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「精神的活力」は、健全な胃腸から

胃腸の具合が悪い時には、決して気分爽快にはなれません。
精神状態は、胃腸の具合に左右されるのです。

もう20年以上も前に、
東京都精神医学総合研究所の諸治隆嗣氏によって行われた
「胃腸と精神の表裏一体の関係」を裏付ける興味深い実験結果があります。

精神分裂病に優れた効き目をもつ「セルレイン」というクスリがあります。
このクスリを注射すると、ほかのいかなるクスリも効かなかった患者でも、
気分が爽快になってくるといいます。
その作用のしくみを調べてみたところ、意外な事実が判明しました。

精神に作用するクスリなのだから、当然、血流によって脳に到達すると考えられていました。
ところが「セルレイン」は脳には運ばれず、すべて胃壁と腸壁に吸収されて、
胃腸のみに作用していることが判明しました。

この事実から、胃腸の状態が精神状態を左右することが明らかになり、
胃腸は「リトル・ブレイン(小さな脳)」と呼ばれるようになりました。
また、胃腸を支配している自律神経節(太陽神経叢)は、「腹脳」と呼ばれています。

つまり、精神を健全にする基本は、胃腸にあるのです。
「胃腸のぜん動力強化」と「腸内環境を整える」ことが、精神的活力の基礎といえるでしょう。

ちなみに「ガッツ」の語源は、英語のgut(=消化管)です。
実際、脳内と腸内には、ほとんど同じ神経伝達物質が存在しており、
セロトニンの約95%は腸で作られています。

糖質を摂っても「太らない・高血糖にならない」秘訣

高血糖は、血中にAGE(糖化タンパク)を増やすため、血管の内壁を傷つけ、
動脈硬化をはじめ、白内障やシミ・シワなど様々な老化現象を促します。

とりわけ、砂糖や果糖のように吸収の速い(GI値の高い)糖類は、
摂取後、急激に血糖値を上げるため、弊害が大きくなります。

しかし、吸収の速い(GI値の高い)糖類を摂っても、
“高血糖の弊害がおきない時間” があるのです!

その時間とは…
『激しい運動後』です。

甘いものを摂ると大量に分泌されるインスリンは、『肥満の元凶』といわれています。
ところが、激しい運動後の筋グリコーゲンが不足した状態では、
『疲労回復の救世主』として働いてくれるのです。
運動直後では、血糖が(脂肪細胞に、ではなく)筋細胞に速やかに吸収されるため、
血糖も上昇しません。
また、インスリンにはタンパク質の合成を促す作用もあり、筋肉増強が促されます。

ウエイトトレーニングでは、
「トレーニング直後にプロティンを飲む」ことが常識ですが、
タンパク質だけでなく、糖質も一緒に摂取したほうが筋肉増強効果が大きくなります。

ウエイトトレーニングの1時間後に、
必須アミノ酸6gと炭水化物35gを摂取すると、
筋肉のタンパク合成が約3,5倍に増大する、という研究結果があります。(Rasmussenら)

そして、ウエイトトレーニングの3時間後に、筋タンパク合成のピークを迎えます。

継続的にウエイトトレーニングを続けて、筋肉量が増えていけば、
筋肉が消費してくれるカロリーが増えて、『太りにくい体質』になります。
それはつまり、『糖尿病になりにくい体質』ということでもあります。

つまり、筋肉量を増やして太りにくい・高血糖になりにくい身体にするには、
“食事の前に”ウエイトトレーニングを行うことが効果的なのです。

これに対して、食後に「有酸素運動」をいくらしても、
単に、食後の血糖の急上昇を抑えるだけで、
筋肉量が増えるわけではありません。

糖質を摂っても、太らない・糖尿病にならない秘訣は、
『食事前のウエイトトレーニング(または力仕事)』にあるのです。



“健康常識”に関するミニコラム

日射病の予防に帽子をかぶることは、健康常識の“うそ”とも言える。帽子をかぶっていても、強い直射日光を長時間浴びれば、体温が異常上昇してしまうことはあり、めまい・吐き気・思考力低下などの症状が起こる。帽子を過信しないことが大切である。

“健康的な小麦色にやけた肌”という常識にも疑問がもたれている。日焼けを人体生理学的に見ると、軽いやけど状態にあり、健康的というには程遠いのである。また、美容的にもシミやソバカスの原因となることから、必ずしもお勧めではないのである。

「夏にたっぷり日に焼けると、冬、風邪を引きにくい」というのは代表的な健康常識のウソだという。医学的にこの常識を証明した調査はないようで、逆に日焼けと皮膚ガンの関連性も注目されてきたこともあり、子供の日焼けを避けるようにしている国もある。

ゴルフ好きのお父さんが注意したいことは、クラブを強く振り回しすぎることで起こる“肋骨骨折”なのだとういう。ミスをして急に走り出したときに起こる“アキレス腱断裂”やボールを拾うときの“ぎっくり腰”などもあり、日ごろの運動不足解消も大切だが、怪我をしないことも大切である。

視力低下はテレビの見すぎ、ゲームのやりすぎだといわれているが、医学的にははっきりとは証明されていないという。現代に子供は柔らかな食品を好む傾向にあり、アゴの筋力が低下し、眼球の視力調節不全を招いたというのが、本当の理由だと考えられている。

シャンプーを顔についきたままにしておくと、皮膚がヒリヒリしてくる。つまり、石鹸よりはるかに刺激が強いということである。したがって、毎日頭をせっせと洗い続けることによって、頭皮が異常に刺激されて、結果として“若はげ”のもとになる可能性もあるという。

1980年代は0.01%と、ほとんど見られなくなった寄生虫が、90年代に入って激増してきているという。原因は、人糞や屎尿を肥料とした家庭菜園での生鮮食料品であると考えられ、これらを十分な水洗いをせずに食べているのではないかと考えられている。

高齢化社会の日本において、老人を元気で長生きさせようとするなら、肉・魚・卵などの動物性タンパク質をたっぷる食べることだといわれている。血管をつまらせるコレステロールが多いという理由で植物性タンパクをすすめるという健康常識も必ずしも正しいとはいえない。

アメリカでは10代の高血圧が問題となっているが、日本でも1980年代から増加し始めてきている。血圧は心臓が血液を送り出す“上の血圧”と戻ってくるのに関係する“下の血圧”が問題となる。従来は上の血圧が重視されていたが、10代では下の数値が特に重視される。

高血圧に悩むお父さんに、ぜひ教えたい“健康常識のウソ”が「高血圧と減塩は無関係というもの」で東大医学部が報告している。もちろん、塩分をいくら摂取してもかまわないというものではないが、一般的な塩分摂取量1日15gに抑えるだけでよいというものである。

