2015年03月21日
Da Vinci新たな問題・・・
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どうもこんにちは、ツヨシです。
先日修理から帰ってきたDa Vinciにマスキングテープを貼り、そこにシワなしPiTを塗って出力するのがなかなか調子が良いと思っていましたが、出力するものによって問題があることが発覚・・・。
自分の使っているDa Vinci 1.0は、初代のDa Vinciなので、対応しているフィラメントはABSのみ。
したがって、使用しているのはABS。
3DプリンターにおいてABSは、熱収縮の問題が結構でてきます。
基本的に一番の対応は、ヒートベッドなどのプラットフォームに出力物をしっかりと貼りつかせ、ABSの冷却による縮に負けないようにすることですが、そこにも問題が出てきます。
以前のブログにも書きましたが、Da Vinciの場合、シワなしPiTという糊をプラットフォームのガラス面にしっかり塗ってあげることで、ほぼABSの収縮による反りを防ぐことが出来ます。
ただ、設置面積の大きいものを出力すると、あまりにもしっかり貼りつきすぎてしまい、剥がせなくなってしまうことがあります。(ガラス表面の状態にもよると思われます。)
自分は、そのせいでガラスを割ってしまいました。
そこで、3Dプリンターでの出力にマスキングテープを利用している方が多いので、導入。
マスキングテープのみでは、ABSの反りが大きいので、マスキングテープにシワなしPiTを塗ることで一段落。
それほど大きくないものは、結構いい感じに出力されていたのですが、車載用にスマホスタンドを簡易3DCADのMoI3Dにて作成し出力したところ、接地面の反りが大きくなってしまいました。
車載用のスマホスタンドは、市販のものを以前から使っています。
ところが、最初買ったものがスマホの機種変更により大型化したため、それまで使用していたスマホホルダー(スマホを挟んで固定するタイプ)では使えなくなりました。
そこで、たまたま見つけたスマホスタンドを購入。
こちらは、卓上スタンドと同じようにスマホを置いて使うタイプ。
小さい粘着パッドが付いていて、車の振動などでもスマホが落ちないようになっていたのですが、粘着パッドが劣化して使えなくなったので、車の発進時などにスマホが飛んで行ってしまいます・・・。
そこで、スマホの液晶側に少しだけ出っ張りを付けて、粘着パッドがなくてもスマホが飛んでいかないスマホスタンドを作成。
そして、出力すると端の方がこんな状態に・・・。
写真ではちょっと分かりにくいかもしれませんが、スマホスタンドとマスキングテープはしっかり貼りついています。
でも、マスキングテープがABSの反りに負けてプラットフォームのガラスから剥がれ浮いてしまっています。
マスキングテープは、かなりしっかり貼ったので、マスキングテープの粘着力では勝てない様子。
何か対策はないかと色々調べた結果、もしかしたら効果あるかも?というものを発見。
それを施したデータがこちら。
スタンド本体の周りに丸いオブジェクトがいくつもありますが、この丸いオブジェクトを置くことで、スライサーソフトでのラフト生成面積を増やして出力物の反りを防ごうというもの。
確かにABSの反りは、出力物の端の方に起きているので、余分なラフトやオブジェクトがあることで、反りの発生する部分が出力物のところまで来ない可能性があるのかなといった感じ。
この方法は、いくつかの3Dプリンターでは、反りの対策として使われている手段のようです。
これを実際にXYZwareで読み込んでスライスするとこんな感じに。
ちなみに、そのままだと造形可能領域からはみ出してしまうので、データを少し回転させて斜めにすることで造形可能領域に収まるようにしてあります。
プラットフォーム全域にラフトが生成されています。
この状態での出力は、まだ試せていないのですが、上手くいけば外側は反りが発生しても内側にある必要な部分までは影響しないといった状態になるはず。
もしこれでだめだった場合は、別の方法を考えないといけないですが、とりあえず次回はこれで出力してみたいと思います。
(本当は、反りを軽減する形状になるようデータを工夫するという手もあるのですが、自由な形に出来なくなってくるので、また今度という事で・・・)
結果は、後日ご報告できればと思います。
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マスキングテープ+シワなしPiTも万能ではなかった・・・
どうもこんにちは、ツヨシです。
先日修理から帰ってきたDa Vinciにマスキングテープを貼り、そこにシワなしPiTを塗って出力するのがなかなか調子が良いと思っていましたが、出力するものによって問題があることが発覚・・・。
自分の使っているDa Vinci 1.0は、初代のDa Vinciなので、対応しているフィラメントはABSのみ。
