トラックと一口に言っても いろいろな種類があります
小型から大型トラックまで大きさや形 積載量など積む荷物によってもいろいろな
種類のトラックがあってそれぞれの作業で使用する用途(現場)によってトラックの
種類も変わります
その他にも使用する用途によってトラックに装備されている作業機械なども違います
そんないろいろな現場で使用されているトラックですが今回はトラックの種類について
紹介したいと思います
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目次
小型トラック
中型トラック
大型トラック
様々な形状 仕様のトラック
トレーラー
最後に
小型トラック小型トラックとは一般的に積載量が2t以下のトラックを小型トラックと呼んでいます
小型トラックは大型 中型トラックよりもコンパクトな車体で
主に近距離の配送によく使われます
小型トラックは車体が小さく小回りがきく事から狭い道路に面した住宅街でもスムーズに
走行でき 個人宅配などにも適しているので宅配便や引っ越し業だけでなく 建築現場
への資材搬入など幅広い用途で使用されています
小型トラックの荷台の形状では平ボディやバンボディ 保冷車が多くなります
中型トラック一般的に積載量が4tクラスのトラックを中型トラックと呼んでいます
現在日本国内で一番活用されているトラックは中型トラックです
大型トラックは一度で運べる輸送量が多い事から 主に長距離輸送で使われています
小型トラックは小回りのよさと駐車をしやすい事から市街地などの配送・宅配でその能力を
発揮し使われています
中型トラックは大型トラックと小型トラックのメリットを持った中間サイズ
のトラックとして利用されています
小型トラックよりも多くの物を運ぶことが出来て 大型トラックよりも小回りが
きくことから多くの業種で活躍しています
中型トラックは主にスーパーやコンビニなどへの配送で活躍する事が多い様です
中型トラックの形状には平ボディや バンボディ 保冷車 ウイング車
などがあります
大型トラック一般的に積載量が10トンクラスのトラックを大型トラックと呼んでいます
トラックの荷台の形や装備 種類や用途によって積載量が大きく違ってきます
トラックの中で一番大きな サイズとなるのが大型トラックです
大型トラックは通称10tトラックと呼ばれていますが しかしよく勘違いされる事がありますが
積載量が10tではありません
車両総重量11トン以上 最大積載量が6.5t以上のものを大型といいトラックの中で一番
大きなタイプ サイズとなるのが大型トラックと道路交通法で定義されています
そして 通称10tトラックと呼ばれています
大型製品を取り扱う場合や一度に多くの荷物を運びたい場合に使われています
小型 中型トラックと比べると荷台寸法は広く大きくなり 積載量が多くなります
大型トラックの荷台の形状には中型トラックと同じように 平ボディやバンボディ ウイング車
などがあります
様々な形状 仕様のトラック■平ボディ
屋根がなく荷台がフラット型の汎用的なトラックです
平ボディは構造がシンプルで幅広い業種で数多く利用されています
荷台の周りをあおりと呼ばれる板で囲まれていて後方 左右がフラットに開くのが特徴です
あおり部分にはアルミ製や鉄製 木材の素材が使用されていて 荷台がフラットに開くので
高さのある物や変わった形の荷物などの積み下ろしが容易にできますが荷台部分には屋根や
囲いが無く雨風にさらされる為 積載物によってはシートを被せる必要があります
また荷物によっては荷台から積み荷が落下する恐れもあるのでしっかりと固縛をしておく
必要もあります
■バンボディ
荷台がアルミ製の箱型トラックです 平ボディと比べると屋根があるので雨風から荷物を
守り保護する事が出来ます
現在では最も一般的なトラックです
ただしボディの重量によって積載量は減少します
荷台全体を箱で覆っているので平ボディでの運搬に比べ積み荷の落下や雨風の影響での
