2018年03月03日
フレディ・アシエル・アルバレス インタビュー 代表チームで復活を目指す
シエラ・モレーナの右腕はキューバリーグ通算100勝まであと8と迫っている
Juventud Rebelde、2018年3月3日、Norland Rosendo記者
拡大鏡を持たない人は、前季のキューバ野球リーグでのフレディ・アシエルの数字を読みとらない。バランキージャ大会に向けての代表候補チームでこの選手は何をしているのか、と冷たく見る。彼の数字ひとつひとつは不幸な結末のストーリーを物語る。そしてそれらのほとんどすべてが同じストーリー、同じジンクスだった。しかしフレディ・アシエルは穏やかにしていた。なぜならほとんどつねに、その勝敗は別にして、しっかり投げたからだ。
2勝9敗(一次ラウンドからプレーオフまで)という数字ではたぶん、これまで誰も代表候補に召集されたことはなかった。しかしフレディ・アシエルの場合は違った。彼の選出に異論は出ない。
真夏並みの太陽がふりそそぐ3月、この投手にインタビューした。第57期キューバ野球リーグでの彼の登板はほぼすべてが好投だったものの、ビジャ・クララでもインドゥストゥリアレスでも、彼を継いだ救援陣が崩れた。
現在メキシコチームとの親善対抗戦で西軍に参加している彼は、数日前にはニカラグアとの対抗戦にも出場し、ふたたびすぐれた技術を見せたものの、- もはや自明なのだろうか - 、やはり勝てなかった。
彼に訊きたくてたまらない質問があった。ほとんど勝っていながら結局負けてしまう試合のあと、あるいは、自分が投げているときにチーム打線がほとんど打たないとき、ちゃんと眠れてますか。
フレディは、眉を吊り上げることも、嫌悪感を示すこともない。状況を受け入れているかのようだ。「私は自分の仕事には満足してよく寝ていたが、同時に、勝たなかったのでよく寝られなかった。でも、抑えられなかった他の投手のせいにはしなかった。彼らは好んで負けたわけではないのだから。」
- これだけの不運に対してなにか自分なりの説明はありますか。
何も。これが野球なんだと思っている。少なくともいい登板ができたことに満足しているし、ほとんどつねに6回か7回までしっかり投げて、しかし勝てなかった。通算100勝まであと10勝だったが2勝しかできなかった。
- それでマインド面は。
落ちついてるよ。来季はまず足りなかった8勝を目指す。今季とはまた違ったシーズンになると確信している。つねにしっかりうまく投げないと、悪い状態になるかもしれない。
- 自分自身を投手としてどれくらい成熟していると考えていますか。
戦術的思考はとてもよくできるようになった。その意味では長年の経験が役に立っている。現在の私は若いときのように力だけにはたよってはおらず、制球を大事にしている。その結果あまり疲れることなく、より落ちついていられる。
- 新たなレパートリーは何か。
ない。これまでと同じだ。ただそれらをより完全なものにして、相手打者のもっとも嫌がるコースをつくよう心がける。
- 来季もあなたが同じモチベーションを持続しているか心配している人もいますが・・・
まったく心配ない。これまでもつねに勝利のためにグラウンドで全力を尽くすようやってきたし、それはこれからも同様だ。
El horno y los números fríos de Freddy Asiel
http://www.juventudrebelde.cu/deportes/2018-03-03/el-horno-y-los-numeros-frios-de-freddy-asiel
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