以下、林道体験記
14:31分頃 まだ中間地点の登山道入口にも着かないけれど、既に入林道してから1時間が経過。
道を探しながらもなんとか遅れ遅れに道を示していたナビもついにお手上げか、白地を車が彷徨う状態に突入。
最近、ナビの地図データを2015年版に更新したとかそんなことは全く関係なしだ。
この林道では片側が山、反対側が谷というのが基本的なシチュエーションだけれど、山側からの落石が道路部分を塞いた後、道路部分だけ取り除かれている部分がそれこそ山のようにある。
この写真の部分は木製柵がかろうじて岩をせき止めた感じになっていて迫力満点。
さらに進むと、今度は、ほぼ全体が水たまりと化した橋もあった。
もちろん水深は大したことはないけれど、これだってなかなかお目にかからない状況。
確かこのあたりだったと思うけれど、ようやく埼玉、千葉あたりのナンバーを付けたジムニー2台とすれ違い、オフロードバイク一台が後ろから猛追してきて、追い抜かせる、ということがあった。
今まで寂しいと思っていたのに、狭い道で対向車やあおるように近づいてくるバイクを見ると、「むむぅ」なんて思うのだから人ってのは・・・林道の道幅と同じくらい狭い心の持ち主であることがバレてしまうか・・・
その後、またしばらく走って久々に降りて記念撮影。
まだまだ続く凸凹道。
落石にぼこぼこにやられた痛々しい姿を晒すガードレール。
15:08頃 そしてようやく到着したのが、勝手に中間地点と思っている「皇海山登山道入口」。
ここまで来るのになんと1時間半が経過。
いやぁ、長い。初の林道を「どうせなら長いほうがいいじゃん」なんて感覚で選んだけど、よくよく考えてみると、普通の道だって40kmって結構な距離だもん。
ここでも家族を車から降ろして記念撮影しようと思ったけれど、もう、そんなこと言ったら「あほか」と言われそうな雰囲気なので断念。
1人車を降りて走り回って橋の上からきれいな沢の写真を撮ったり、愛車70の姿をとったり、ひとしきり1人でチェックポイントを楽しんでから、再スタート。
ちなみにこの時点で確認してもまだビックな紙オムツはご健在。
15:36頃 そして、そこからさらに凸凹道を進むこと約30分。ついにあの素掘りトンネルに到着。
お風呂道さんやyodarowさんからいただいた写真を見ていた家族も、さすがにここではテンションが上がって、車から降りて記念撮影。写真で見ていたとおり、やっぱり雰囲気あるなぁ。
一応言い訳すると、普段はのんびり撮影なんかできないのかもしれないけど、この日は本当に全く対向車も後続車も来ないので、記念写真撮り放題だった。
さぁ、ここまで来るとあと少しでゴールなんじゃないかと、温泉を楽しみにする子供にも活気が戻ってきたのだけれど、ここからも意外と長くて、揺られることさらに30分。
このあたりまで来ると、車内では「まだ続くのか」「もういいんじゃないのか」「温泉はいつ入れるんだ」という暖かい言葉が連呼されるように・・・これだけ長丁場になってくるとさすがに「うるせぇ」とも言えず、ひたすらドライブ。
そして、確かこのあたりだったと思うのだけれど、前に黒い群馬ナンバーのミニバンが見えてきた。こちらが時速20km位でガタガタを走っていたのだけれど、先方はブレーキランプ付きっぱなしでほとんど止まっているような感じに見える。
あっという間に近づいてしまったので、少し離れて様子をみるけれど、どちらかというと車高の低いタイプの車で、相当難儀しながら進んでいる様子。
すぐに避難帯に避けて道を譲ってくれたので、先に来たけれど、その後の道には、とてもその車の車高では無理そうな大きめの石が道の真ん中に落ちていたりして、一体出口までどれくらい時間がかかるんだろうと思ってしまった。地元車なんだから大丈夫なんだろうけど・・・
16:10頃 そしてついに、出口(追回側入口)の看板があるところに到着。
入ったのが13:30頃なので、実に160分(2時間40分)の初体験が終了。
いやぁ、こりゃ長かった。
購入以来、柄にもなく洗車したりして、比較的きれいな状態をキープしてしまっていた愛車もようやく本来の姿に近づくことができて嬉しそうだ。