破損などの心配がないのが利点ですが荷台に乗せられる荷物は箱に収まるサイズになります
■ウイングボディ
荷物の積み下ろしがしやすいようにバンボディの両側が開くトラックです
開いたときに鳥の翼を広げたような形になるのでこう呼ばれています
左右の扉が解放されるのでフォークリフトを使った荷物の積み下ろし作業など
を効率良く行う事ができまた荷台部分はアルミの箱に覆われているので運ぶ際には
荷崩れにも強く雨風など外部からの汚れや損傷から荷物を守る事にも優れています
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■幌車
荷台を幌で覆ったトラックです
荷台に幌骨と呼ばれる金属製の骨組みにポリエステル等でできた幌で覆ったタイプ
のトラックです
普通のトラックよりも軽量化できるので荷物をたくさん積める事と平ボディより雨に強く
かつ安く作れる点がメリットです
荷物を雨風から防いでくれますが 骨組み強度が高くない為バンボディほどの耐久性はありません
★イククル(18禁)★■保冷車
外気の影響を受けにくい様に荷台に断熱加工がされているトラックです
荷物を低温で運ぶ事ができます
野菜や果物 植物などの輸送に利用されます
荷室内の温度変化を小さくするため 箱型荷台の周囲に断熱材を敷き詰めたトラックですが
ボディ(荷台)部分に冷却機能が付いていない為 ボディ部分の断熱構造で一定時間積み荷の
温度が保てるようになっています
温度を下げる機能は装備していないので必要な時は氷やドライアイスを使用して室内を
冷やしながら使うこともあります
積み荷の条件として温度管理があまり厳しくない物になりますが 生鮮食品や
給食・お弁当などの食品で 配送距離や時間が短い場合などの配送に多く使われています
また荷室が密閉された構造なので温度変化やほこり等の進入を防ぐことができるので 精密機械
医薬品などの運搬にも使われています
U-NEXT■冷凍冷蔵車
冷凍冷蔵車とは荷室に冷凍機がついているトラックのことで外気よりも低い一定の温度
を保つことが出来るため 荷物を冷凍したままで運送出来る特殊車両です
トラック自体で適切な温度に調整する事が出来るので 温度調整が必要な食品
輸送に適しています
専用の小排気量エンジンで−30℃程度まで冷やせるので 冷凍食品やアイスクリームなどの
輸送に使われます
ちなみに冷蔵車は生鮮食品や精密機械などの輸送に向いています
■ダンプ車
ダンプは荷台を傾けることによって積み荷を下すためのトラックで最も一般的な
トラックの代表です
荷台の前の部分が持ち上がり土や砂利などを簡単にすべり降ろせるようになり
積み荷を一度に下ろすことができます
砂利や産業廃棄物など壊れても構わない物を運ぶ場合に便利です
普通のダンプは主に建設業での土砂の上げ下げや砂利 砕石 採石業の運搬などで使われ
寒い地方では雪の運搬 荷下ろしにも利用されます
また鉱山や大規模工事現場などで使用される重ダンプトラックもありますが私たちが普段
目にするものはすべて普通ダンプとなります
■タンクローリー
石油などの液体を運ぶトラックです 液体を積むと不安定になるので重心を低く
する為に荷台の形が楕円形をしています
液体や気体をトラックで運ぶのはとても困難である為専用車としてタンクローリーが
生まれました
タンクローリーは大型車両に分類される車で大容量の液体を安全に運ぶ事ができます
普通のトラックでは運ぶ事が困難なガソリンや灯油等の石油類 科学薬品 食品 水などの
荷物を運搬する事が可能です
液体を運ぶ専用のトラックでトラックに荷台部分に大きなタンクがあります
タンクはいくつかの部屋に分かれていて 様々な種類の液体が混ざる事なく運搬できます
運搬する物は水やセンメント ガソリンといった液体物や高圧な気体等です
■危険物タンクローリー
●積載物 石油類 酸化性固体 劇薬類等
危険物取り扱者が乗務すると共に危険物取扱免状を携帯する必要があります
●酸化性固体
