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2020年12月19日

財務・会計 〜デリバティブとリスク管理〜




デリバティブの種類

先渡取引(フォワード)

様々な原資産について、原則として、二者間で店頭(相対(あいたい))で行われる取引のことである。取引する原資産、取引条件などは取引の当事者間で任意に取り決める。受渡方法については、受渡決済日における現物決済(現物をすべて受け取り、購入代金を全額用意する)である。以下に示す先物取引(フューチャー)における「証拠金」や「値洗い」による信用リスクの回避はない。

先物取引(フューチャー)

様々な原資産について、原則として、取引所で不特定多数の取引参加者間で行われる取引のことである。受渡方法については、市場が決めた期日(取引最終日)までに反対売買(同じ商品に対する売りと買い)により差金決済することが一般的である。差金決済とは、例えば、100万円で買った商品を110万円で売った場合、100万円を入金することなく、差額の10万円だけを受け取るといった決済のことである。「証拠金」と「値洗い」によって契約の履行を取引所が保証しているため、信用リスク(契約の相手方が債務を履行しないリスク)は少ない。「証拠金」とは、取引における債務の履行を確実なものとするために取引の当事者が取引所へ差し入れる一定金額のことである。「値洗い」とは、先物の損益を日々計算しなおし、差し入れている証拠金がこの損益の水準に満たない場合、追加の差し入れを行うことである。

金利スワップ取引

同一の通貨間で金利を交換(固定金利と変動金利の交換、種類の異なる変動金利間の交換など)するスワップである。日本銀行が公表している「外国為替およびデリバティブに関する中央銀行サーベイについて(2016年6月末残高調査):日本分集計結果」などによると、わが国のデリバティブ取引において、想定元本ベースで今日最も多く取引されているものは金利スワップであり、継続的に金利スワップが最大のシェアである。「想定元本」とは、取引において元本の交換の対象とはならない場合であっても、金利の計算等のために想定される元本のことである。

通貨スワップ取引

異種の通貨間で金利・元本を交換するスワップである。

オプション取引

次の4種類に分類される。
「買う権利」のことをコール・オプション
@「買う権利」の購入
A「買う権利」の売却
「売る権利」のことをプット・オプション
B「売る権利」の購入
C「売る権利」の売却
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