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2021年04月23日

企業経営理論 〜競争回避の戦略〜

先発企業と後発企業

先発企業

先発企業は、累積生産量を積み増すことができるので、経験曲線効果が働き、コスト優位を追求することができる。成功に結びつく経営資源を業界に知れ渡る前に入手することにより、持続可能な競争優位を獲得して、模倣に対する障壁を築くことができる。例えば、コンビニエンスストア業界における先発企業であるセブン-イレブンは、独立心旺盛で能力も高い人をフランチャイジーとして獲得することができた。顧客側のスイッチングコストが高い状況では、先行者となる企業の優位性が維持されやすい。

デメリットとして、先行企業が特許取得によって得られる利益機会は、早期投資に見合う収益が不確実である場合、必ずしも大きくならない。特許取得には弁理士に払う費用や申請費など多大なコストがかかる。取得した特許の全てが利益に結びつくわけではなく、利益に結びついたとしても満足できる額の利益を得られるかどうかは不明である。また、先発企業は周辺技術まで特許を取得することも多く、その意味でも利益機会が必ずしも大きくなるとはいえない。
後発企業

新興市場の不確実性が高い場合、後続企業は新規分野への参入の意思決定を遅らせて、ビジネスの機会が確実になるとただちに量産態勢を整えて市場に参入すれば、先発企業に比べてコスト優位を発揮できる可能性が高くなる。例えば市場調査費や製品認知のためのプロモ ーション費など、市場開拓のためのコストを削減することができる。
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