勇敢なランクル70オーナーの皆さんのヒルクライムを、ひとしきり見学させてもらったところで、次は自力外周路走行に出かけてみた。
(動画2本あり)
乗車拒否の妻以外、車が揺れたり跳ねたりすればするほど大喜びの小人2名が乗車。
外周路に入って、先ほどブロンコ代表竹村さんに教えていただいた留意事項を思い出しながら進んでいくと、一回目とは違ってスタックすることもなく無事、バケツ近くまで到着。
せっかくなので、自分の車もバケツと記念撮影くらいしておかないとなぁ、と車をバケツのほとり(ほとりって言うのか?)に車を停める。
反対側のバケツのほとりには、竹村さんの白いジープと、YPさん、乱丸さん、牛屋さんが集まっていて、何やら楽しそうにバケツダイブについて相談している模様。
これまた、またとないチャンスに遭遇。
誰でもいいからバケツの中のランクル70を撮らせてくれないかなぁ・・・と様子を見ていると、どうやらYPさんが入りたがっている(でしたよね?)模様。
竹村さん曰く、バケツは底なし沼のように沈むわけではなく、ある程度の泥の下は堅い地盤になっているとのことで、ダメなら進入路方向に引き返せるとのこと。
それならいいんじゃない?問題は深さだよね、と思い、長靴をはいた右足をバケツの水底の泥に置いてみると・・・ズブッ。やばい、危うくひざ下の長くつ上端まで埋まるとこだった。こんなところに車で入るなんて・・・と思っているところに、
進入路の奥からYPさんのカッコイイ、ナロースタイルのホワイトのピックアップが登場。
そして、進入路とバケツの境目の部分を前輪が通過した瞬間ズボッ!
様子を見ていた乱丸さんご夫婦、牛屋さん、管理人、みんなが驚きの声を上げると同時に笑いが起きる。笑うしかないでしょ、この状況。
YPさんは、バケツに入って早々、外から見ていたのと違い、登れそうな場所が全くない、とのコメント。
いやいや、私の眼には最初から登れそうな場所などありませんけど・・・この方達とは眼そのものからして違うのかも。
そんなファーストインプレッションを公表していたYPさんだけれど、チャレンジスピリット溢れるランクル70ピックアップ乗り。
果敢にバケツの淵の泥壁に向かって突進を繰り返す。
その様子はもはや本当のクルーザー。
ときどきマフラーが入り込んだ水と泥を吐き出すときに出る大きな音は汽笛と呼ぶべきか。
船長となったYPさん、何度も何度も上陸を試みる。
しばらく格闘していたYPさん、上がれない、と諦め気味。
さらに「超くせぇッス」・・・
▼バケツで遊ぶ様子はこちらの動画でどうぞ▼
どうやら、たまり水なのでかなり臭うらしいのだけれど、見ているこちらはもう笑いが止まらない・・・
その後も船長さんはひどい臭いに耐えながら、果敢に挑戦をたけれど、結局、夢は叶わず。
諦めて進入路方向に戻ることにした様子。
すると今度は、狭いバケツの中で船の方向転換。
竹村さんの言われたように、底は堅いようで、舵は効いているようなのだけれど、いかんせん、クルーザーのガタイがバケツに対してでかい。
度々バケツの淵にクルーザーのお尻を当てそうになりながら、何とか方向転換終了。
元来た道に上陸し、ランドクルーザーに早変わり。
いやぁ、いいもの見せてもらった。YPさん、本当にありがとうございました。
その船乗りとしての勇気と、面白さ、神がかってました。
上陸して無事陸の巡洋艦にもどったYPさんのランクル70ピックアップ。
見たことないレベルの泥んこの姿がもう、かっこよくてたまらない。
と思って写真を撮ったり眺めていたところ・・・同じ感想をもっていたしつこいやつらが他に2人。
うちの陸限定巡洋艦に乗ってついてきていた小人2人が、「やれ、やれ」の大合唱。
入ってダメなら、YPさんみたいに出てくればいい、と具体的な指示まで出る始末。
う〜ん、確かに戻ってくればいいわけだし、やってみるかな、船舶免許も持ってるし・・・と一瞬、気持ちがグラついたのだけれど、小人にしつこく追い込まれる素人を見かねた竹村さんから助け舟。
近くにあるマッドなら全然平気とのこと。
