2014年07月01日
米ゼネラル・モーターズ、エンジン点火スイッチの欠陥で845万台リコール、賠償対象も拡大か
米ゼネラル・モーターズ(GM)は30日、6種類の不具合を理由に、新たに約845万台をリコール(回収・無償修理)すると発表した。関連の事故で3人が死亡、8人が負傷したという。GMはこの日、エンジン点火スイッチの欠陥を長年放置した問題で事故の被害者に対する賠償基金の詳細を発表したばかりだが、新たなリコール分は含まれておらず、賠償対象の拡大を迫られる恐れがある。
今回の事故では死亡者も負傷者も出ているためにかなりの損害賠償請求となってしまうだろう。このような事件が起きた場合、日本では誰かに責任を負わせて辞めさせる所謂「尻尾切り」というような処置をとるがアメリカでは企業全体で責任をとるために個人が辞める事はない。このような部分は日本企業も見習うべき点である。
また損害賠償の請求のされ方も違う。今回の場合は人数的には広がる事はないと思うが喫茶店等に損害賠償を請求した場合は広がる可能性がある。それは日本の場合は損害賠償を請求された場合は請求してきた本人に対してのみ支払う形になる。しかしアメリカの場合は損害賠償を請求された場合、今までに苦情を出してきた人の分も支払わなければならない。
例えば、日本の喫茶店の椅子を想像してもらえれば分かると思うが、200キロを超すような人がとても座れるようなものではない。しかしこれに対して差別しているという事で損害賠償を出し、店側が負けて巨額の損害賠償を支払った例がある。この場合も個人に対してではなく複数に支払うことになっために賠償金は増幅した。弱者保護といっても恐ろしいことである。
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