2018年04月24日
キューバへの観光客7%減 今年第1四半期 前年同期比
Cubadebate、2018年4月24日
今年1月から3月の第1四半期にキューバを訪問した観光客の数が、前年同期比およそ7%減となり、観光当局は5月末までには200万人に到達する見込みであると発表した。
キューバは、昨年9月のハリケーン・イルマによる壊滅的な被害にも関わらず、500万人の観光客数を今年の目標として維持している、と観光省(MINTUR)の商業部門長ミチェル・ベルナルは国内テレビ局の取材に語った。
多くの旅行者の判断には、このハリケーン被害の情報が影響しているが、現在その被害からは回復しており、ホテルやレクリエーション施設は新たな装いを見せている、とベルナルは述べた。
ベルナルによると、今年のキューバの観光業は、他のカリブ地域と比較して競争力のある観光サービスを提供することで、楽観的な見通しがなされている。
英国を招待国として5月2日から5日にかけてカヨ・サンタ・マリアで開催される国際観光フェアの目的のひとつは、より多くの訪問者が期待される2018年-2019年冬季に向けた雇用創出である、とベルナルは述べた。
今年の第1四半期の国別観光客は、カナダが1位を維持し、次いで海外在住のキューバ人が前年比約21%増で2位につけた。
3位には、その政府による経済封鎖のため観光客としてはキューバに渡航できない米国が続いた。ドナルド・トランプ大統領によって9月に促進された規制措置のほか、ハリケーン・イルマの通過によって2017年末には訪問者が減少した。
また、駐ハバナの米国大使館職員たちに関係して数ヶ月前から起きた疑惑の事件のあと、米国国務省が発したキューバ渡航への警告も、さらに影響した。
昨年米国からのキューバ訪問者(米国人と米国居住のキューバ人)の数は105万2千人に達し、カナダに次いで2番目の国となった。
ベルナルによると、今季はフランス、英国、イタリア、スペイン、ドイツのヨーロッパ各国からの訪問者数が好調な伸びを見せている。
キューバは昨年、海外からの訪問者数が過去最高の468万9898人に達し、16.2%増加した。これは世界平均がおよそ4%であることを考えると際立った結果である、とベルナルは評価した。
編集注記:観光省の出典を確認後、元記事は、キューバへの旅行者の実際の数について修正した今回のACN記事に差し替えられた。
Nota rectificada: Decrece en un 7% llegada de turistas a Cuba en primer trimestre
http://www.cubadebate.cu/noticias/2018/04/24/crece-en-un-7-llegada-de-turistas-a-cuba-en-primer-trimestre/#.WuDIHdTFLIU
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