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2016年06月24日
国民投票の結果、イギリスEU離脱 キャメロン首相が辞任を表明
現在、英首相のデイヴィッド・ウィリアム・ドナルド・キャメロン首相が辞任を表明した。先日、行われたイギリスはEU(欧州連合)に残留するべきか、離脱するべきかの国民投票が残留48%、離脱52%という結果になり、イギリスのEU離脱が決定したからである。
キャメロン首相はEU残留を支持していたために、離脱の結果を受けて、今の状況を落ち着かせるためにしばらくは続けるが、10月の保守大会までに新しい首相を決める必要があると述べた。
各国は今回のイギリスのEU離脱を受けてリーマン・ショック級の経済への影響が見られる可能性があるとしている。今回の報道を受けて、ポンドは一時、ドルに対して10%以上下落していた。
リスボン協定第50条に定められる離脱条件の交渉期間は2年であり、首相はこの2年間をいつから数えるのか決定しなければならず、キャメロン首相は国民投票の結果が離脱であった場合は直ちに第50条を発動するとしていたが保守党が急ぐべきではないとして慎重を促している。
今回がEUを離脱する初めてのケースとなるために世界各国が今回の件に関して注目している。また、EUに加盟していれば国境を越える際の手続きを簡略化できていたが、離脱するとなれば、正式の手続きをとらなければならないのか等、イギリスだけでなく、ありとあらゆる面でほかの国の者にも影響を与えることになるのは間違いないだろう。これから、しばらくはイギリスの動向に目が離せない。