「血圧が低いから、朝の目覚めが良くない」という健康常識は、世界中の睡眠の研究者から否定されているのだという。医学的にはまったく証明されていないこのような俗説が、どのようにして広く信じられるようになってしまったのか、今後検証されることになるという。

「空腹は最高の調味料」というが、健康のためにはあまり感心されないことである。お腹がペコペコで食事をすると、どうしても“早食い”になってしまい、満腹のサインが出ていても食べ続けて、食べ過ぎになる傾向が出てくるのだという。“食事はゆっくり”が基本だという。

「食べてすぐ横になるとウシになる」はまったくの俗説であり、行儀の悪さを指摘した言葉である。ただし、横になっても構わないが、満腹のまま寝てしまうのは健康に良くない。胃の消化活動は、活発に起こる時期の睡眠は消化活動が落とするのだという。

栄養のかたよりから、子供の高血圧が増えてきている。ただし、大人でも病院へ行って医師の前で血圧を測ると緊張で30〜50位も上がるといわれているので、子供の血圧が高くなってしまうこともこういった要因もあるという。測定の際、あまり神経質にならないことが大切なのだという。

インフルエンザ予防のウガイ薬より、はるかに強力な予防力を持つといわれているのが“紅茶”である。ある大学の研究によると、紅茶に含まれる色素成分テアフラビンは、インフルエンザウィルスに対して、わずか5秒で殺す効果があるのだという。

麺やパン食などが増え、小魚など硬い食べ物をとらなくなった結果、日本人のアゴの筋肉・骨格は1960年と比べると10〜20%弱く、小さくなっているのだという。これが歯並びを悪くして、虫歯の原因にもなるのだという。

「タマゴは完全食品」とは健康の常識とされているが、栄養学的にはかなりウソがあるのだという。確かに、カロリー・脂肪・タンパク質は豊富だし、各種ビタミン、ミネラル類も含まれいるが、3大要素のひとつである糖質が含まれていない。

「外食は栄養が偏りやすい」という健康常識は、メニューの選び方ひとつでウソにも本当にもなる。外食でも野菜・肉・魚などをバランス良くとっていれば問題はなく、家庭の食事であっても冷凍食品ばかりであれば、かなり問題があるのだという。

「タマゴは血管をつまらせる悪玉コレステロールを含むため1日3個以上は控えたほうがいい」という健康常識に真っ向から挑んだのがアメリカ食品衛生局である。1日15個のタマゴを3週間食べ続けさせても血中コレステロール値が変わらないことが証明された。

「牛乳を飲むと骨が丈夫になる」という常識は本当のこと。しかし、40年前に比べ10倍以上に牛乳消費量が増加したにもかかわらず、骨折事故はちっとも減少していないという。これは骨を強くするカルシウム分が、糖分の摂り過ぎによって失われているからだという。

おじさん達ばかりでなく、女性、子供達にも飲まれ始めたドリンク剤だが、成分を分析してみると、総合ビタミン剤に糖分、カフェイン、アルコールと、これといった特徴のないものもあるのだという。気分的に元気にしてくれるという効果もあるのだ。

スタミナがつくというニンニクについて、大量にまとめて食べると健康を害するというデータがあるという。旭川医大の報告では、自家製ニンニク粉末を毎日3回スプーン1杯ずつ飲んでいた男性が、急性胃潰瘍になったとしている。

スポーツ健康常識で、劇的に変化したのが、野球の投手の肩に関するケアの方法である。1970年代まで、肩を冷やすのは良くないといわれ、夏でも長袖のセーターなどを着ていたのに、現在ではアイシング(氷で冷やす)が大リーグから入ってきて常識となった。

納豆は健康食品といわれているが、海外旅行の前には食べないほうが無難なのだという。納豆は腸内で大量のビタミンKを作り出すが、この物質は血液を凝固させる作用があるため、今話題となっている“エコノミー症候群”を引き起こす可能性がある。

今年の4月23日の厚生労働省のまとめによると肺がん患者は1960年代に比べて約3.5倍に増加しているのだという。ところが、肺がんの原因の有力なものとして考えられている喫煙者は約3割減少しているのだという。このデータの解釈が難しいところである。

「コーヒー肺に悪い」と一般にいわれているが、この健康常識に疑いを持ったのがナチス・ドイツのヒトラーである。350人の軍人にコーヒーを一日に10杯以上30日間飲ませて胃の検査を行った。これによると、胃に異常は見られず、ドイツ軍の軍用飲料とされた。

「牛乳は良く噛むようにして飲め」といわれているが、その健康常識はまったくのナンセンスだという。噛むことにより唾が出て消化を助けることが言われているが、牛の成分といえば脂肪やタンパク質がごく微細な球となっているため、消化を助ける必要はない?

1960年代、肥満体は病気にかかりやすいことがアメリカの生命保険会社の調査で証明されていた。ところが、70年代以降、極端な肥満をのぞけば、やや肥満の人のほうがやせすぎの人より健康で長寿というデータも出てきている。

虫歯予防に意外なほど効果があるのは“ウーロン茶”である。サントリー基礎研究所によると、ネズミを使った実験で、ウーロン茶から抽出した“虫歯予防物質”はその発生率を約50%も減少させるのだという。

「眠気防止のコーヒー」とよく言われるが、眠気を防ぐ働きを持つのはその中に含まれる“カフェイン”の働きによる。このカフェインはコーヒーには1.5%含まれているが、紅茶にはなんと5%も含まれている。眠いときには紅茶のほうが効果がある。

虫歯の原因は、歯についた食べかすに虫歯菌が住みつき、酸を出して歯の表面のエナメル質を溶かすからだといわれているが、酸を出すまでには24時間かかるのだという。20〜30分かけて丁寧に磨けば、歯磨きは1日1回でも大丈夫なのだという。

世界的なジョギング・ブームの仕掛け人、アメリカのジェームス・フィックスは、1984年夏、52歳という若さでジョギング中に心臓麻痺で死亡したのである。ジョギングが体に良いという健康常識に一石を投じる事件ではあった。

ジョギングやウォーキングを気温・湿度とも高い日本の夏に行うことは、健康にあまり良い影響を及ぼさない。汗を大量にかいても、適正な塩分や水分を補給しないと、人体のさまざまな調節機能の働きを低下させてしまうため注意が必要である。

小・中・高の運動部では、信じられないことに、未だに「部活中の水分・塩分の補給」に関して、消極的な指導教師がいるのだという。真夏のロスアンゼルス五輪の女子マラソンで脱水症状になった選手がいたことでもわかるように、水分・塩分の補給は絶対不可欠なのである。

無理なダイエットは健康のために百害あって一利なし。医師の指導なしに、勝手にダイエットして、一番怖いのは“体タンパク質分解亢進”で、タンパク質は尿の成分として体外に排出されてしまい、心身ともに悪影響を及ぼす。

