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再販ランクル70に搭載されるエンジンはディーゼルじゃなくてがっかり?
ガソリンエンジンの実力は?
再販されるランクル70に関して、ネット上での書き込みを見ていると、やはりディーゼル待望論が根強いことがわかる。
この後、ディーゼルが出るから、今は買わないほうがとか、キャンセルしたほうがとか、そんな書き込みも見受けられる。
ちょっと考えにくいような話だとしても、もともとこのランクル70再販自体が、同じような噂が現実化したようなところもあって、既に契約済みで納車待ちの皆さんも思わず過敏に反応しちゃうんだろうなぁ、と思うとちょっと面白い。
それはさておき、なんちゃってランクル乗りの自分としては、ディーゼル車のメリットというと、軽油がガソリンに比べて安いくらいとか、力が強いとかいう漠然としたイメージしかない。
少し真面目に調べてみたところ、ディーゼル車のメリットデメリットは以下のような感じらしい。
ディーゼル車のメリットとしては、
@燃費がよい
A低回転時のトルクがある
B自然着火なので電装系の耐久性がある
C軽油はガソリンより安い
ディーゼル車のデメリットとしては
@高回転が苦手
A音・振動が大きい
Bエンジンが高い
C排ガスに日本ではよしとされない成分が多い(多かった?)
燃費とか、軽油の値段とかであれば、早い話が経済的、金銭的問題(とはいえ、単価差が大きいので、結構効くが)なので、そこを我慢すればいいだけ。
でも、今回のガソリン仕様のランクル70てマニア達が、がっくりしている最大の理由は恐らくメリットAのトルクの問題なのだろうと思う。
そこで、再販ランクル70と、ディーゼルの元祖ランクル70のカタログ上のトルク、最大出力を比較してみる。
数字で見比べてみるとどうなんだろうか?
丸目ランクル70:最大出力(ネット) 96(130)/3,800
再販ランクル70:最大出力(ネット) 170(231)/5,200
丸目ランクル70:最大トルク(ネット) 284(29.0)/2,200
再販ランクル70:最大トルク(ネット) 360(36.7)/3,800
こうして数字だけを見ると、再販ランクル70のほうが圧倒的にパワフルに見えるのだけれど、この最大トルクのでる回転数の違いが肝なのかもしれない。
再販ランクル70もエンジンを調整してトルクフルに仕上げているのだろうけれど、低速域でのトルクでは丸目ランクル70には敵わないということなのだろう。
初めての丸目ランクル70運転体験での鬼トルク体験記事
つまるところ、街乗りメインで高速道路を気持ちよく走りたいような人にとってはきっと、再販ランクル70のほうがはるかに快適、でも、凸凹道で止まった状態からあと1回転、みたいな場面では丸目70の方がリード、みたいなことなのだろう。
ディーゼルのメリットを実感する場面なんてわざわざ求めて行かない限りはないだろうけど・・・
まぁ、いずれにしたって所詮は嗜好品。
人が買うものにあーだこーだ言うのはナンセンスだし、買えないからじゃないのと言われても仕方のない所作。
好きな車を好きなように使ってたのしみましょ〜
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