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2022年11月03日

岸田さんの不都合

岸田さんが、やることなすこと、国民からもパヨク系からもケチをつけられて

二進も三進もいかない。

28日には記者会見で、

「財政支出で39兆円、事業規模で約72兆円。

GDP(国内総生産)を4・6%押し上げる」とぶちあげたのだが、

全く歓迎されていない。

当初、自民党の政調会長の萩生田さんが自民党で話を進めていたら

岸田さんから電話で25兆円で良かったのだな、と確認が入った。

今正にその補正予算の話をしているのに、何をバカな!

萩生田さんは怒った。

つまり、自民党を無視して財務省の案を通そうとしたのだ。

萩生田さんは財務省官僚に怒り、会議の結果を岸田さんに報告し、

その結果が29兆1000億円という数字になった。

結果、上記のような、「いかにも」な数字になったのだ。


そうすると、

新聞各紙は「巨額の痛み止めを盛る経済対策の危うさ」(日経新聞29日朝刊社説)、

「財政規律の喪失を憂う」(朝日新聞29日朝刊社説)などとバラマキを懸念する記事になり、

財務省の方を持つ記事を書いている。

一方国民は、76・3%が「予算規模が小さすぎる」とした。

また、一部識者からも「危機的状況のなか場当たり的だ」。

岸田さん、立つ瀬がない。

チビチビ補助金を出すやうなことをするから、

メデイァからも国民からも反発されてしまう。


こんな意見がある。

《(財務省案の)25兆円から少し盛っただけ。

組合の一時金要求と同じデキレース》

《ただし真水で…財務省がまた誤魔化しそう》

その通り、財務省のポチの岸田さんにはこれくらいしか期待できない。

《(1)増税、(2)利権団体にばら撒き、

(3)時々庶民にオコボレを繰り返してるようにしか見えない》

《総合経済対策のために赤字国債を新規に29兆円発行。

将来に渡って国民が返済していく》

こんなことを言われてしまうのだ。


岸田政権の総合経済対策をどう見るか、ということについては

それぞれ議論百出だが、経済評論家の渡邉哲也氏は

「国民の不満をそらすポピュリズムに走り、目先の対応に終始した。

場当たり的対応で右往左往している場合ではない」

続けて、「エネルギー問題は国の根幹に関わる。

先端の原発導入も含めた中長期的なインフラ投資に加えて、

エネルギー政策が適切か、課税や料金体系を含めて検証する必要がある。

安全保障面では、台湾有事などの『中国リスク』は高まるばかりだ。

サプライチェーン(供給網)の国内回帰や、

先端技術を加速する事業・研究の支援が急務となる。

岸田政権は長期の国家戦略を描き、貴重な財源を投資すべきだ」

そうなのだ。

「国家戦略」なのだ。

「財務省戦略」ではダメなのだ。

「岸田」 = 「財務省」なので「岸田戦略」ではダメなのだ。









posted by smile at 18:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | コラム
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