アメリカの生理学者ケネス・クーパー博士によると「週5日、1日5km以上のジョギング」は“緩やかな自殺”と過激な評価を下している。確かに、体調・睡眠時間・食事量などを考えずに、ただやみ雲に走ることは健康には良くない。

健康フリークに人気のエアロビクスを「めまいや立ちくらみの原因となる」と警告をしているのが、ニューヨーク医大のマイケル・ウェイントラウブ博士である。床からの衝撃で、内耳にある蝸牛という平衡感覚に関わっている器官の機能劣化が起こることがあるという。

健康という視点でのみ考えるなら、170cmで60kgの人より、80kgの人のほうが平均して長寿で、病気に対する抵抗力も強いのだという。太り気味を気にしてダイエットするより、特に以上がないならそのまま自由にしているのが良いのかもしれない。

どんなスポーツでも、練習時間は短く集中的にすることが重要である。「根性をつける」などという意味での猛練習は、無意味どころかバレーや剣道では肘から下の骨折が起こったり、水泳では肩に激痛が走る“水泳肩”など悪い結果を招きやすい。

生命は海から誕生したのに何故、海の塩がいけないのか

生命は海から誕生したのに何故、海の塩がいけないのでしょうか。確かに生命の誕生は海からでした。しかし、その後地上に上がった動物達は海水を飲んでいません。地上の植物や魚介類、海藻類からミネラルを摂っていました。動物達は海水を飲んではいけないことを本能的に知っていたのでしょう。その後生まれた人間達も海水を調理に使うことはありませんでした。海水を煮詰めたり、干して塩を作る知恵を覚えました。

海の魚はにがりの影響を受けないのでしょうか?海の魚は厚い鱗に覆われていて、海水の強いアルカリでも表面が侵されないように造られています。又、魚は海水をを飲んでいません。口から入れてエラから海水を出しています。魚は塩分とミネラルいっぱいの海にすんでいますからミネラルや塩分を必要としません。魚の刺身には塩分がほとんどないので醤油をかけたり、塩味をつけて食べます。 海にすむ魚はにがりの害を受けないようにはじめからそのように造られたのだと思 います。海の魚の蛋白質はにがりで凝固しない特別の組成だと思います。自然界の生き物はその環境に順応するように造られています。

陸上の動物は全てにがりの凝固作用の影響を受けていきます。 日本の古代大和の貝塚民族で一部海水を利用して調理していたクロボッコルと 呼ばれる集団があったことが歴史の記録に残っているそうです。海水を直接調理に使っていたためにあまりにも濃いにがりのためににがりの極陽性のために身体は引き締まり、背が伸びず、90センチくらいだったと言われています。 海水のにがりを直接摂っていたためミネラル過剰となり、成長が早まり、早熟となり、10歳位で結婚し、20歳くらいの寿命だったという史実が残っているそうです。海水より直接にがりを摂っていたら腎臓は短期間で硬化し腎臓硬化症になってしまいます。腎臓が硬化したら最も寿命が縮まります。毒素排出できなくなるからです。

にがりを病気治しのために処方している医院の先生がおられますが、この件の本も出版されています。にがりそのものでガンやアトピー、難病が短期間で治るそうです。しかし、腎臓も短期間で硬化し、寿命を縮めていきます。にがりは即効性がある劇薬 のような働きがあります。効果あるから使うというのは大間違いです。江戸時代の塩の製塩も海水を煮詰めて作っていました。煮詰めた濃いにがりの濃縮海水(かん水)をカマスに入れてにがり分を落としますがそれでもその自然塩はにがり15%以上の濃い塩になり、腎臓を著しく硬化させていく塩でした。江戸時代の死因の多くが腎硬化症であったと言われています。故に寿命40〜 50くらいの短命でした。身長も5尺(150センチ)台と今の日本人より相当小さく引き締まっていました。

自然塩のにがりは腎臓やあらゆる内臓、骨髄、筋肉、血管、神経、細胞など身体全体を硬化させ、機能低下させていくだけでなく、頭脳まで固くしていくので柔軟な考えのできない、頑固な性格になりやすくなります。 自然塩、玄米、菜食にこだわっている人達に頑固な頭の固い人を見かけませんか?昔のお父さん達は頑固な人が多かったのもうなずけると思います。頭が固くなると柔軟な思考ができにくく、発明、発見の思考力が遅れてしまいます。 西欧諸国が産業革命しているときにまだチョンマゲ時代でした。本来優秀な日本人は与えらた課題に対してはものすごい能力を発揮して新製品を開発していきますが世界的な発明の数からすると西欧にははるかに及びません。ノーベル賞クラスの学者や画期的な発明が生まれにくいのはにがりの凝固作用による頭の固さにある言っても過言ではありません。

最近は精製塩のおかげで少し頭が柔らかくなり新しい画期的な発明も生まれるようになりました。日本人の特質として既にある発明に対して改良、発展させていくきめ細かい技術力においては世界一でしょう。日本の未来の子供達のためにも自然塩を全面廃止しなければなりません。日本人全員が自然塩(原塩)の味噌、醤油を食べているのです。それから80%の塩分を摂っているのです。日本の子供達の柔軟な思考力を守り、たくさんの発明、発見をしてもらわなくてはなりません。未来の子供達の健康と長寿、頭脳を守るのは親の責任です。自然塩のにがりの害の恐ろしさを明確に知って対処していかな いと大変なことになるのです。自然塩の方が美味しいから自分は短命でもいいやとあきらめもできますが、未来の子供達に間違った常識と社会を残してはならないと思います。

手洗い、ウガイ、殺菌、抗菌グッズは本当に必要か!不潔のすすめ!

ここ数年、多くの台所用品、文具などに抗菌グッズが流行っていますが、はたして抗菌グッズは体に良いものでしょうか。 「強力抗菌」「抗菌防臭」。デパートやスーパーの日用品や文具売り場には、「抗菌」シールを張った商品が目に付きます。抗菌商品が増えだしたのはO157感染が問題化した数年前から。今でも抗菌グッズは着実に増え、売れ続けているらしいです。日本人ほどキレイ好きな国民は世界にいないのではないでしょうか。 人間の体には、細胞の約十倍もの細菌が共生し、人類は、細菌と共に生きる道を選んだのです。薬剤や抗生物質を使い過ぎると、バランスが崩れ、かえって感染症にかかりやすくなってしまいます。人のつめの中には1,000万個もの菌がいると言われています。 人の腸の中にはたくさんの菌が住みついています。その種類は100種類。数はなんと100兆個にもなり、大便の大部分はその死骸です。