硝酸や過酸化水素水などの毒物を運搬する場合は毒物劇薬取り扱い責任者の資格が必要です
●非危険物タンクローリー
セメント 食品 飲料
非危険物タンクローリーにかぎった必要資格や運転免許条件は特になし
●高圧ガスローリー
運転して業務をするには高圧ガス移動者管理講習を終了し取得する必要があります
また高圧ガス移動者管理者の資格者が同乗する必要があり
高圧ガス移動監視者講習修了証を携帯する必要あります
オリジナルコンテンツ数No1!【ABEMAプレミアム】●液糟タンクローリー
液槽を運ぶトラックで液体を運ぶために大きなタンクを持った自動車です
ステンレスのボディは鏡のようにピカピカに磨かれています
外観だけでなくキャビンの清掃やタンク内の衛生管理も徹底されています
道路運送車両法によれば タンクローリーは8ナンバーとなる特殊用途自動車の一種で
液体の物品を専用に輸送する自動車です
積み荷はガソリンや灯油などの石油類や 化学薬品 食品 水など
いろいろな液体を運んでいます
A8.net■バルク車(粉粒体運搬車)
バルグ車とは小麦粉や肥料 砂糖などの粒体物を運搬する目的で使用される車両で
正式名称は粉粒体運搬車です
粉粒体を降ろす時は空気の圧力を使ってホースから出します
セメントや薬品などをはじめとした粉流体を輸送する際などに使用されます
ホッパー車やバルグローリーともいわれ タンクローリーに近い形状を持つタイプ
もあるほか 輸送する粉粒体の性質や運搬方法に応じていくつかのバリエーションがあります
●空気圧送式(エアレーションブロー式)
バラセメント 炭酸カルシウム 石灰等の鉱産物からポリ塩化ビニル ポリプロピレン
ポリエチレン ポリカーボネード 等の樹脂ペレットまであらゆる粉粒体を運搬します
タンク上部に設けられたマンホール兼 投入口より積み込まれた粉粒体は 荷下ろしの際は
工場設備 または車両搭載のエアコンプレッサーまたはブロワー等により供給される圧縮空気
と混合され流動化することにより 長距離 高所まで搬送することができる
バラセメントの場合はタンク上部のマンホールより粉粒体を積み込み マンホールを閉めて
エアーを送ることで加圧し タンク内側のキャンバスの下側よりエアーがタンク内に入る事
により粉粒体と混合し流動化状態になると共にタンク内の圧力もあがるので 排出バルブを
開けると粉粒体をエアーと共に排出(圧送)する事が出来る
●エアスライド式
粉粒体の特性で 自然排出は非常に効率が悪いです
それを解決したのがエアスライド式です
エアスライド式のタンクは真横からみると底にゆるいV傾斜の付いた傾斜胴構造をしており
タンク底に貼り付けられた布から空気を噴き出してタンク内の粉粒体を流動化させるのです
その仕組みによって粉粒体を排出します
●ダンプ併用式
ダンプと同様に 油圧でタンクを傾斜させて粉粒体の自重で排出を行うバルク車です
コンプレッサーによってタンクの後方に流れた粉粒体はタンクに繋がれたホースで
サイロなどに排出されます
タンク内壁にどうしても少量の粉粒体が貼りつき残ってしまい 傾斜した
タンクをゴムハンマーなどで叩き人の手で排出を手伝ったりします
■飼料運搬車
家畜の飼料を専門に輸送するトラックで バルクトラックともいわれています
一台で何種類物もの飼料を格納する事ができます
餌の種類は草やドッグフード系の飼料 木の実のミックスなどいろいろな種類の物に対応
しているほか一台で何種類もの飼料を格納できるようになっています
飼料運搬車は基本的にはいろいろな種類のトラックやトレーラーに架装することが
できますが飼料という積み荷の特性上 大型トラックや 大型トレーラーなどが利用される
ことが多いようです
トラックに架装する場合は10t以上の大型にも対応している他トレーラーも
セミトレーラーとフルトレーラーのいずれにも架装する事が可能です
■水素運搬車
水素を圧縮して運搬するトラックです 水素は地球上でもっとも軽い気体なので
大きなタンクに満タン積んでも200s程度の重さです
