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2016年04月28日

カラヴァッジョ 天才画家の光と影 (2007年/イタリア)

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カラヴァッジョ 天才画家の光と影 (2007年/イタリア)

監督/アンジェロ・ロンゴーニ
脚本/ジェームズ・H・キャリントン、アンドレア・プルガトーリ

about the movie

1986年公開のデレク・ジャーマン監督によるイギリス映画。ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオを主人公にした映画だが、完全な伝記ではなく、創作に基づいて作られている。「メドゥーサ」「愛の勝利(勝ち誇るアモール)」「執筆する聖ヒエロニムス」などカラヴァッジオの作品も多く登場する。(wikipediaより引用)

story

1610年、画家ミケーレ・カラヴァッジオがトスカーナのポルト・エルコーレの質素な部屋に鉛毒で死を待ちながら、過去を回想する。

少年カラヴァッジオはミラノ近郊の故郷カラヴァッジオ村を離れ、ローマに移り住み、道端で絵を描いて食いつないでいた。貧困から病気になり、入院先で枢機卿デル・モンテの訪問を受ける。「絶望は恐れを知らず」と刻んだナイフを持っている。彼の絵に魅せられた枢機卿の庇護のもとに腕を研き、ローマの聖ルイ・フランス教会から公式の作品依頼を受ける。「聖マタイの召命」などの連作に取りかかる。若い賭事師ラヌッチオ・トマソーニと彼の愛人のレナと出会ったのをきっかけに奇妙な三角関係が始まる。

銀行家マルケーゼ・ヴィジェンゾ・ジュスティアーニの依頼を受け、「愛の勝利」を描く。ジュスティニアーニの豪華なパーティにラヌッチオとレナを連れて行く。レナは法王の甥でビオーネ・ボルゲーゼ枢機卿に紹介され、ボルゲーゼはレナに心を奪われる。カラヴァッジオがレナをモデルに「マグダラのマリア」を描く。レナは枢機卿ボルゲーゼに取り入ろうと計画を企てるが、テベレ川で溺死体で発見され、ラヌッチオは容疑者として逮捕される。カラヴァッジオはラヌッチオの釈放のために法王にも会う。釈放されたラヌッチオはカラヴァッジオに自分が犯人だと告白。怒ったカラヴァッジオはラヌッチオを刺し殺す。(wikipediaより引用)

review

久しぶりの単館系。「カラヴァッジョ」を鑑賞。映画が始まった瞬間、「ああ、やっぱり映画ってこれよね!!」という、シネコンでは味わえないわくわく感が。うーん、やっぱり小さな映画館でやる作品っていいんだよねえ。「オーケストラ!」と「アルゼンチンタンゴ〜マエストロの巨匠たち(タイトルうろ覚え)」は何が何でも見ねばならぬ。

で、カラヴァッジョ。没後400年で制作された映画みたいです。ちょうどブリューゲルと同時代を生きた画家(少し面識もあったみたい)。あとデューラーも。多くの宗教画を残しているけれど、とっても好みというわけではなかったので、なんとなく深く掘り下げて調べることはなかった。と言ってもこれは映画とは少し違って、2話放送のテレビ映画を、1本にまとめて日本上映したものらしい。どうりで最初のほうがすごく駆け足だったわけだ(とくに回想シーンなど)。これフルで見てみたいなあ。DVD借りようかな。かなりカットされているんだろうか?

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この映画は、彼の絵画に対する想いと人生、後半のほうを掘り下げてる。だから、彼が画法を習得するまでとか、そーいうことは出てこず、登場していきなり絵うまい。メディチ家にパトロンについてもらうまでは荒くれて警察沙汰になり逮捕→投げやり、ってことを繰り返していたのだけれど、フィレンツエ宮に住んで良い身なりをしてからも、荒くれて警察沙汰→投げやり→しまいに指名手配。こんなにも才能を丁寧に使わない人っていったい…。もったいないったらありゃしない。

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撮影も壮大すぎずこじんまりしてるし、映画に漂う雰囲気も素敵だし、カラヴァッジョの薄汚れた服も素敵だし、ストーリーも大感動はなくても普通にまとまってるし、俳優はかっこいいし、とても良かったんだけど、ただひとつ……

音楽が妙に安っぽいんですけどー?!

もうちっと、繊細な音楽にしてくれたら…。

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にしてもこの手の映画って、やたらと大規模になると空撮でどーんとイタリアの景色を出したりとかするけれど、そういう妙な壮大さが無いのが良いのだ。きっとダヴィンチならもうすこし予算が出て、無駄に壮大で大味になるんだろうなあ。

そしてこの映画のキャストですが、

• アレッシオ・ボーニ:カラヴァッジョ
• エレナ・ソフィア・リッチ:コンスタンツァ・コロンナ侯爵夫人
• ジョルディ・モリャ:デル・モンテ枢機卿
• パオロ・ブリグリア:マリオ・ミンニーティ
• ベンヤミン・サドラー
• クレール・ケーム
• マリア・エレナ・ヴァンドーネ
• マウリツィオ・ドナドーニ
• シモーネ・コロンバリ
• セイラ・フェルバーバウム
• ルベン・リジーロ

…ひとりもしらん。びっくりすぐくらい知らん!!

しかしカラヴァッジョ役のアレッシオ・ボーニはとても好みでございました。

公式サイト→http://caravaggio.eiga.com/

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感想(2件)






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映画館で観た最新映画から、昔の名作まで 幅広くと見せかけて、かなり偏った映画オタクが、ゆるーく感想を書いているブログです。 単館系は、音楽モノの映画、美術モノの映画、歴史映画が好物。 好きな監督はタランティーノ、ウディアレン、園子温、スティーブン・ダルドリー、フランソワ・オゾン、イリャニトゥ、デル・トロなどなど。 雑食に映画を観て、雑多な映画感想を書いております。※感想は鑑賞した当時のものです。
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