夏休みキャンプへ行ってきました。
ちなみにキャンプは全くの素人です。
今回はキャンプの体験談では無く、キャンプ後に待っていた悲しくそして奮闘した出来事の顛末です。
※この記事の内容は素人がやってみたことですので、必ず樹液が取れる訳では無く、車によっては傷ついたり変色する可能性があります。トラブルについては自己責任でお願いします。
キャンプ場は日差しが強く、車はちょうど木陰になっている木の下に止めました。
後から考えれば、これが災いのもとでした。
キャンプは楽しく過ごし、さて帰ろうかと、車に乗り込んだ時にちょうど雨が降ってきて、
「いやー、キャンプ中に雨が降らなくて良かった」と言いながら車を出しました。
雨が強くなってきて、ワイパーを動かした際、車の異変に気がつきます。
「ん??フロントガラスに何かベタッとしたものが付いているな」
雨は強くなるものの、ワイパーではフロントガラスの異物は全く取れる気配がありません。
高速のパーキングエリア。気になってフロントガラスに付いているものを触ってみると、
指先にヌチャッとした感覚が伝わってきます。
はてこれは??と考えているのもつかの間、よく見るとフロントガラスだけで無く、
車のボディーにも無数の”ベタッとしたもの”が付着しているではありませんか....
これはもしや樹液...
そう、木陰と思って止めていた木から、おそらく落ちたものにちがいありません。
帰りの運転中、家に帰ってからゆっくり落とせば良いかな、くらいの楽観と幾ばくかの不安が心をよぎります。
家に帰るなりさっそく洗車用のウェットシートで拭き取ろうと試みます。
がしかし、むしろベタッとした樹液がシートがくっつき広がるばかり。やっぱり...
ここはひとつ落ち着いて、じっくり汚れを落とすべく、一旦部屋に戻りインターネットで除去方法を調べます。
だいたい、以下の内容でした。
- 60〜80度のお湯で柔らかくして取り除く
- 粘土クリーナーで擦って取り除く
- 中性洗剤で洗って取り除く
- ディーラーに持っていく
そもそも樹液といっても、何の木だったかも分からず、これはもはや
4が一番手っ取り早いのでさっそくディーラーへ電話してみました。
「あ〜、それは洗剤でこすって落とすしかないですね」
と、つれない回答。。次の車は他で買おうと心に決めつつ、自力を決意。
1のお湯作戦を実行してみました。ガラスに張り付いた樹液には一定の効果があり!!
しかし、ボディは高温で樹液が白く変色するも樹液は固いまま、
あまり強くこすって傷つけたくないこともあり、取り除けず。
3.中性洗剤も効果無し。
2.の粘土クリーナーを近所のホームセンターを探すも売っておらず...
万策尽きて諦めかけていた時、ふと子供の頃の記憶が蘇りました。
それはガムを噛んでいるときにかっぱえびせんを同時に食べると
ガムが消えて無くなるというもの。
そう、ガムといえばたしか樹脂からできているもので、油と混ぜると溶ける性質があったような..
ダメ元で、キッチンから油を引っ張り出してきます。
家に置いてあったのはキャノーラ油でした。
植物性油が果たして最善の選択かは分かりません。
いきなり、ボディーは怖いので、まずはガラスで試してみます。
あ、意外といけるかも。
油を数滴垂らし、指の腹でなでるようにこすっていくとみるみる内に取れました!
いやいや、喜ぶのはまだ早い、肝心のボディーがまだ残っている。
あーでも、万が一ボディが変色とか、カラーが剥げ落ちたりしたら嫌だなぁと思いつつ、
まずは目立たない、小さい箇所から試してみます。
油をつけては指の腹で撫でて、布でぬぐい、また油をつけて指の腹で撫でるを数回繰り返します。
ん、たしかに指の感覚からベタッとこびりついた樹液が消えていくではありませんか!
キター!!
これを数十カ所、すべて繰り返し何とか樹液を取り除くことができました。
油を指でこするときは決して爪を立てないように注意することと、
油を塗った後は中性洗剤で洗い流しました。
さらに注意点として、樹液がついてから時間が経てば経つほど、取り除くことが困難になります。
個人的な見解としては、付着から2日以上経つと固まってしまい、油で溶け難くなります。
以上が、私がこの樹液ベタッと事件をのりきった経緯です。
樹液の木の種類が不明なことや、キャノーラ油が最善か、また車種によって強度が異なる等、
正しいやり方は不明です。もしかするとディーラーに持ち込むのが最適解かもしれません。
試される場合は自己責任でお願いします。
以上
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油の効果凄かったです!
完璧には消えませんが塊が小さくなったので満足です。
ありがとうございました。