菌には善玉菌といわれる乳酸菌やビフィズス菌などと、悪玉菌といわれる大腸菌があります。人が健康なら悪玉菌といわれる大腸菌も消化を助けたり、ビタミンを合成したり、良いこともしています。それなのに大腸菌が悪玉菌といわれるのは、肌を荒らしたり、老化を早めたりする有害物質を出したりしているからです。 健康なときは悪玉菌は何も悪いことをしません。善玉菌の乳酸菌などが増殖を抑えてバランスをとってくれる働きをするからです。 腸内細菌は種類や数が多いほど、免疫力が高まって、ガンにもアレルギーにもなりにくくなると言われています。逆に腸内細菌が少なくなると、体の免疫力が低下して、特に口から入ってくる病原菌に対してのバリアの役目が果たせなくなってきます。 肺炎などを起こす菌は鼻から入り込むので、手に触れる部分が抗菌であっても防げません。完璧にキレイにしないと気がすまない『不潔恐怖症』の人が、この5年ほどで1.5倍ほどに増えていると言われています。 不潔恐怖症は一種の「強迫性障害」です。常人では考えられないと思う行為や清潔に対するこだわりを持ち、そのために一日の中でたくさんの時間を費やして清潔を維持している方も多くおられます。

抗菌グッズに使用されている薬剤で体内の細菌に耐菌性ができ、耐性菌の中には、内部に入った化学物質を吐き出す「排出促進」というメカニズムを持つものが多いのですが、こうした菌は抗生物質すら排出してしまいます。耐性菌がまん延すれば、それが病気をもたらしたとき、抗生物質が効かないことが起こり得るのです。 曰本の子供達がとても弱くなっているのは、日本人の超清潔志向で、ウイルスや細菌・寄生虫など微生物を徹底的に排除していることが原因だと思います。 ばい菌といえば、すべてが「悪玉」とこれまでの曰本人は考えてきました。しかし、「バイキン」として総称される細菌・ウイルスなどの微生物の中には人の健康を守る「善玉」のものもたくさん存在することを知って頂きたいのです。バイ菌が今の子供達を強くするのです。菌やウイルスなどと「共生」し、「共に生きる」という考えが子供達の気持ちを精神的にも肉体的にも強く、たくましくすると思います。もう少し清潔に対しても図太く考えないと、このままでは、子供達はますますひ弱になってしまいます。

「腸内細菌は臓器の一つ」とさえ言われているほど人間にとって重要なものです。最近、アメリカでは大腸菌を飲むことが真剣に考えられていると言われています。腸内を無害の大腸菌でいっぱいにしてしまえば悪い細菌が口から入ろうとしても入れる余地をなくしてしまうという考えのようです。 ハエの止まった食品は不潔だとか、ゴキブリが食卓の上を這いまわっていたから食べ物を捨てるとか、米虫の出たお米を捨てるとか、カビの生えた味噌、醤油を捨てるとかしないで下さい。昔、私達の小さい頃はテーブルの下に落ちたご飯一粒でも拾って食べさせられました。床は当然、ばい菌だらけの汚れたところでした。でもそれで下痢をしたとか病気になったとか一度もありませんでした。今の清潔志向の強い子供達にこそご飯一粒の価値を教えるためにも床に落ちたご飯を洗わずに食べさせた方がいいと思います。適当に不潔のほうがいいのですから。

ほとんど赤ちゃんはばい菌だらけの床をはいはいして指をしゃぶっていますが何ともありません。ばい菌と共生しているのです。外で遊んでいろいろな菌に触れさせ、いろいろな菌に触れることは免疫力を高め、感染症への抵抗力を養うことになります。 子供達には外で思う存分に泥んこ遊びをさせ、適当に怪我をさせ、たまに風邪をひかせそれでも病院には連れて行かず自然治癒力で治るのを待てばいいのです。子供達は不潔で当たり前なのです。それが自然です。 インドなどでは全ての料理を手で食べています。手からばい菌を完全に落とすには石鹸をつけ10分以上洗わないと取れないと言われています。インド人はそんなに手洗いを真剣にやっているように思えません。大便や尿も流れてくるばい菌だらけの川で食物や手や体を洗い、洗濯をし、たくましく生活しています。 繁華街のゴミ箱から残飯を拾って食べているホームレスの人々は手洗いどころか汚れた黒い手で雑菌だらけの残飯を食べてたくましく生きています。世界一きれい好きな日本の皆さん、極端な清潔主義を止め、適当に不潔な、昔のように自然な生活を取り戻しましょう。

風邪は毒素排泄のため、薬で止める必要はない

風邪が流行る季節になりました。風邪は体内に溜まった毒素を排泄するための現象です。風邪は外部から風邪の菌やウィルスが入ってきて感染して熱や咳が出てきたものと考えウィルスが悪いと考えている方がほとんどです。風邪の菌、ウィルスは悪いのではなく、むしろ、天使のような存在で熱や咳、鼻水を通して体内の不要な毒素を排泄しようとして必死で働いてくれているのです。血液を酸性に汚す食べ物を多量に摂って、体内に汚れた血液を多量にもっていますよ!と言う警告なのです。

風邪の菌による熱でも、原因不明の熱であろうと、その根本原因は血液の汚れです。血液の汚れる食物を食べることで全身を循環した血液が臓器にどんどん入っていき、古い血液は分解処理され排泄されます。血液が汚れていると分解処理に何倍もの働きをしなければなりません。この臓器のオーバーワークによって臓器が過熱するようになります。 ウィルスによって発熱した場合でも、内臓の汚物処理のためのオーバーワークによる発熱でも、原因は酸性の汚れた血液が身体の中に溜まり過ぎたのが原因です。酸性でも2種類の陰性の酸性と陽性の酸性の汚れがあります。酸性の汚れ、毒素が臓器を全力回転させても処理できないので熱が出るようになるのです。車やモーター、機械でもあまりの負荷をかけるとオーバーヒートするのと同じです。

細菌、ウィルスは血液の汚れ、毒素を食べてくれ、増えていくのですが、ある程度毒素を処理すると菌の役目が終えるのでこれを整理して元の身体に戻すために、これに抵抗する白血球が動員され、この抵抗が発熱という症状として現れるのです。細菌、ウィルスは体内の汚物、毒素を分解処理する清掃局のような役目をもって、身体を守るためにやってくる天使の使命があったのです。 陰性の酸性食品には砂糖、甘い菓子類、ジュース、牛乳、植物油、など陽性の酸性食品には肉類、魚介類、卵、マヨネーズ、チーズ、バターなどがあります。