まだ濡れてるうちはわかりにくいけれど、これが乾いて白くなれば、もっといい感じに仕上がることだろう(と思ったのだけれど、その夜の雨で結構きれいになってしまった・・・残念)。
さぁ、それでは旅館に、とそそくさと舗装路を走り始めたのだけれど、空けた窓から聞こえるリズミカルな「カンカン・・カン・・カン」そしてときどき「ドカッ」という音。
停まってタイヤを見ると、そりゃもうたくさんの石が溝に入っている。
余りに基本的過ぎて誰も言わないけど、こういうのは、取ってから走るのがマナーなんだろうなぁ。
音がうるさいとか、自分の車にあたるとか、それ以前に、道路上に石をばら撒くことになっちゃうわけで、飛び石の原因なんかにもなりかねないもんな。
というわけで、旅館についてからだけど、大きめのものはドライバーでこじって外しておいた。
林道体験記はここまで
我が家の夏の群馬旅行の隠れた本命である林道体験はこれにて終了。でも3日間の群馬旅行はまだ1日目が終わりに近づいたばかり。日記ですから・・・
コメント拝見して安心したような、そうでもないような・・・ 自然相手だから、注意するのが当然ですね。
見かけたら降りない、降りてるときに見かけたら乗る、ですね。気を付けます。
こんばんは。確かに登山者の車を見たらほっとしますね。気張りすぎてたかなぁと。
群馬、いいとこでしたから、また行こうと思ってます。
RVパークの頑張りでランクル70ファンの中では知名度UPしたでしょうね。
長くなってしまったので、残り二日、手短にいこうと思います。
引続きよろしくお願いします。
林道で一番遭遇しているのは鹿、猿ですかね。後は狐やイノシシ、ニホンカモシカ位で熊は遭遇したことはありません。(林道で無い地方道では見たことあります)
熊と言っても北海道では無いので月の輪熊ですからめちゃくちゃビックリする大きさでは無いと思います。大抵車のエンジン音や走行音で逃げてしまうと思います。
猿やイノシシの方が危険かもしれません。でも、見かけたら車から降りなければ問題無いとおもいます。
栗原川林道お疲れさまでした。
自分もドキドキしながら行ったのを思い出しました。
登山客が普通車で来ているのを見るとちょっと気が楽になるんですよね(^^;
それとは逆にもっと厳しい所にも行きたいような…
日本で知名度の低さではトップクラスの群馬県に来ていただきありがとうございました♪
管理人さまの表現が楽しくてこの後の2日間も気になります(^^)
おはようございます。本当に長くて、ロングダートと読んでいる意味が分かりました。途中でコーヒーのむ余裕はなかったですが、そういうものを入れていくと、家族も楽しめそうですね。熊はどうなんでしょ?
おはようございます。私もそうですが、こんな車に乗ってせっせと鳥の糞洗ってるのも可笑しな感じですよね。でも最後の新車と思うと、ついつい箱入りにしちゃうんですよねぇ。
おはようございます。やはり石は取るんですね。色んなことがあるものだと日々勉強です。
おはようございます。( ´ ▽ ` )ノ
いきなりのロングダートお疲れさまでした。
写真を拝見して、『おっ!あの辺りだ!あれ、これはどの辺だ?』など、かなりマニアックに愉しんでます。(行ったことある方は多分同じ)
これを機にご家族と林道ツーリングに励んで下さい。景色の良いところや河原でのお昼、コーヒーブレイクなどあればもっと楽しめると思います。
いきなりのロングダート、お疲れ様てました。
車を汚したい気持ち。わかりますねえ。意外に汚れないですよね。うちも鳥の糞攻撃で洗う方が多いです。
無事完走おめでとうございます。
タイヤの石は取ってから走ったほうが良いですよ。
昔数台で林道走り終わって、自分の前を走ってたサファリのタイヤからスローモーションでデカイ石が飛んできて、1人であ〜〜〜!!!などと叫んでいたら自分のハチマルのヘッドライトが割れました。
それを機に角目4灯に変更しました。
知り合いだったし、自分のハチマルはボコボコだったから良かったですが?知らない方のピカピカな車だったら大変ですからね。