液化水素は ロケット燃料のように液化水素自体が必要な場合や大量の水素を輸送する
場合に使われます
輸送の際には 液化水素タンクを備えた専用のタンクローリー車や液化水素タンクを備えた
トレーラー用コンテナで運びます
水素とは・・・
水素は高圧ガス(引火性高圧ガス)に指定される危険物です
空気中に含まれる気体です
合宿免許受付センター■ミキサー車
生コンクリートを運ぶ車です 荷台を回転させて生コンクリートを固まらない
ようにする事ができます 一回当たりの運行距離が短いのが特徴です
荷台のドラム(ミキサー部分)をグルグル回しながら走っている車がミキサー車です
より専門的な呼び方としては アジデータトラックともよばれますが 一般的には
生コン車等と呼ばれています
生コンとは工場で製造された生の固まっていないコンクリートのことで ミキサー車はこの
生コンを工場現場へ運ぶ役割を担っています
■塵芥車(パッカー車)
ゴミを収集する車です たくさん積めるように圧力を掛け潰しながら
ゴミを積んでいきます
一般的に町中を走行しているゴミ収集車のことをいいます
車体後部に自動的に荷箱にゴミを押し込みながら圧縮していく装置を装備しています
積み込み方法は回転板と押し込み板を回転させてゴミを荷箱に押し込んでいく回転板式
圧縮板によってゴミを圧縮させながら細かくし積み込むプレス式があります
■馬運車
馬を運ぶ車です 馬の乗り心地を考えてエアサスペンション
(空気バネ)や荷台にもエアコンが搭載されています
競走馬を競馬場や牧場に輸送する為の車両です 内部にはサスペンションや空調が
完備されている他 運転席からはモニターで競走馬の様子を監視できる様になっている
輸送中の急ブレーキ 急 ハンドル 急発進によって競走馬に負担がかかる事のないよう
安全運転が徹底されています
■ダブルキャブ
人の乗るスペースを増やしたトラックです 運転席の後ろにももう一列座席があるので
配送現場により多くの人を運べます
座席シートが2列になっているトラックになります 2列あるので乗車定員は5〜6人乗車です
2ドアの標準仕様をシングルキャブといい乗車定員は2〜3人です
シートが2列になるのでキャビンの部分が長くなってしまい荷台が短くなるので
積載量が少なくなってしまいます
■鉄道コンテナ
鉄道輸送に使われるコンテナ(荷物の入った大きな箱)を運ぶためのトラックです
鉄道コンテナ輸送は コンテナに積んだ荷物をトラックと協力しながら輸送経路の
最も長い幹線区間を鉄道で大量に運びます
鉄道コンテナ輸送は強力な機関車でたくさんのコンテナを積載した貨車をけん引
することで 一度に大量に荷物の輸送が可能です
■散水車
散水車とは水を溜めるタンクと水を撒く為のポンプがある車両で道路の清掃などの目的
で道路に水をまく為のトラックです
道路関連(一般道路や高速道路など)では 路面の清掃 トンネル壁面に散水しての洗浄
凍結防止剤の散布 舗装工事の際のアスファルト冷却などが可能です
路面清掃では前方で散水してゴミやほこりが舞い上がるのを防ぎ 後方にとりつけた
ブラシで路面を清掃していきます
■ダンプローダー
ショベルカーやブルドーザーなどの重機を運ぶ為のトラックです
重機が乗り降りできるように 傾斜をつけることが出来ます
たとえば作業現場で使う小型重機を運搬する際に荷台に傾斜をつけてクレーン車などを
使わなくてもそのまま小型機を荷台に積むことができます
小型機は公道を走行させることが難しい為作業現場までローダーダンプで運搬します
■ウォークスルー
主に宅配便に使われています 運転席から荷台まで通り抜けられるので
ウォークスルーと呼ばれています
ウォークスルー車とは 運転席と荷台が一体となった構造のトラックで 運転席から荷室へ
直接移動できるので こう呼ばれていますが 商品名はクイックデリバリーといいます
助手席が無く左側から歩道へ直接でられるので 頻繁に繰り返される乗り降りの時間を節約
出来ることから宅配業務でよく使用されています
