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2019年12月05日
34.帰りの飛行機
飛行機に乗り込んだ。
帰りのファーストクラスは、8席中6席がうまっていた。
なんと私の前の席は、若い女性が慣れた感じで座っていた。
お前は芸能人か?
金持ちっているもんだとつくづく思う。
飛行機が水平飛行になり、おもむろにメニューを眺めているとアルコールのところに、サントリーの響がある。
それも21年ものだ。
昨今のジャパニーズウイスキーブームもあり
早速、響21年ものをオーダーした。
初めて飲む、高級ウイスキーの味は格別と言いたいところだが、美味しいと言えるだけの舌は持ち合わせていない。
ただ強烈に香りや味がつきぬけていた。
ストレートよりロックや水割りのほうが私には、美味しかった。
ただ1本6〜7万のウイスキーを嗜むのも経験だ。
ワインもいただいた。
食事は、またしてもフレンチのフルコースにした。
今回のメインは、ロブスターではなくステーキだ。
最高に美味しいはずなのだか、往路と同じくあまり沢山食べれない。
つくづくもったいない。
機内食をあまり食べないと、CAさんが心配して何度も聞きにきてくれる。
機内では、下町ロケットを往復で全て見てしまった。
窓の下には、一面に荒野が広がっている。
場所を聞くとロシアの大地との回答。
アメリカに行って、眼下にカナダやロシアの大地を見ることができた。
成田に到着して、国内線に乗り換えた。
成田空港も羽田と比べると田舎くさい。
国内線の座席は、アメリカ人の若い2人組の男の子が隣に座っていた。
この多分、大学生がスマホを機内モードにせずに、ずっといじっている。
私もみて見ぬふりをしていたのだが、ついにスマホを指して、LTE、NOと声をかけた。
彼らは分かったみたいで、機内モードにしてくれた。
それから少し会話をした。
長崎に向かうそうだ。
また、窓からの夕陽が綺麗で私がスマホで写真を撮っていると、隣の大学生も自分も撮らせて欲しいと話しかけてきた。
飛行機の中で外人と単語ではあるが、会話をするなんて、ニューヨークに行かなければ絶対にないことだ。
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33.さよならニューヨーク
ケネディ空港には、2時間前に着いた。
ちょっと早過ぎたので、散策するが、ANAが離着陸する第7ターミナルは古く、見るべきものは、特段なかった。
日本人観光客のおばちゃんの団体さんにANAカウンターを教えたぐらいだ。
時間が来て、カウンターで手続きをするが、ファーストクラスでも自分で荷物にタグを付けるように言われた。
ANAカウンターでも外人での対応もあり、
英語が苦手の私は、日本人グランドスタッフに手続きをやってもらった。
成田とは違い、ファーストクラスだから特別なカウンターなどもなく、少しがっかり。
成田空港での対応と比較すると雲泥の差だ。
少し不機嫌な気分で出国審査を受けた。
驚いたことに靴まで脱がされたうけに、全身360度スキャンされた。
やはりテロに対する厳重なチェックが感じられた。
それから、楽しみにしていたファーストクラスラウンジに向かった。
ケネディ空港では、ANAは同じスターアライアンスグループのブリティッシュエアラインのラウンジと共用だった。
正直、成田のANAファーストクラスラウンジとは比較にならないぐらいチープだった。
ワインの品数だけは、多いがフードも少なく、なんだか普通のラウンジだった。
ビジネスクラスラウンジものぞいたがファーストクラスラウンジとあまり変わらなかった。
こんなことなら帰りはビジネスクラスでもよかったのではと少し後悔した。
次回、行きはファーストクラス、帰りはビジネスクラスで充分だと思う。
これでも贅沢すぎるので、しっかりマイルを貯めなければ。
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32.帰国日の朝
タイムズスクエアからホテルに戻り、眠ろうとしたが、ニューヨーク最後の夜、なごりおしく一睡も出来ずに朝を迎えた。
朝6時、近所のスタバにスイーツを買いに向かう。
コーヒーは飲まずに、クッキーやケーキなどお土産に7点程、購入した。
購入するときに、私の伝え方が悪く、キャンセルした商品も全部購入になっていた。
キャンセルになっていなかっただけなので、商品もあるし、まあいいか。
もう少し英語を勉強しよう。
店を出ようとした時に、ディスプレイとして積み重ねてあるマグカップに気づく。
記念に買っていくか?
アメリカサイズででかい。
購入。
部屋に戻りチェックアウトまでの時間は、名残り惜しく、ちょっとブルーな気持ちなった。
部屋の中で、もう一度ニューヨークに戻ってくる決意の為に自撮りをした。
時間がきてチェックアウト。
フロントのお兄ちゃんが英語で何か言っていたが、フレンドだけわかった。
タクシーは、ホテル前のタクシー乗り場で簡単に乗車できる。
タクシーでケネディ空港まで移動した。
ドライバーも慣れたもので、片言の日本語は話す事ができる。
最終日、空港への移動はタクシーが安心で良いと思う。
車内で運転手と軽い雑談。
日本人は、ジェントルマンと言ってくれた。
親戚が日本にいるとも言っていた。
車窓からマンハッタンを見ながら空港に向かった。
日本に帰る嬉しさよりも、ニューヨークを離れる寂しさがこんなに大きいとは、自分自身驚きだ。
学生時代は、あれほど英語が嫌いだったのに!
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