ではどうして血液が汚れるのでしょうか? 甘い物、砂糖が手に付いたら手がべトべトしますね。水の中に入れたらドロドロとしてきます。肉や魚介類の料理をしたら鍋も茶碗もべっとりとしますね。水の中に肉や油を入れたら汚れを落とすのが大変になりますね。 これと同じで体内の血液の中にこれらの酸性食品が入ったら、べトべト、ギタギタ、ベットリとして血液も血管も内臓も汚れていくのです。これを体内で分解処理するのがいかに大変か想像できると思います。 体内では、お皿や鍋を中性洗剤で洗うような訳にはいきません。この過剰な酸性食品の汚れの処理で臓器に大変な負担がかかるのです。酸性食品を食べてはいけないと言っているのではありません。食べる量が多過ぎるのです。極、少量にするか、1週間に1回にするとか、食べる量を減らしていかねば臓器は疲れ、よく風邪をひくようになり、寿命も縮まっていきます。 甘い物や牛乳、植物油、肉類、魚介類は全く食べない人はたくさんいます。食べなくても栄養的にも体力的にも何の支障もありません。主食とわずかのオカズ、ご飯と味噌汁だけで十分であり、このような粗食こそ最高の血液を汚さない、長寿食なのです。粗食と言うのでなく素食というべきでしょう。素食の少食こそ風邪をひかず、健康で長生きできる秘訣です。

風邪のとき、長ねぎの根の白い部分を5センチほどみじん切りにし、親指の頭半分くらいのひねしょうがを摩り下ろし、みかんの皮、3センチ四方くらいを細かく刻み、味噌小さじ半分、かつお節ひとつまみを用意し、大きめの湯のみ茶碗に入れて、熱湯を注ぎかき混ぜる。熱いうちに飲み、暖かいおかゆを食べてすぐ寝るようにして下さい。軽い風邪なら翌朝までに治り、熱も下がるでしょう。 高熱が出た場合は第一大根湯を飲んで、布団をたくさんかけて全身から汗を出して下熱して下さい。第一大根湯は盃3杯の大根おろし、1割のしょうがおろしに醤油盃1.5杯から2杯加え、熱い番茶を400ccほど注いで作ります。 病院で抗生物質の注射をし、薬をもらい、熱を下げて風邪が治ったと安心しがちですが、根本原因である酸性の毒素が身体から抜けたわけではないので又、風邪をひくようになります。 毎日の食事を改めることが何よりも大切です。



揚げ物、油料理、肉料理について

昔は油を植物から分離させて油だけ絞りだして食べるという食習慣はあまりありませんでした。 昔、油はたいへん貴重なものでした。現在ほど油を豊富に使える状態ではありませんでしたから、貴重な油を少しずつ使っていたので、あまり油の害が出るほどではありませんでした。 最近は油を化学薬品で抽出したり、機械で高圧をかけて大量に絞り出し、ボトルに入れたものがスーパーで大量に販売されています。 人体に必要な油分はもともと、一物全体的で穀物や、植物、動物から摂っていたのです。胡麻や大豆、ひまわりの種とか、こういう種子をそのまま食べて、植物の油を摂るのが昔ながらの摂り方でした。

植物は、本来、大豆、菜種、コーンなどの種子の中に油を分解する脂肪分解酵素をもっています。豆を煮て食べると、脂肪分解酵素も一緒に摂ることになり、油という形で分離して体内に摂り入れることはなくなります。 昔は大豆など穀物のまま食べて油分を摂り、油分のみ摂るという片寄った摂り方というのは、なかったのです。脂肪分解酵素と全く切り離してしまった油単体というものは、身体の中に入っても十分脂肪を分解して、細胞の代謝に上手にこれをとりいれていくような働きが弱くなっているものなのです。これが油という部分食の大きな問題点です。

人工的に抽出した油は、分離されてたいへん不安定であり、酸素に飢えている油で、ものすごく酸化しやすい特徴をもっています。それ故、植物油を私たちが食生活に摂り入れると、身体の中に入った油は、私たちの血液の中の酸素をどんどん奪って、酸素と化合して、過酸化脂質になりやすいのです。非常に不安定な不飽和脂肪酸の油になります。 また植物油を食べると、血液中の酸素を奪われるだけではなく、過酸化脂質になった油は、私たちの身体の中で、陽性の赤血球までも破壊してしまう極陰性の性質のものに変化してしまいます。更に赤血球の中に含まれている血小板などと、酸素が直接結びついて、体内での凝固作用が起こって、末梢血管や心臓あるいは腎臓、脳細胞の末梢血管で、血栓を起しやすくなります。脳血栓や心臓血栓になったら大変なことになってしまいます。 又、この陰性の酸化した油は、陽性の強い皮膚表面や静脈に集まります。静脈の中に過酸脂質が停滞して、末梢血管で凝固作用を起し、その部分の代謝を止めてしまいます。これが、シミなどの原因にもなるのです。 天ぷらや揚げ物、油料理を多く食べる人は、肌が非常にく汚れて、シミなどが多くなっていきます。

食品の陰陽の分類で陰性の性質は細胞を緩め、肥大させ、濃度を薄め、冷やし、溶解し、破壊していく性質があります。砂糖や果物、ジュース類、甘い物、ナッツ類、酢、アルコール、蜂蜜、青汁、牛乳などたくさんあります。 油が変化した過酸化脂質は極陰性の性質を持っています。更に破壊作用の強い極陰性のものに化学薬品、麻薬や農薬などがあります。放射能は陰性の極で瞬時に細胞を破壊してしまうものです。食品の陰陽の性質を理解して食べないと知らないうちに病気になっていきます。

揚げ物、油料理、肉料理をした時のフライパンや鍋、お皿のベトベト、ギタギタは大変厄介ですね。洗剤でよく洗わないとなかなか落ちません。 油のついた鍋の中の水にキレイなお皿や手を入れると同じようにベトベトになります。座礁した船舶から流れ出る油を処理するのがいかに大変か、又、長い期間、魚介類や海藻類に与える影響も多大なものです。 同じように体内に入った油は体内の血液や血管、内臓をベトベトに汚していきます。体内に洗剤を入れて掃除することはできません。油分を分解するまで相当の時間がかかります。長い間、クリーニングしない換気扇のベトベトの状態を誰もが体験していることでしょう。体内があのようになると考えたら油料理は恐ろしくて食べられなくなるくらいです。 このような性質をもった油を料理に使う場合は、できるだけ少なくすることが大切です。

煮物などでも、油がギラギラ浮くほど入れるのではなく、極、少量を点滴するくらいにして下さい。野菜の中には、この油を分解する酵素もあるので点滴くらいの少量でしたら問題はありません。 天ぷらもたまにはいいですが、天ぷらや揚げ物を毎日のように食べる人は要注意です。外食やホカ弁には揚げ物のオカズが多いので注意して下さい。天ぷらソバやうどん、ラーメンも油分が多くなるので気をつけて下さい。 天ぷらや焼肉、ラーメンなどは食べる時は実に美味しいものです。しかし、それを食べることで体内がどのように変化していくのか、よく考えて頻度を少なく、少量にする心がけが必要です。

