2018年01月03日
2017年のキューバの乳幼児死亡率4.0 史上最良の記録を達成
今年はわが国の母子保健システムにとって最良の年になった、とロベルト・アルバレス・フメーロ医師はラジオ番組「アシエンド・ラジオ」のなかで語った
Radio Rebelde、2018年1月3日、Demetrio Villaurrutia Zulueta 記者
わが国の2017年の乳幼児死亡率の指標は、4%(人/新生児1000人当たり)という史上最良の値を達成した。保健医療省母子保健部門責任者のロベルト・アルバレス・フメーロが発表した。
MINSAP(公共保健省)の幹部であるフメーロは、今年は乳幼児死亡率が前年比マイナス32人を達成し、わが国の母子保健システムにとって素晴らしい年になったと形容した。
ラジオ・レベルデの番組アシエンド・ラジオでのインタビューでロベルト・アルバレス・フメーロは、昨年末にひじょうに満足な結果を達成した別の重要な健康指標も明らかにした。
昨年は出生数11万4980人(2016年と比べて1892人減)で、1歳未満の子どもの死亡数は465人だった。この数字は過去最小の値である。
出生前死亡率および未熟児の死亡が減少し、同様に、5歳以下の幼児の死亡率は5.5から5.4に減少した。
同じく昨年末における重要な前進としてみなされるものに、低体重出生指数および産婦死亡率の減少と、1歳未満の乳児の85%の生存率の指標を達成したウィリアム・ソレル有酸素運動センターよる業績がある。
アルバレス・フメーロは、2017年のこれらのすぐれた結果について語るには、保健システムにおける構造的に必要な変革の統合への言及が欠かせない、と述べた。
キューバの母子保健プログラムにおいてより望ましい結果を提供する要素には、医療遺伝学ネットワークの発展と、母子家庭におけるケアとサービスの向上、主要な産婦疾患のためのガイドの存在、すぐれた周産期ケアなどがあげられる。
人的資源の準備に加えて科学技術は、わが国の2017年末の乳幼児死亡率の指標にとても決定的な影響を与えた。
新生児集中治療室に高換気流量の新技術が導入され、糖尿病による幼児死亡は報告されていない。キューバはこれを達成した世界で唯一の国である。
公共保健省の認可を受けた国内の母乳バンク10箇所の存在にも言及された。
2017年末に達成した出生数1000人あたりの乳幼児死亡率の指標結果によって、キューバは世界の上位30カ国のなかに位置する。他国はすべて高度に発展した工業国であり、そのなかでキューバは唯一、国家と政府が子どもと妊婦へのケアを優先する国である。
最後に公共保健省の母子保健部門長のロベルト・アルバレス・フメーロは、キューバの保健システムの確かさがキューバを世界で唯一の国にせしめている、と語った。
2018年以降の将来にむけて、体系的に、また日々の要請に対応しながら、これらの指標を維持していくことが課題であり責任である、とフメーロは締めくくった。
アルバレス・フメーロ医師(中央)、ジャーナリストのエイディ・ゴンサーレス・カブレラ(左)とのインタビュー
Alcanza Cuba tasa de mortalidad infantil más baja en su historia
http://www.radiorebelde.cu/noticia/alcanza-cuba-tasa-mortalidad-infantil-mas-baja-su-historia-20180103/
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