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2021年10月05日

エラー・カタストロフの限界

1971年にノーベル賞受賞者のエイゲンが提唱した進化生物学の基本で「エラー・カタストロフ(ミスによる破局)」の限界というものがある。ウィルスは変異しすぎるとコピーミスが起きてしまい、増殖が困難になり自壊するという考えである。2021年10月に入ってからの感染収束については様々な理由や見解がネット上で議論されているようだが、さももっともらしい説と感じている。特にインドでは2021年5月に1日の感染者が40万人にのぼる絶望的な局面があったが、その後何か明確な対策があったのかといえば不明であるが、結果として収束に向かった。そして日本もここへきて収束している。我々にはコントロールできない次元でウイルスは増加し、また減っていくようだ。人間に出来ることは一人一人の感染予防意識と小さな対策を地道に続けていくしかない。それだけだ。
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