作家の内館牧子さんが、高齢になって何かを始めるときの思考法を紹介していた。
私は「決断の7項目」を考えることが多い。
それは「年齢」「意欲」「体力」「記憶力」
「持久力」「経済力」「環境」。
(中略)
私は「趣味」として楽しみ、仲間を作るなら、
何に挑戦してもいいと思う。
だが、70代や80代以上になってから何かを始め、
「人間に年齢はない」と、稀有な人たちを目標にするなら、
落ち込むことの方が多かろう。
(中略)
私は「趣味」として挑戦することを大前提に、
やりたいことをすべて書き出すのがいいように思う。
7項目に沿ってだ。
出典:内館牧子「暖簾にひじ鉄」「週刊朝日」(2022.12.16)
内館牧子さんは1948年生まれの74歳。
最近では『すぐ死ぬんだから』とか『老害の人』など
シニア世代を主人公に高齢者の生きざまをちょっと面白く書いた小説が多い。
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かつては、恋愛もののトレンディドラマや、
NHKの朝の連続ドラマ、大河ドラマなどの人気脚本家として脚光を浴び、時代を牽引された。
内館さんは54歳の時、仙台の東北大学大学院に入学し、
大相撲について学んだそうだ。
その後は女性初の大相撲の横綱審議会で委員を務めるなど、
八面六臂の大活躍をされて、テレビにもよく登場されていた。
そんな74歳の人生の大先輩、
内館牧子さんのおっしゃることには説得力がある。
還暦の自分は、内館さんの年齢になるまではまだ一回り以上ある。けれど、
「70代、80代のとき、楽しくいられる自分をイメージしながら
新しい趣味を始めるのもいいな」と感じた次第だ。
内館牧子さんの『すぐ死ぬんだから』については別の記事も書いています。
よろしければ、お立ち寄りくださいませ
https://fanblogs.jp/umekotokyo/archive/29/0