市販の大豆油や、菜種油は主に除草剤を大量に使用した輸入の穀物から化学的に抽出されたものです。1キロの大豆を絞ってどれだけの純粋な油が取れると思いますか。ほんの僅かです。絞った油は大豆のエキスですからそこには使用された猛毒の除草剤ダイオキシンが濃縮されているのです。植物油は農薬除草剤の毒性が多量に残留したエキスと考えて下さい。 このように、油料理を多く食べる人は油の性質そのものの害に除草剤の害が加わり肝臓が悲鳴を上げるくらいになっていきます。肝臓で全て処理を受け持つにはあまりにも負担が大きいので、その毒素を皮膚表面に出そうとしてシミも多くなり、肌荒れがひどくなっていきます。肌が荒れた女性が多くなっているのも食に対してあまりにも無知だからです。口当たりの良いものを好きなように食べている方があまりにも多いのです。

オカズの食べ過ぎで病気になる

全ての日本人はオカズを食べ過ぎています。そして毎日食べ過ぎているオカズで色々な病気になり、寿命を縮めています。どれくらいオカズを食べ過ぎているのでしょうか。その適量と現在、自分の食べている量との差に驚かれることでしょう。 禅寺で宿泊したことがありますが、その食事は御飯一膳とほとんど具のない汁とタクアン2切れほどの簡素なものでした。禅寺の修業僧は毎日このような簡素な食事を年中食べ続けているのです。それで肌もツルツルで元気で長生きしています。 本来、人間は主食中心のわずかのオカズで生きるようになっています。

ロシア、コーカサス地方の長寿村の人達は365日、毎日、小麦粉と塩を混ぜた固焼きのナンとお茶だけのような粗食を食べ続けているといいます。年一回ほどお祭りの時に肉を食べるくらいという。これで100才、120才まで長生きして畑仕事をしているのです。この時の塩はもちろんニガリの害のない岩塩です。 岩塩はミネラル不足の病気になる塩ですが、腎臓や内臓を硬化させないので長生きはできるのです。もし自然塩だったら絶対にこのように長生きできません。 昔から一汁一菜の精進料理が健康に良いと言われてきました。実際に御飯と味噌汁と漬物の粗食を一年中、何十年続けても健康上何ら問題なく、むしろどんどん健康になっていきます。

では一汁一菜の適量はどのくらいなのでしょうか。毎食白米の御飯2膳、味噌汁一杯、タクアン3切れで、味噌汁の具の量の適量はワカメ3センチ角のもの2枚程度、大根の角切りのもの1センチ角のもの3個、人参1センチ角のもの1個、小松菜の葉2枚程度で十分です。具は考えられないほどの少量です。 こんなに少量のオカズで栄養が十分なのか、心配されると思いますが、何の問題もありません。ウソだとお思いでしたら、1ヶ月ほど試してみて下さい。体調は軽くなり、その変化に驚かれることは間違いありません。 日本人は味噌汁でもたくさんの具を入れます。具だくさんの味噌汁が健康に良いと考えているのです。これでは多過ぎる野菜のアクで寿命を縮める原因になるのです。昔の御坊さん達はどうして具のほとんどない味噌汁を食べていたのか理解できます。多くの体験と直感から理想の具の量を知っていたのでしょう。

現代の多くの日本の方達はオカズを食べることで食の楽しみを満たしています。グルメ時代で世界中のどんな食品でもお金さえ出せばいくらでも入手できます。今日は何を食べようか、どんなオカズにしようかと料理の献立に頭を悩ませておられる主婦の方が多いと思います。テーブル一杯に並べられた料理を見てそれをたくさん食べて味わい満足しているのが現代人です。 それら多過ぎるオカズを食べてそのオカズに残留している毒素とアクで寿命を縮めているのです。 御飯と味噌汁だけで十分な栄養が摂れます。蛋白質の肉も卵も魚介類も特に必要ありません。味噌の大豆に含む蛋白質で十分です。カルシウムも2切れのワカメだけで十分です。オカズ代はとても安くて済みます。大根1本、人参1本で1週間から2週間分の味噌汁が作れます。乾燥ワカメ100gもあれば1ヶ月分もあるでしょう。食費の大部分はお米だけです。これで健康になれるのですからずいぶん安上がりで食事の準備も楽です。余分の時間を自分の目的と夢のために使うことできます。

現代栄養学が健康になれる栄養学だと思いますか。とんでもありません。今の栄養学こそ病気を作っていく元凶になっているのです。現代栄養学が日本に入ってきたのは戦後、西洋からです。西洋人が食べている塩は岩塩です。岩塩の中には、悪口を言われている精製塩の1000分の1以下のミネラルしかなく、ほとんどミネラルはないくらいの欠陥塩です。塩から摂取できない微量ミネラルを補うために多くのビタミン、ミネラルのサプリメントを摂るようになっています。岩塩に不足している微量ミネラル群を多くのオカズや野菜、牛乳肉類、卵などより摂取しようとして成り立った栄養学です。一つ一つの食品の栄養素を分析して、この食品にはこれだけの栄養素があるから毎日食べる必要があると表示しているのです。そして毎日30種類もの食品をバランスよく摂取しなさい。そうすれば健康になれるというものです。 現代西洋栄養学はミネラルのない岩塩を食べる民族が考えた机上の空論なのです。健康になるどころか益々健康を害する栄養学なのです。

それを戦後、日本民族は西洋の体の大きい民族を見て右倣えしただけのものです。 何ら長期の実験、検証もせずに受け入れました。確かに、肉や卵、牛乳を多く摂ると身体だけは大きくなっていきました。しかし、決して健康になるのでなくガンや心臓病、多くの慢性病、成人病が蔓延していきました。 海の塩から最高のバランスの微量ミネラルが摂れる日本人には全く必要のない栄養学でした。ただ今まで使用してきた塩が全てニガリの多過ぎる自然塩だったためニガリの凝固作用の影響で腎臓病、糖尿病、高血圧、肝硬変、心臓病、難聴など多くの病気が増えてきました。最近の自然塩ブームがそれに拍車をかけています。 1食に必要なミネラルは真生塩に含むものに、大根3切れ、人参1切れ、ワカメ2切れ小松菜2枚という極少量でよいのです。季節により摂る野菜は変えて良い訳です。あるときはナスでもエンドウでもカブでもいいのです。その季節にその地方で獲れるもの数種の野菜で十分です。30種類などとんでもありません。オカズの過食が病気の原因になっていることをよくよく理解して下さい。

