2017年12月01日
プレッシャー
サッカー王国と言えば、ドイツやブラジルが出てくる。国内での人気は、やはり他の競技より頭ひとつ出ているのだそだ。
そんなドイツでは、高校生まで"全国大会"が無いのだそうだ。U-17、U-19で全国一を決める大会があるのだとか。ほぼ、他のサッカ強豪国も、こんな感じで、育成世代には全国大会がないのだとか。戦後の日本では、"経済的な問題"で行われていなかったのかな?
じゃ、何故?
「勝つか、負けるか」という"プレッシャー"は、大人でも.、結構厳しいよネ。まして、子どもたちには・・・。また、子ども時代に身につけておくべき、「技術」よりも勝ちにいく術のみを教えていては、「将来」が・・・。案の定、2000年のヨーロッパ選手権、グループリーグ敗退したのだとか。
これを契機に、大改革が始まり、「勝利至上主義」を見直し、年代別トレーニングプログラム、環境整備、公式戦の日程からしくみ、子どもの太町管理を、各クラブで無理なく取り組めるプログラムをつくり、協会が中心に推進したんだって。
この時期の子どもたちが、2014年のW杯優勝メンバーだっていうから、"すごいね"。
「勝ち」にこだわるのは、ある程度年齢を重ねたところから、やるべきなのかもしれない。日本の野球なら、「高校生」辺りかな。
それまでは、身につけるべき「技術」習得中心でもいいと思うが。
指導者も「保護者」も、厳しく「指導」することが、上達の近道と考えているのだろうか?
我が子が、試合で活躍すれば、うれしい。しかし、エラーしようものなら、また、それが、負けに繋がった日には・・・。
怒号が・・・、そんな「野球」もうやめよう
育成期の子どもたちは、エラーをし、チャンスに打てないのは、当たり前なんだと。
だから、「練習」しているんだ。
子どもたちのエラーに、ミスに腹が立つなら、"自分の指導"が、足りないと思うべきでしょ。(これも、指導者へのプレッシャーだね。)
子どもたちも、大人(指導者、保護者)ともに、育成期は「プレッシャー」を避け、身につけるべき「技術習得」に専念するのも、いいのではないだろうか。
子どもたちに、プレッシャーかけますか?
(参考文献)
中野吉之伴:ドイツの子どもは審判なしでサッカーをする、ナツメ社、2017
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