日々のつぶやき

北朝鮮に関するニュースを二つ。


ことし２月、スペインにある

北朝鮮大使館が襲撃された事件で逮捕者が出た。

金正恩体制打倒を訴える団体「自由朝鮮」のメンバーで、

アメリカの元海兵隊員が逮捕されたという。


この容疑者は、１９日にロサンゼルスの裁判所に

出廷したということだ。

むろん、司法省は「ノーコメント」としている。

また、「自由朝鮮」のリーダーの自宅の家宅捜索も行った。

これを受けて「自由朝鮮」は、

「アメリカが北朝鮮からの告訴を受けて

アメリカ人に対して逮捕状を執行したことに

がく然としている」との声明を出した。


この話は、当面「キツネとタヌキの化かしあい」になるのだらう。

CIAがシナリオを作って、北のオデブチャンに

痩せる思いをさせようとするのだと思う。



もう１件、北のオデブチャンが変なことを要求した。

アメリカのポンペオ国務長官は、

北朝鮮が長官を非難し、交代するよう求めたことについて、

「引き続き、交渉を主導していく」と述べ、

要求には応じない考えを示した。


この記事を見たとき、意味がわからなかった。

外交交渉の相手が気に入らないからとか、

敵わないからといって

代えてくれなどというのは、ギブアップしているのと

同じことになるだろう。


TPPの交渉で、米国の担当官が甘利大臣のことを

「顔を見るのもイヤだ」と言ったことがあった。

さらに、「尊敬すべき交渉相手だ」。


北朝鮮は「顔を見るのもイヤだ」で止まっている。


ポンペオ国務長官は「何も変えない。

私はチームを率いて交渉を続けるつもりだ」

こうなってしまうのは当たり前だろう。


北のオデブチャンは国内での手法を外交に使ってしまった。

未熟だ。

米国の相手にはとてもではないがなれない。