へぇ、そんなところもあるのか、ということで見に行ってみる。
すると、先ほど陸に上がっていたYPさんの船、じゃなくてピックアップがお見本とばかりにマッドに突入。
もはや「ブロンコで泥んこ」の映画撮影でもしているかの如く、進んだり、バックしたりして泥んこを満喫しているYPさん。そして、勢いよくスロープから上陸。
素直な小人達が、YPさんが標準だと勘違いしないことを祈るばかり。
YPさんの泥んこのホワイトピックアップが余りにカッコよくて、何とか愛車のホワイトのバンも泥んこにしたいという気持ちは、小人に言われるまでもなく盛り上がっていたので、マッドには挑戦してみることに。
そのとき、マッドでは、同じくYPさんの見事な活躍を見学していたブルーのピックアップ乗りの牛屋さんが挑戦中。
まずは、泥んこになることが目的かのような水深20センチほどのマッドゾーンを通過、そして、ドロドロエリアから出るためのスロープ部分を登って行く。
ここは、傾斜自体は大したことなさそうに見えるんだけれど、やはり地面がぬかるんでいるためか、そこそこ勢いよく上がろうとしてもスタックしてしまって、登れなくなる様子。
最初は、デフロックしていなかったようで、まずはリアデフロック、次に前後デフロックと変えて、挑戦しているのだけれど、牛屋さんのピックアップはなかなか出てこられない。
YPさんとの最大の違いはタイヤ。牛屋さんはピックアップ純正のタイヤを履いていて、どうもそれが芳しくないようで・・・
幾度となく挑戦するも、結局登れなかった牛屋さん、最後はご自身のウインチを伸ばしてYPさんのピックアップに繋いでの脱出。
タイヤって大事なんだなぁ、と今まで、見た目と乗り心地、という尺度でしか見たことのなかったタイヤについての価値観が変わる変わる感じがした瞬間だった。
そして、次は、一応、大したこだわりなくヨコハマジオランダーATを履いている愛車ランクル70バンで挑戦。バンの、そしてタイヤの能力やいかに?
ようやく泥んこ遊びに腰を上げた親父に満足げな小人2人を乗せての初マッド。
当然のローギア、2速で入るとグイグイと事もなげに進んでいく。まぁ、泥と言っても地盤がしっかりしてれば大した問題はないんだよな、とここは余裕を決め込む。
そして、先ほど牛屋さんが登頂断念したスロープ。
ちょっとドキドキしながら、まずはデフロックなしで登ってみる。勢いもなく、ただ登ろうとしたところ、ほとんどスロープを登ることなくタイヤが空転。
まったく話にならなかったので、今度はリアのみデフロックして挑戦。
今度は、スロープ中間あたりまで進めたけれど、やはりダメ。
ならばということで、いったん下まで戻って、前後デフロックを入れて勢いをつけて挑戦。
今度も中間を超えたあたりで滑り始めたけれど、そこからアクセルを踏み込み続けると、少しづつながら前進、最後はタイヤから煙が出そうなほど空転しながらも何とか上陸。
初めてのマッドクリアは爽快。
▼マッド挑戦動画▼
車から降りて、外観を眺めると、タイヤはドロドロ、ボディーもそこそこ泥が跳ねて、ヤンチャな風貌になっている。
カッコよくなったけど、もうちょっとだなぁ、ということで、もう一回マッドへ突入。
やはり同じように前後デフロックしないと上陸はできなかった。
上陸後の見てくれチェックをしてみると、今度はかなり泥んこ指数がUP。
お好みの感じに仕上がった。
すると今度は、そこに乱丸さんのピックアップが登場。
マッドに入るというので、どんな展開になるのかとみていると、なんとなんと、マッドゾーンは当然ながら、スロープ部分もデフロックすら使わずにスイィ〜っと通過。
その場にいた、牛屋さん、RJさんとともに、ビックリ仰天。
登れなかった牛屋さん(失礼)、前後デフロックでなんとか上陸の自分、それに比べてスゴイ。あのマキシスクリーピー、やはりただものじゃないんだ、とこれまた痛感。
すると今度は、オーバーフェンダーから綿毛が出ているグレーのバンに乗ったお風呂道さんが登場。
お風呂ならぬマッドに入って行く。そして、難関のスロープに突入。
