2018年07月03日
山頭火 11
一羽来て啼かない鳥である
これは独居している時の句だと思うが、
一人ポツネンと座る山頭火は話し相手もなく、
風の梵と静寂と一つになるしかない。
1日の終りが迫ってきたころ、
一羽の鳥が山頭火がいると知ってか知らずか、
近くの枝にとまった。
神経を鳥に向けその啼き声を耳を澄ませて待てど、
鳥は啼きもせず哲学者のごとく静かに、
山頭火の静寂をやぶるのをはばかるかの如く、
枝と一つになっている。
この鳥が何だったか、
私にとってはどうでもいいのだが、
山頭火も鳥は啼くものだと思っていたのだな、
ということを面白く思う。
せめて鳥だけでも側に来て
話しかけて欲しくなるほどの、
一人でいることの山頭火の
寂しさ思うのである。
これは独居している時の句だと思うが、
一人ポツネンと座る山頭火は話し相手もなく、
風の梵と静寂と一つになるしかない。
1日の終りが迫ってきたころ、
一羽の鳥が山頭火がいると知ってか知らずか、
近くの枝にとまった。
神経を鳥に向けその啼き声を耳を澄ませて待てど、
鳥は啼きもせず哲学者のごとく静かに、
山頭火の静寂をやぶるのをはばかるかの如く、
枝と一つになっている。
この鳥が何だったか、
私にとってはどうでもいいのだが、
山頭火も鳥は啼くものだと思っていたのだな、
ということを面白く思う。
せめて鳥だけでも側に来て
話しかけて欲しくなるほどの、
一人でいることの山頭火の
寂しさ思うのである。
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