日々のつぶやき

政府が最低賃金の引き上げ幅について、

厚生労働省の諮問機関が「31円」とする目安をまとめたと

発表した。

「朝日新聞デジタル」も報じているが、雀の涙ほどの額だ、と言っている。

それを受けてSNS上では

《30円って『子ども銀行』か？》

《アベノミクスですら３０円も上がらなかったのか！》

《ビッグカツ1つ買えねえ》

《103万の壁もかえてくれないと意味ないよ》

などと非難の声が溢れたらしい。


さらに、経済アナリストと称する森永卓郎はこのように言っている。

「名目では過去最大になっても、物価が2.3％も上がっているので、

実質の引き上げ幅は1％くらいしかないんですよ。

だから『焼け石に水』もいいところだと思います。

この程度しか上げられないのは、経営側が抵抗しているからです。

【最後の経営側が抵抗・・・は当たり前のことで、賃金を上げるのは

経営には痛い。

しかし、ここからが、森永のアホ丸出しなのだが、】

日本の最低賃金は、各国と比べても圧倒的に低い。

【本当か？】

それが、日本が世界でトップクラスの格差社会になっている。

【嘘をつくな！】

なぜこんなに低いかというと、

『非正規社員』という肩書きの違いだけで、

賃金が正社員の半分になるから。

【うそを言え！データを正しく伝えろ】

こんな国はほかにないんですね。

日本も、建て前上は同一労働同一賃金の制度があって、

賃金差別をしちゃいけないことになっていますが、

例外規定があるため、事実上のザル状態になっているんです。


【そして、日本の賃金は安いと言っている。】

　賃金が安いことが、日本の景気が停滞し続ける理由なのだろうか。

「その通りです。

賃金を上げないと成長できない、というのは明白なんですね。

その賃上げが時給３１円だということを嘆いている。

【日本の政治は駄目だといいたいのだ。】

米国はアルバイトでも、時給2000円から3000円だ、と紹介し、

日本は韓国よりも低いと言っている。

しかし、米国の物価はどうなっているか？

失業率は日本と比べてどうだ？


賃金を上げるために、第一に何をやるべきか。

そして、ここでも嘘を言うのだが、

韓国は、最低賃金をものすごい勢いで引き上げ、現在は10年前の約2倍です。

『そんなに急激に上げたら、韓国経済が潰れるぞ』といわれましたが、

そうはならなかった。

【果たしてそうか？韓国経済は破綻寸前だ。

若者はヘル・コリアと言っている。

韓国から脱出しょうとしている。

大量の失業者が出て、若者は鳥料理の自営の店を始めたが

みんな倒産した。】


経済学的に言うと、この３１円は上げすぎで、せいぜい２５円だ。

そうしないと、企業は人減らしを始め、失業率が急激に上がる。

韓国と同じ徹を踏むことになる。

経済学者を看板にするのなら、それくらいの計算をしろ。

メディアの提灯持ちしか出来ない学者など、必要ない。


米国は賃金も高いが物価も高い。

例えばマクドナルドの商品で比べてみると良い。

小室圭氏は５０万円／月からの家賃の部屋に住んでいるが、

ニューヨークのハズレのチンケなマンションだそうだ。


生活しやすければ、労働賃金が高ければ人は集まる。

米国のメキシコとの国境を見るまでもなく、韓国から若者が脱出しようとしているのも

至極自然な経済の原理だ。


日本から若者が脱出することなど聞いたことはない。

ガーシーセンセイなどのように、日本にいられない別の理由があるのであれば

それは仕方ない。