食事の時に家族を呼ぶ時に『御飯ですよ!』と呼びます。御飯を食べるのが目的なのです。御飯だけでもよいのです。御飯に塩や醤油をかけて食べるだけでもいいのです。親はもっとオカズを食べなさい、オカズを残さないで食べないと栄養がとれないよ!と戒めます。最近の子供は御飯を食べずにオカズのみ食べる子も多くいます。大人もテーブルに並んでいる多くのオカズを次から次へと箸を伸ばして食べます。残してはもったいないからとキレイに食べ尽くそうとさえしています。本当に間違った食習慣です。 しかし、先ほどのような粗食に耐えられるかという問題だけです。そんな貧しい食事をしてまで長生きしたくない、食を楽しんで食べたい!と言われる方が多いと思います。食の楽しみが人生の大きな部分を占めているような人生観では人生は駄目だと思います。食事をする時間がもったいない、食は人生の目的を果たす為のエネルギーを補給する程度のものだという考えが必要です。もちろん、一家団欒という目的もあります。しかし、オカズをたくさん食べる必要はありません。たまには思い切り食を楽しみ腹一杯食べるのもいいでしょう。 100才くらいまでかけた地球的目的を果たすために健康で休まず、生涯現役で働く決心がないと自分の食欲をコントロールできないでしょう。夢や目的が小さ過ぎるから自己コントロールができないのです。

腹が減ったら御飯を腹一杯食べて下さい。3杯でも4杯でもいいです。オカズは少なくして、塩辛い漬物をいつも用意しておいて下さい。タクアン2切れで御飯一膳が食べられるくらいの塩辛さでもいいです。佃煮風の非常に塩辛いオカズを1ヶ月分ほど作り冷蔵庫に保管しておけばオカズを作る心配もいりません。 オカズを少なくするには塩分を十分に濃く味付したものを作るしかありません。御飯と塩さえあればいいのです。味噌、醤油をかけて食べてもよいでしょう。塩分は好きなだけ摂って下さい。昼の外食はせず、塩ムスビや海苔巻のオニギリ2〜3個と漬物2切れ位で十分です。これで食費は4分の1くらいで済み、益々健康になっていきます。身体は軽く、頭の回転は速くなり、仕事の能率は抜群に上がり肌も非常にキレイになっていきます。毒素を溜め込む現代栄養学の食事におさらばしてみて下さい。快適ですよ! この御飯と味噌汁の粗食が究極の長寿食です。オカズの食べ過ぎにはくれぐれもご注意下さい。

オカズは数種類の塩辛いものを一切れづつ食べるくらいが丁度よいのです。オカズは副食といいます。主食にわずか添える程度の量で十分なのです。主食、御飯中心の食事に完全に切り替えて下さい。主食に玄米、発芽玄米等は間違っても食べないで下さい。主食はアクを処理した精白したものでなければ短命の原因になってしまいます。いくら無農薬、無添加でも胚芽入りパンや全粒粉のパンも当然ダメです。 美しく、健康長寿になりたかったら、御飯中心の粗食に直ぐに切り替えて下さい。

食は運命を左右する

江戸時代に有名な観相家、水野南北と言う占い師がいました。彼は手相や人相だけでその人の運勢を占うと間違いが多いことに気づき食事量がその人の運勢に大きな影響を与えることを発見しました。この内容は現代でも人間の生き方や食に対する考えで重要な教訓を与えていますので、あえて本の内容を抜粋して皆様にお伝えしようと思います。現代に当てはまらない点もあると思いますが、飽食日本民族には大切な教訓となりますので参考にして下さい。

水野南北著『相法極意修身録』

食事量の多少によって、人間の貧富や寿命や、未来の運命を予知することができる。次に挙げる項目は、あまりからだを使わない人などにあてはまることがらである。肉体労働に従事する人は、その労働の内容によって食事量の適量があり、また肉体の大小や強弱によっても適量が異なる。 しかし、この原則も、まだ年齢が若く、一家の主でもない者にはあてはまらない。

ところが、若くても一家の主人ならば、その食事量の多少によって、吉凶(運命)が決まる。古人の言に「天に禄無き人は生ぜず地に根無き草は生えず」ということがあるが貧富貴賎を間わず、その身のほどによって天より与えられた一定の食事量がある。 そのことをわきまえず、みだりにむさぼり食う者は、天の規律を破る者である。生命ある者にはすべて天与の食事量が確保されている。生れ落ちるとともに得るものは食で、生命の存在するところかならず食べものがあり、逆に言えば食べもののあるところかならず生命が発生する。 食べものは生命のみなもとであり、生命は食べものに随うものである。そして人間の生涯の吉凶(運命)は、ことごとく食によって決まるといっても過言ではない。恐るべきは食であり、慎しむべきは食である。

食事量が少ない者、つまり食の細い者は、人相学上不吉な相であっても、運勢は吉であり、それなりに恵まれた人生を送り、若死しない。とくに晩年が吉である。 食事がつねに適量を超えている者は、人相学上は吉相であっても、体調を崩しがちである。手がもつれるなど、末梢神経に障害を生じやすく、一生ストレスに悩まされ、晩年の運勢は凶である。 人間の一生にも一定のリズムや節度がある。それを無視して遇食すれぱ、糖尿病、膵炎、心臓病、肝臓病、腎炎、脳血管障害などにかかりやすくなる。したがって、節度を無視するものは、どんなに長寿の相がそなわっていても、実際には短命であったり、痛気の後遺症などで苦しむことになる。 粗食の者は貧相でも幸運をつかむ。 食事が常に適量である者の運勢の吉凶は、人相学の判断どおりである。

三度の食事常に大食暴食する者は、たとえ吉相であっても運勢は一定しない。貧乏人はますます困窮し、財産家でも家を傾ける。暴食する者で、人相も凶であれば、死後入るべき棺すらないほど落ちぶれるものと覚悟すべきである。 「腹八分目医者いらず、」という言葉がある。同じ種類のネズミを二群に分け、A群には普通量の食事を与え、B群には飢餓すれすれの減量食を与えて観察すると、A群は普通の寿命であるのに対して、B群はA群の二倍近くまで長生きをする。しかもこの両群のネズミに癌細胞を移植すると、A群では発病して死亡してしまうのに対し、飢餓すれすれのネズミ群では、体内に癌細胞が全く育たない、と報告されている。 いつも身のほどに不相応の美食をしている者は、たとえ人相は吉であっても運勢は凶である。その美食癖を改めなければ、家を没落させ、出世も成功もおぼつかない。まして、貧乏人の美食家は「働けど働けど我が暮らし楽にならず」で、一生苦労する。
『食は運命を左右する』 たまいらぼ刊 玉井禮一郎訳 の目次の抜粋です。