BFグッドリッチのAT(245)を履いているので、どうかな、と思ってみていたのだけれど、やはりデフロックなしでは上陸できず。
前後デフロックを入れて挑むのだけれど、これがなかなか上がれない。みんなが散々掘ってしまったあとで轍がきつかったんじゃないかと思うのだけれど、かなりの難産の末にようやく上陸を果たすことができていた。
さて、そんなこんなでマッド付近でワイワイしていると、そこに竹村さんの乗るドイツの軍用車ピンツガウアーが登場。
カッコいいなぁ、と思ってみていると、隣にいた娘が「あの車カッコイイねぇ」と抜群のセンスを発揮。
挙句、竹村さんに「乗りたい」とおねだりしてピンツガウアーの助手席に乗せてもらってショートドライブにお出かけ。
あの車に乗せてもらって、この凸凹の道をドライブするなんて、贅沢すぎるぞ、わが娘。将来、どんな車に乗るお相手を連れてくるか楽しみにしておこう。
そうそう、マッド出口付近に置いてあったタイヤがコースを狭めていて、そいつに当たった愛車ランクル70の右側のサイドステップ(JAOSのブラックサイドステップ)のエンドキャップが外れたなぁ、と思っていたら、うちに帰ってきてみたら、サイドステップが全体的にボディー側に近づいちゃっていた。
見た目、そんなに分からないけど、ちょっと乗り降りしにくいのが玉にきず。
そんなタイヤは最後に、牛屋さんのウインチで移動して邪魔じゃない場所へ移動。
ウインチって頼もしいなぁ〜。最初にやってれば・・・てっきりコース設定なのかと思っていたら、違ったらしい・・・
そんな楽しい時を過ごしていると、時間は既に4時半近く。
暗くなる前にはブロンコ道を降りたいというヘナチョコらしい願望があったので、泥んこメイキングを施した愛車に乗り込んで、駐車場に戻ることにした。
◆ランクル70でBRONCOの会 2017夏記事&動画
◇その1 皆で進めば怖くない?ブロンコ道→記事
◇その2 痛!オバフェンがぁ・・・→記事
◇その3 ヒルクライム→記事
◇その4 マッド&バケツ→記事
◇その5 お別れ&泥遊び後メンテナンス方法→記事
こんにちは。今回はお世話になり、ありがとうございました。
今回はごく一部しか走らなかったので、次回が楽しみです。
BRONCO仕様のお手本カスタムも楽しみにしてます。
今後ともよろしくお願いします。
次回のミーティングに向けたコソ練、楽しみにお待ちしております(笑)
私も76のカスタムを少しずつ進めるようにします^^
こんばんは。本当にいいもの見せてもらいました。今度はクルージングからの上陸、是非見せてください。
乱丸さんのタイヤは本当に衝撃的でした。
ブロンコ体験して、あれも、これもと変えたくなっちゃう気持ちがよ〜く分かりました。
とりあえずは、ダメージ受けたサイドステップを補強がてら治さないと・・・
でも、動画で満喫できて満足です。
泥んこセクションも、参加したかったなぁ。
汚さないように注意して、洗車したうえで翌日車検でしたが、結局大して影響なかったし、汚しておけばよかったです。(こら)
こんばんは。乱丸さんのマッドタイヤの破壊力と79純正タイヤの・・・衝撃でしたから、関心高まりますね〜
専用品には専用品のワケがあるんですね〜
動画と記事、楽しく拝見させていただきました!
いつかはあのバケツを正々堂々と脱出してみたいと・・・ウィンチは使うでしょうが(笑)また船長になっちゃうでしょう(笑)
しかしあのバケツ音が下にいたRJさんにまで聞こえてたとは・・・
人里離れた優雅なランチのバックミュージックになれて光栄です(笑)
やはりタイヤの性能は大事ですね!!
動画の乱丸さんのタイヤの戦闘力にはビビりました・・・
次にお目にかかる時に果たして誰がタイヤをカスタムしてるのか(笑)
動画や記事のUPお疲れ様です
タイヤに関してピックアップ純正だった私と牛屋さんはこの後タイヤの話題で盛り上がりました。
昼飯食べてる時、山の上からザブン!!バッシャーン!!って聞こえたのは
これだったんですね