■現金輸送車
主に現金を運ぶ車です
荷台は金庫になっていて 簡単には開けられない扉がついています
様々な防犯機能がついています
現金輸送車は主に現金を輸送する為に使われる自動車で装甲車の一種です
現金輸送という業務を主とする車両であるため防犯用にキャビンとは隔壁でわけられた金庫室や
電子錠を備えているものが多く 普通の車両よりも丈夫に作られているのが特徴です
特殊用途自動車(いわゆる8 ナンバー車)の一つです
■霊柩車
棺を運ぶ車です バン型 宮型 洋型 バス型があります
ハイヤーと間違われがちですが旅客自動車ではなく貨物自動車扱いです
霊柩車はご遺体が入った棺を火葬場に搬送する事に用途が限定されているため
荷室部分は棺専用のスペースとなっています また棺はかなり大きく重たい為
荷室部分はスムーズに出し入れが出来るようにローラーやレールが設置されていたり
走行中に棺が動かないよう固定が出来るように作られたりしています
■リンボーバン
荷台の高さを調節できるバン型のトラックです
車高を高くしたり低くしたり車高調整が可能なリンボーバン 高さ制限のあるガードレール下
地下駐車場にもリンボーバンであれば容易に入車する事ができます
車高を調整すれば背の高い大型家具 生活用具などの積み下ろしが直立作業で行えます
■超重量車
橋桁などの重量物を運ぶトラックです
重量物を支えるためにタイヤがたくさんついています
超寸法車両 超重量車両とは国土交通省の特殊車両通行免許可限度要領で定められた
寸法や重量の範囲を超えた車両の事をいう
これらの車両が通行審査を行う場合は 個別審査が必須とされるほか 理由書 及び運行計画書
などの提出も必要となる
■トレーラー
荷台が大きいトレーラーは単体のトラックでは運べない大きな荷物やよりたくさんの荷物を一度に
運ぶことが出来る車です
一般的には全体でトレーラーと呼ばれていますが 正確には後ろの荷物を積む部分を
トレーラー(被牽引車)といいます またトレーラーを引っ張る車の事をトラクタ(牽引車)
といい ヘッドとも呼ばれています
トラクタ一台で複数のトレーラーや異なる形状のトレーラーとセットが可能なため
輸送効率を高めることが可能です
トレーラーにはセミトレーラーやフルトレーラーなどいくつかの種類があります
通常トレーラーはエンジンを搭載していない牽引される装置を持つ車両で 牽引する為の
装置をもつ自動車はトラクターと呼ばれます
トレーラーはトラクターを接続する事により初めて走行することが可能になります
■セミトレーラー
もっとも一般的なのがセミトレーラーです けん引部分と合わせた全体の長さは一般的には
16.5m以下です
セミトレーラーとは牽引車であるトラクターと連結することで 多くの荷物を運搬出来る
被牽引車両です 被牽引車両として日本で最も普及していると言われています
トラクター側の後方にあるカプラという連結部分とトレーラー側の前方にあるキンピングという
連結部分を連結させて動かします
これはエンジンがなく自走できないということのほかに 車軸が後部のみで前輪者がない
構造であるということも理由です
セミトレーラーは連結部分にトレーラーの車両総重量の10%以上の負荷がかかっているため
トラクターの後輪駆動輪に対して強力な制動力を発揮するというメリットがあります
■フルトレーラ
より多くの荷物を積むために単車とトレーラーを連結した車両です フルトレーラーは普通の
トラックとしても使う事ができます
けん引部分と合わせた 全長の長さが一般的には18m以下です
フルトレーラーはトラクタートレーラーを分離出来る為 トラクター自体をトラックとして単独で
使用する事ができます
■特殊トレーラー
トレーラーにも運ぶものによって様々な種類があります
●車両運搬車(キャリアカー)
自動車を運ぶトレーラーです
●タンクトレーラー
石油などの液体を運ぶトレーラです
●パルクトレーラー
粉粒体を運ぶトレーラーです
●コンテナトレーラー
主に海上コンテナを運ぶトレーラーです
