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2015年12月03日

スケジュール帳

12月に入り、専業主婦の私でも予定が毎日のように入ってきた。流石に師走だと感じる。

誰もが使う「忙しい」という言葉。私には抵抗がある。
時間が無くても、「忙しい」という言葉はあまり使いたくない。
学生の頃、倫理の先生が「忙しいという字は心を亡くすとある。私は心を亡くすことは無いから『忙しい』とは言わない。」と説明したことがあった。厳しい先生で私の態度が悪く怒鳴られたこともあったが、この言葉だけは今でも覚えている。10代だったが同感した。
「忙しい」と言っても心を亡くすほどかというと、そうではないからだ。
ずっと人には「お忙しそうですね」と声をかけはしたが、自分の生活を「忙しい」とは極力言わないようにしてきた。
「慌ただしい」は心に荒れると書く。私の心の状態は荒れるというほど大袈裟ではないが、忙しいよりは相応しいかもしれない。

実は今年はスケジュール帳を買わずに過ごした。会社員時代は毎年スケジュール帳に予定を書き込んできたが、退職後はスケジュール帳を持つ必要が無くなった。私に忘れては困る予定はそう無く、必要ならカレンダーに書き込むだけで済んだ。およそ30年ぶりにスケジュール帳に縛られない悠々自適な生活を過ごしてきた。
しかし秋頃から母の通院の介添えが日常化した上に旦那の仕事の手伝いが定期的に入り、慌ただしくなってきた。こんな生活は今年の始めには全く想像できなかった。時間の経過と共に、自分の予期せぬ方向に生活スタイルが変貌していく。

スケジュール帳など持ちたくもないが、来年はスケジュール帳が必要だ。
会社員時代は会社のPC内のスケジュール管理機能で管理をすることになっていた。チーム全員の時間単位での業務スケジュールは共有化されていた。だから会社員時代の私のスケジュール帳は、仕事の出張や大きなイベント時とプライベートな予定の書き込みが中心で、空欄の日も多かったのだ。ほぼ会社中心の生活であった。

しかし来年は会社員時代よりも時間や内容がしっかり書けるタイプが必要だ。プライベートな用事と仕事が混在して入ってくる。今度出かけた時に買ってこよう。来年はどんな年になるのか。未来とは未知であるが故に、不安でもあるが楽しみでもある。
来年も良い年になりますように。少し早いがスケジュール帳に願いをかけたいと思う。
posted by 小町 at 10:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 春夏秋冬
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