○運命の吉凶は食で決まる
○粗食の者は貧相でも幸運をつかむ
○粗食でもときに大食すれぼ大凶
○食事時問が不規則な者は吉相でも凶
○食事量が一定していれば心身健全
○美食をつづげると消化器系の病気にたる
○子なき相でも食を慎しめぼ跡つぎを得る
○小食の者には死苦や長病がない
○肉体労働者は大食をしてもよい
○人格は飲食の慎しみによって決まる
○厄年に難を遊ける法
○子供の貧相、悪相は親の責任
○家運が尽きていても減食で再興できる
○築山・泉水のある家は衰運に向う
○神への祈りをかなえる法
○自分の食べる分を施すのが真の陰徳
○人相だげを論じてもあてにならない
○一粒を惜しむ者は一飯を余分に食す
○食物を粗末にする者は成仏しない
○昇る太陽を拝む長寿法
○食欲がなげれぱ食べるな
○一念、一業を貫ぬかない者は世に無益
○一年以上の余命があれぱ延寿できる
【コメント】 年間、何千万人という人が地球上で餓死しています。日本人は年間、何千万トンという食事を残飯として捨てています。こんな贅沢な食事が許されて良いでしょうか。ご飯と味噌汁の素食が最も健康で長生きできることが明確なのに、どうして病気の根源になるオカズの過食を続けるのでしょうか。心の空白を食の楽しみで埋めているだけです。もっと大きな喜びは人類愛です。地球と人類を愛するそのための創造的活動は食の楽しみとは比較になりません。 粗食をすれば、頭もよくなり、肌は美しくなり、病気は治り、健康で長寿になる一石四鳥にも五鳥もなる素晴らしい食事法です。粗食、少食があなたを救い、人類を救うのです。運勢も最高になります。あなたの願う、望む地球的大目的も実現に向かうことでしょう。

健康を最も左右する主食、米の重要性

健康にとって最も基本となるのが血液である。国際自然医学会会長でお茶の水クリニック院長の森下敬一氏は、『浄血健康法』の中で、血が骨髄で造られるという医学常識をくつがえし、赤血球母細胞が腸の壁にだけ在るという実験的事実から、腸における造血説を打ち出し、食物(消化器官)からその栄養が血球に入り、血球が分化し体細胞となることを明らかにし、腸内で腐敗しない食物をとることで健康になると書かれている。 私が健康の基礎となる血液に与える影響度を測定(波動測定による)したところ、主食の米が血液変化に対して60%もの影響を与えるということが明らかになった。

だからといって無農薬の玄米を食べ続けるとフィチン酸の悪作用で寿命が縮まる原因となってしまう。 主食に最適の米は白米が最も適している。8分づきでも、発芽玄米でもフィチン酸の害が残ってしまう。発芽玄米が大ブームになっているが玄米は発芽しても20%ほどのフィチン酸の害がまだ残っている。 病気治しには効果あるが少し短命の原因になることを知って、食べるのはある一定短期間のみにして下さい。

次に人間の健康に重要なのは波動測定では、塩の質です。その割合は30%で、どんな塩を使用するかで血液に大きな影響を与えるといえる。健康の1/3は塩の質で決まるということになる。海の塩、自然塩ではにがりの凝固作用で腎臓など内臓、細胞、身体全体が硬化し、短命の原因となってしまう。 血液の質に対しては30%の影響だが、寿命に与える影響ではあらゆる食品、調味料の中で最大の影響を与えるほど最重要なものである。自然塩は短命の最大原因になることを肝に明記して頂きたい。

次いで、副食が10%くらいの影響を与えます。御飯を軽視し、クッキングブックで多種多用のおかずに目先を奪われて、あれこれ作ってみたり、体に良くない食品添加物の含有された加工食品を買いあさったり、嗜好品を食べすぎたりした結果、ならなくてもいい病気になってしまうケースがあまりにも多い。 健康に10%しか影響のない副食の料理に高いお金と時間をかける必要はない。本当はなくてもいいくらいのものである。副食の食べすぎはかえって体調を悪くし、病気が治りにくくなる。 副食は主食の1/8で十分である。子供たちにもオカズより御飯をしっかり食べることを教えていかなくてはならない。

ここでは現代栄養学の必要栄養素やカロリー計算などほとんど無意味と言える。現代栄養学に従って食事をしていたらかえって病気と短命の原因となってしまう。ご飯と味噌汁とわずかのオカズで十分である。 主食とは主に食べる物という意味である。主にとは50%以上、60〜70%くらいが当然である。 主食に最適なものは米である。麦やパンはあくまで代用である。米と麦では主食の質のレベルが違う。米が格段に良い。地球上には全人類に米を食べさせることができるくらい十分な米が作れるようになっている。たまにパンを食べるのは良いがパンは食べ続けると直ぐ飽きてしまう。麦、トウモロコシなどはあくまで代用食である。米ほどの良い主食は地球上にはない。 ということは米選び、米探しに全力をかけてもいいくらい、米の血液変化に与える影響は多大だということである。

では、良質な米とはどんな米をいうか。完全無農薬、有機栽培でつくられたものをいう。質の高い米を精選し、御飯をおいしく炊くことが食生活の最重要課題なのだが、スーパーに行くと食品があふれ返っている今どきの飽食時代に、そんなことをいっても耳を傾ける人は多くはないだろう。 水は必要不可欠のものだが、健康に対する影響はそれほど大きくない。たとえ水道水でも水が血液変化に与える影響はかなり小さい。0.1%ほどの影響しかない。水が商品化され、ブランド化されている。一般家庭でもほとんどの家で浄水器が使われている。水の質が健康の全てを決めるという説は正しくない。 米の質で健康の60%が決まってしまう。

また、米をつくる人の真心は直接米に対して波動的に大きな影響を与える。一方、食べる前に米をつくってくれた人に感謝することも大切だ。完全無農薬、有機栽培なら、たいへんな手間ヒマがかかる。農薬・化学肥料を使った省力化された農業の産物である米とは天地の差がある。その苦労に感謝しなくてはならない。 米を流通・販売してくれた人に感謝することも忘れてはならない。逆に販売している側の人の心も米の波動に大きな影響を与える。食べる人の健康を念じて販売するかどうかが大切だ。金儲けだけを考えると悪い波動が入ってしまう。 それから、御飯を炊いてくれた人に感謝する。料理する人の真心や念は、米の味や効果に最大の影響を与える。料理は食べる人の健康を思ってつくることがいかに大切かがわかる。ホカ弁と家庭料理の味の差を比べてみればわかることだ。

人間のために生命を犠牲にしてくれた米に感謝し、血となり肉となるように祈っていただく。 手を合わせて感謝するだけでも料理に与える波動の変化で味や吸収がとてもよくなるものである。感謝の念や祈りを強くすることでダイオキシンの猛毒さえ分解してしまうほどの想念の微粒子が出る。感謝の心は素晴らしい排毒法でもある。 このようなプロセスをたどってきた米が入手でき、このようにして御飯を食べれば、まさにガンも難病も治る奇跡の主食としての真価は十分に発揮されることは間違いない。 主食中心の粗食が最も健康を維持する上で大切である。
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