2018年06月24日
山頭火 10
山頭火の句には、「海」の句はほとんどない。
彼の旅は、ほとんど山道の旅だった。
現在のような車道はないので、
海岸線に沿った道は少ないし、
あったとしても迂回することになるので距離が長くなる。
徒歩の旅にはありがたくない。
峠を越える方が楽だ。
したがって必然、「山」の句が多い。
また見ることもない山が遠ざかる
知己を訪ねる旅は、ただ歩くよりほかにすることもない。
初めて歩く道の前方に見え隠れしていた山が、
気が付くといつの間にか後に見えるようになっている。
一期一会の旅は、またこの道を通ることはないだろうし、
この名も知らぬ山を見ることもない。
彼の旅は、ほとんど山道の旅だった。
現在のような車道はないので、
海岸線に沿った道は少ないし、
あったとしても迂回することになるので距離が長くなる。
徒歩の旅にはありがたくない。
峠を越える方が楽だ。
したがって必然、「山」の句が多い。
また見ることもない山が遠ざかる
知己を訪ねる旅は、ただ歩くよりほかにすることもない。
初めて歩く道の前方に見え隠れしていた山が、
気が付くといつの間にか後に見えるようになっている。
一期一会の旅は、またこの道を通ることはないだろうし、
この名も知らぬ山を見ることもない。
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