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2024年02月15日

天才詩人・北原白秋に出会いなおす 小田原文学館(登録有形文化財)

小田原が好きです。
町のまん中に美しい小田原城があり、
素敵な街並みが広がっている。
海も山も近く、気候は温暖で、おいしい食べ物もいっぱい!

IMG_3281.JPG



小田原でぜひ、行ってみたかった「小田原文学館」に行ってきました。
2月中旬でしたが、小田原城址公園の梅はすでに見ごろ、
街のあちらこちらには菜の花も咲いていて、春満開でございました。

「小田原文学館」は、小田原駅・東口を出て徒歩約20分。
西梅子小路にあります。
西梅子小路はお屋敷街で、明治時代には有名人の豪邸が立ち並んでいたようです。
桜並木が整備されていて、見ごろの美しさが想像できます。

IMG_3294.jpg


明治から昭和にかけて、小田原には多くの文学者が住んでいたそうです。
「小田原文学館」は本館と別館「白秋童謡館」、それから尾崎一雄邸書斎で構成されています。

「小田原文学館」(小田原市公式)
https://www.city.odawara.kanagawa.jp/public-i/facilities/literature-museum/bungakukan.html


「小田原文学館」本館 歴史を感じるスペイン風の洋風建築

本館は、スペイン風のアンティックな趣ある建物で、昭和12年建築だそうです。
こちらには、小田原で暮らした文学者たちの自筆原稿や、初版本、愛用品や写真などが陳列されています。

〔紹介されている主な文学者たち〕
北村透谷、尾崎一雄、坂口安吾、谷崎潤一郎、岸田國士
牧野信一、北原武夫、三好達治、佐藤春夫 ほか

自筆の原稿用紙が見られるのは貴重です。
赤ペンで編集指定が入っていたりして、時代を感じます。

3階建ての洋風建築で、テラスルームにはソファなど置いてあります。
庭を眺めたり、ゆっくりすわって休憩もできますよ。

別館「白秋童謡館」は近代和風建築。衝撃的な天才白秋を知る!

IMG_3304.JPG



私が衝撃を受けたのは、北原白秋その人でした。

北原白秋といえば、 「ペチカ」「からたちの花」「この道」などの 童謡作詞家さん。
パステルカラーが似合いそうな柔らかい雰囲気の人だと、勝手に想像していたのですが、まったく違いました。

「童謡集 トンボの眼玉」(北原白秋 大正8年)という本が展示されていました。
今から100年以上前に出版されたとは思えない洗練されたブックデザイン、
美しい挿絵、
手に取ってみたくなる素敵な詩集です。
この本に収録されている「金魚」という詞のページが展示されていました。
金魚


母さん、母さん、
どこへ行いた。
 紅かい金魚と遊あそびませう。

母さん、帰らぬ、
さびしいな。
 金魚を一匹突き殺す。

まだまだ、帰らぬ、
くやしいな。
 金魚を二匹締しめ殺す。

なぜなぜ、帰らぬ、
ひもじいな。
 金魚を三匹捻ぢ殺す。

涙がこぼれる、
日は暮れる。
 紅い金魚も死ぬ、死ぬ。

母さん怖こはいよ、
眼が光る、
 ピカピカ、金魚の眼が光る。

「童謡集 トンボの眼玉」北原白秋 大正8年
https://www.aozora.gr.jp/cards/000106/files/55787_74814.html



最近では、「カチカチ山」などの昔話のエンディングも残酷だと変更されているようなのですが、青空文庫よりそのまま紹介させていただきました。

心の暗黒面を取り出して 誰にもマネできない言葉にする白秋さんは、 スゴイと震えました。

波乱万丈、北原白秋の人生

北原白秋はもとはぼんぼん育ち、実家は豪商だったそうです。
詩歌に熱中、学校を落第して上京します。
しかし実家の酒造が全焼して家業が傾き、家族を東京に呼び寄せたのです。

そんなとき、白秋は隣家の人妻と熱愛。
姦通罪で告訴されます。
苦難の末結婚するも「貧乏生活は合わない」と妻は家を出て行ったそうです。

2番めの妻は、詩人だったそうです。
家計はますます困窮して、妻が胸の病気になり小田原に転居。
2番めの妻は白秋の家族と折り合いが悪くなり、行方をくらまし離婚。

3番めの妻と結婚して、穏やかな生活を送るようになったようです。

このような人生の艱難辛苦が、童謡に表現されているのだと思うと、
子ども向けの歌詞ということではなく、底が見えないほどの深さを感じます。

小田原は散策が楽しい!

小田原は歴史ある町で、豊かな自然にかこまれています。
温暖な気候で海の幸や農産物も豊かで、
楽しめるところがたくさんあります。

私が行ったスポットをご紹介します。

●今回ご紹介した「小田原文学館」
https://www.city.odawara.kanagawa.jp/public-i/facilities/literature-museum/douyoukan.html
小田原市南町2-3-4
休館日:月曜日、年末年始、臨時休館日
観覧料:一般 250円
開館時間:3月〜10月 10:00〜17:00
     11月〜2月 10:00〜16:30
(入館は閉館時間の30分前まで)

小田原城
小田原城址公園 https://odawaracastle.com/Overview/
小田原城天守閣 https://odawaracastle.com/castlepark/tennsyukaku/

報徳二宮神社
https://www.ninomiya.or.jp/

報徳博物館
https://www.hotoku.or.jp/

小田原 かまぼこ通り
https://www.odawarakamabokodori.com/


次回は豊臣秀吉が築城した石垣山一夜城址に行きたいです。

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シニア世代のUmekoです。 本好き、漫画好き、ゆるランニングが趣味です。 ブログ一年生のあれこれや、てくてく歴史散歩をゆる〜く紹介しています。

【経歴】新卒でアパレル営業職/業界新聞社勤務/出版社で書籍企画と編集/ただいまデジタル学習中。趣味はゆるマラソンと山歩き。

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