したがって、使用しているのはABS。
3DプリンターにおいてABSは、熱収縮の問題が結構でてきます。
基本的に一番の対応は、ヒートベッドなどのプラットフォームに出力物をしっかりと貼りつかせ、ABSの冷却による縮に負けないようにすることですが、そこにも問題が出てきます。
以前のブログにも書きましたが、Da Vinciの場合、シワなしPiTという糊をプラットフォームのガラス面にしっかり塗ってあげることで、ほぼABSの収縮による反りを防ぐことが出来ます。
ただ、設置面積の大きいものを出力すると、あまりにもしっかり貼りつきすぎてしまい、剥がせなくなってしまうことがあります。(ガラス表面の状態にもよると思われます。)
自分は、そのせいでガラスを割ってしまいました。
そこで、3Dプリンターでの出力にマスキングテープを利用している方が多いので、導入。
マスキングテープのみでは、ABSの反りが大きいので、マスキングテープにシワなしPiTを塗ることで一段落。
それほど大きくないものは、結構いい感じに出力されていたのですが、車載用にスマホスタンドを簡易3DCADのMoI3Dにて作成し出力したところ、接地面の反りが大きくなってしまいました。
思った以上に反る力が強い
車載用のスマホスタンドは、市販のものを以前から使っています。
ところが、最初買ったものがスマホの機種変更により大型化したため、それまで使用していたスマホホルダー(スマホを挟んで固定するタイプ)では使えなくなりました。
そこで、たまたま見つけたスマホスタンドを購入。
こちらは、卓上スタンドと同じようにスマホを置いて使うタイプ。
小さい粘着パッドが付いていて、車の振動などでもスマホが落ちないようになっていたのですが、粘着パッドが劣化して使えなくなったので、車の発進時などにスマホが飛んで行ってしまいます・・・。
そこで、スマホの液晶側に少しだけ出っ張りを付けて、粘着パッドがなくてもスマホが飛んでいかないスマホスタンドを作成。
そして、出力すると端の方がこんな状態に・・・。
写真ではちょっと分かりにくいかもしれませんが、スマホスタンドとマスキングテープはしっかり貼りついています。
でも、マスキングテープがABSの反りに負けてプラットフォームのガラスから剥がれ浮いてしまっています。
マスキングテープは、かなりしっかり貼ったので、マスキングテープの粘着力では勝てない様子。
何か対策はないかと色々調べた結果、もしかしたら効果あるかも?というものを発見。
それを施したデータがこちら。
スタンド本体の周りに丸いオブジェクトがいくつもありますが、この丸いオブジェクトを置くことで、スライサーソフトでのラフト生成面積を増やして出力物の反りを防ごうというもの。
確かにABSの反りは、出力物の端の方に起きているので、余分なラフトやオブジェクトがあることで、反りの発生する部分が出力物のところまで来ない可能性があるのかなといった感じ。
この方法は、いくつかの3Dプリンターでは、反りの対策として使われている手段のようです。
これを実際にXYZwareで読み込んでスライスするとこんな感じに。
ちなみに、そのままだと造形可能領域からはみ出してしまうので、データを少し回転させて斜めにすることで造形可能領域に収まるようにしてあります。
プラットフォーム全域にラフトが生成されています。
この状態での出力は、まだ試せていないのですが、上手くいけば外側は反りが発生しても内側にある必要な部分までは影響しないといった状態になるはず。
もしこれでだめだった場合は、別の方法を考えないといけないですが、とりあえず次回はこれで出力してみたいと思います。
(本当は、反りを軽減する形状になるようデータを工夫するという手もあるのですが、自由な形に出来なくなってくるので、また今度という事で・・・)
結果は、後日ご報告できればと思います。
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大分前に使われている方のブログなどで見て、良好な感じだという事は知っていたのですが、なるべく入手しやすいものが使えるといいなという事と、安いもので上手く行けると助かるというのもあったりしますので・・・
アメリカではパーツの販売もしているんですね。
国によってサポート体制等に違いがあるのかもしれないですね。
機種も1.0AなどのAが付くものがない(投入時期の違いなどから最初からPLA対応機種を販売していたのかな?)ようなので、国によって販売やサポートの仕方を変えている可能性がありますね。
日本でもパーツ売ってもらえると良かったんですが、ユーザー側での取り付け方が悪い事が原因だったりするのにクレームが来る…みたいなのを避けるとか実際にありますしね。
http://goo.gl/9tQo0O
ノズルやプリンタベッドのスペアパーツは米国xyzでは売られていたようですね。ダヴィンチ1.0用は売り切れになってますけど。
http://goo.gl/Z70dtW