回が初めてだった。」

「間違いなくとても素敵な経験だ。われわれのリーグとはとても異なる独立リーグでプレーするというような印象的な経験をとても望んでいた。」

「このような経験はわれわれを豊かにしてくれるものだと思う。いま私は同僚たちに自分の経験を伝えていく。競技者やさらにはコーチとしての自分の将来にも役立つに違いない。」

2ヶ月のあいだエレーラ・チームはヨスバニのホームだった。16試合で17安打、打率.338、1本塁打、3盗塁、12打点をあげた。

「準備せずにこの結果だった。というのは第57期キューバ野球リーグの終わりに負傷して、事前に対策を取れなかった。」

「3月3日にトレーニングを始めて、同月9日にはパナマリーグが開幕した。短期間でこの最終的な数字を残せたことはとても幸運だったと思う。」

好機に打ち、盗塁し、ダイナミックさと能力を見せたことで、今季オールスターゲーム出場選手に選ばれた。
しかし決勝戦で勝利の可能性を減らした審判に対するチームの抗議によって、ヨスバニも、他の同僚も、そのオールスターゲームには出場できなかった。

「オールスターゲームに選ばれることは、それまでのパフォーマンスや好成績への見返りだ。残念なことにあの決勝戦第七戦では、相手チームが万事休するストライクのコールを審判がやめてしまった。それでチームの全員のエネルギーと議論が沸騰し、複数の制裁をうけることになった。」

「キューバでもときおり審判の判定に抗議もするけど、パナマではそれが頻繁にある。キューバよりぜんぜん悪い。」

「チームの首脳陣がエレーラの選手は誰もオールスターゲームには出場させないと裁定して、そのようになった。」

故郷への帰還は、キューバ野球リーグ昨季準優勝チームの主将が望んでいたものだった。アラルコン家のいちばん小さな子どもを抱いていたのはわずか2ヶ月間だったが、いまや彼にキスをする願いは巨大になっていた。

「いま家族とちょっとした休養をとっている。あれほど恋しかった子どもたちと最大限に楽しもうと思う。」

「もうフリオ・アントニオ・メジャ球場にも行って、少しトレーニングしてきたよ。打撃練習を初めて、運動した。5月15日には、ラス・トゥナスを代表し、また勝利に貢献するため、特別シリーズの東軍に参加する。」

特別シリーズは中米カリブ選手権バランキージャ大会に向けたキューバ代表チーム選考の準備の場であり、アラルコンは代表メンバー入りが予想されている。

「代表チームのレギュラーに入らなければならないと思っている。今年の中米カリブ選手権はとても厳しい大会になる。なぜなら五輪出場権2枠がかかっているからだ。そのため各チームはレベルがアップし、入念な準備をしてくるだろう。」

「特別シリーズで私がもっとも気に入っているのは、選手たちが稼動していられるところだ。個人的にはアスリートにとって暇な時間は致命的だと思うんだが、この新たな試みではそれが減る。」

「もし望みどおり代表メンバーに入れたら、チームが2020年の五輪に出場する機会を得るよう全力を尽くす。」

これまでアラルコンはときおり、家族は自分の人生にとって最も神聖な所有物であり、ラス・トゥナスの同僚たちは家族の一部である、と語ってきた。

「これはとても大きな物言いだが、でも間違いなくチームは私の人生の重要な部分だ。だからわれわれがアスリートとしてのレベルを尊敬しているベテラン選手ダネル・カストロが、ジャーナリストのグレンダ・ボサ・イバラとのインタビューで、自身と私との比較をしているのは気にいらなかった。」

「彼に対する私の助言は、誰とも比較するなということだ。そのときどきで、すぐれた打者もいれば、ダメな打者もいる。打者として競技者としての私の衝動性は、涙も微笑みも私に与えてきたんだ。」

「国の上位2チームで争う決勝戦にいる喜びは、今年のリーグに向けた準備をとても野心的なものにしてくれる。」

「ラス・トゥナスについていうと、選手たちのなかにある能力を見せつけたし、首脳陣やトレーナー陣は選手たちの背後にいる。」

「われわれは当然これほど望んでいるリーグ制覇を目指していくよ。」

一方で、他の何らかのチームが彼の成績を見出し、二回目の海外チームとの契約を締結することが期待される。「ラス・トゥナスの主将」は、キューバの各グラウンドで、その最大限の能力を発揮するだろう。

Yosvani Alarcón de vuelta a casa
http://www.tiempo21.cu/2018/05/03/yosvani-alarcon-de-vuelta-a-casa/
posted by vivacuba at 23:16| Comment(0) | TrackBack(0) | beisbol
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