●スタンショントレーラー
木材や鉄鋼などを運ぶためのトレーラーです
輸送中に荷物が崩れるのを防ぐためにスタンションを立てます
●重トレーラー
トレーラーの中でも通常よりかなり重い荷物を運ぶ時に用いるトレーラーです
目的に合わせて軸のタイヤの数が異なるトレーラーがあります
●構内用フルトレーラー
工場などの構内で主に用いられるトレーラでハンドルを切るとトレーラーの
タイヤも曲がります
●重機運搬トレーラー
ショベルカーやブルドーザーなどの重機を運搬するときに用いるトレーラーです
●ポールトレーラー
長尺物を運ぶトレーラーです
荷物によってポールを伸縮させます
●荷台伸縮式トレーラー
最大先裁量60tで荷台を3.5m伸ばす事ができます
海外輸送をする大型機械を港まで陸送します
■高所作業車
高所作業車(リフト車)とは高所作業時に上昇 下降を行える昇降装置を備えた
特殊車両の事をいいます
また作業員が乗れる作業床を完備し自走することも可能です
高所作業車に用途は電信柱などの電機設備(メンテナンス)高い場所の空調の
取り付け工事 一般道路 高速道路の標識の設置 補修など幅広い作業現場で使用されています
作業員を乗せる作業ボックスとボックスを高所に移動させるアームを架装したトラックです
カゴ車とも呼ばれ電柱や電線の修理などに利用されます
■ミキサー車
ミキサー車は荷台部分にミキシングドラムを装備したトラックです
この用途は生コンクリートを製造している工場から工事現場まで輸送
するために使用されています
さらにドラム部分の内部は常に回転を続けていて 骨材や水の分離を防いで
生コンクリートを均一に保ちます
ちなみに一般的にはミキサー車と呼ばれることが多くなっていますが
建設業界や官公庁ではアジテータと呼ばれているのです
■クレーン車
荷台部分がクレーンになっている車両がトラッククレーンです
用途はクレーンで荷台に荷物を積み込むことや荷物を吊り上げ
荷下ろしなどの作業に使用します
車体の下部にはアウトリガーや旋回サークルを装備し車体の上部には
クレーン操作をするための操縦室がそれぞれ設置されています
このようにトラックレーンは操作性 機動性に優れているので
幅広い作業現場で重宝されています
■ラフタークレーン車
ラフタークレーン(ラフテレーンクレーン)とは建設現場などで幅広く使用されて
いますがトラッククレーンなどと比較して 小回りが利くため狭所作業などにも
対応しています
さらに走行 吊り上げ 旋回 などの動作を一つのエンジンで行っているので
クレーンの操作時に運転席を移動する手間がありません
このため作業効率の向上にも貢献しています
また四輪駆動 四輪操舵を採用しているため 悪路などの走行も可能です
■セルフローダーセルフクレーン
荷台部分にあおりがついていない形状のセルフローダ
このセルフローダは車検の無いトラックや自走出来ない建設機械を輸送する目的
で使用されている車載運搬車の事を指します
キャビンと荷台の間にはハイジャッキ(油圧昇降式のシリンダ)を採用し車両前側を
上昇させることにより車両後部を傾けて地面に近づけることが可能です
これにより後方部分からトラックや重機を積み込むことができます
ちなみにセルフローダはクレーンなどを架装したタイプも存在します
■セーフティローダ ヒップリフター
セルフフローダに名前が似ているセーフティローダ
このセーフティローダの用途もトラックや建設機械を運搬する事を目的としているのです
さらに形状もセルフローダに類似していますがセーフティには車体を持ち上げる事が可能な
ハイジャッキを搭載していません
また荷台部分の操作は車体の前方側に付属されているレバーやスイッチなどで作動
させる事ができます
ならびにセーフティローダーは荷台にあおりが付いている為荷台枠の高さを確保しています
最後に様々な場面で活躍するトラックですが
業種や用途によって使用するトラックには様々な種類や形状があり
それぞれ使用するトラックは違います